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信州の母さんつぶやく

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信州の母さんです。千曲川のほとりで、介護を終え、子育て、執筆しながら、日々の思いをつぶやきます。
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#ママ

信州の母さんです。
アナタ自身が登るしかないとわかっていても、
どうか、つまずかないよう
力を貸してください・・・。
小さな小さな道端の草花にさえ、
母さんは、祈ってしまう朝です。

信州の母さんです。
千曲川のゆっくりとした流れをバックに
杏の花が誇らしく咲き始めました。
数々の苦難を乗り越えて、自分で見つけた春、
母さんは、アナタが誇らしい。
合格、おめでとう!

信州の母さんです。
があぁぁぁぁぁお!!
母さんも、吠えたくなることがあるのです。
声を出せば、心が晴れる。
あれあれ、家族は逃げて行きますが。

信州の母さんです。
ふわっふわの花びら、
ぷくっぷくの蕾。
人もこうでなくちゃねっ。
このごろ、ぎすっぎすの母さんです。

信州の母さんです。
真田の魅力に誘われて、
ふと、松代の神社に足を運びました。
春一番に咲く黄色い花にはっとしました。
思わぬ出会いに感謝です。

信州の母さんです。
神社の軒下の獅子が、母さんの心を動かします。
架空だからこそ、より大胆に、作者の魂がこもるのです。
時には牙を剥き出して、
大切な人を守る勇気があったらな。

信州の母さんです。
道端でささやかに咲く小花に、心惹かれ足を止めました。
いくら願っても、かなわないこともある。
母さんは、その切なさを、花の力を借りて
心の奥に、そっとしまい込みました。
ちょっぴり、悲しい春もあるのです。

信州の母さんです。
子どもの頃、紙をこっそりあげて、おばあちゃんに叱られたっけ。
人は、文明に翻弄されて、
大事な生活のパートナーのことをいつの間にか
忘れ去ってしまったのです。
春よ来い! メェェェェ!

信州の母さんです。
社会の環境や、いろんな人の成功や失敗に翻弄されても、
アナタ自身の道は、ひとつ。
母さんは、なにも望みません。
だだ、アナタが存在してくれるだけで幸せです。
卒業、おめでとう。

信州の母さんです。
雨の雫だけで、植物は輝いて見えます。
どんなに飾っても、
自然に勝るものはないのです。
それに気づいたとき、本当に大切なものが見えてくるのです。
葉っぱのように生きようっと!

信州の母さんです。
薄暗い朝、雨の音で目を覚ますと、
冷たい雨の雫が、杏のつぼみを優しく包んでいました。
母さんは、つぼみが好きです。
ちょっと先の未来に、ステキな時が約束されているから。
人生も、いつもそうあれたらいいな。

信州の母さんです。
人はなぜ、走るのだろうか・・・。
母さんは、思わず「がんばれー!」って、叫びました。
思いがけず「ありがとう!」って返ってきました。
ほんとうは、みんな、誰かに応援されたいのかもしれないな。
みんな、みんな、みんな、がんばれー!

信州の母さんです。
なぜかな、教室の椅子がこんなにも愛おしい。
あの頃は、ただの椅子だったのに、
今は、椅子の向こうに、好きだった子の横顔や
桜の咲く校庭や、黒板消しやチョークが見えるのです。
年取ったなぁ、母さんは・・・

信州の母さんです。
どんなに悲しい夜にも、必ず朝はくる。
どんなに荒れた大地にも、必ず新しい命が芽生える。
人々の営みは、私たちの心から消し去ることはできない。
東北の地に眠るひとりひとりの命へ
合掌