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【本要約】武器としての決断思考

2021/2/2@高円寺

教養

大学で学ぶパンキョーこと、一般教養は、英語で、リベラルアーツという。
リベラル…自由
アーツ…技術

リベラルアーツとは、人間を自由にするための学問である。

変化の激しい今の時代、これまでの価値観や方法、人生のレールというのは、意味をなさなくなっている。

教養が必要である。自由になるために。自分の力で幸せになるために。教養とは、普通の生活に役立つ実学である。

学問

自分にとって必要な学問は何かと考え、探し、選び取らなければならない。

その中でも、優先的に身に付けるべきことは、意思決定の方法である。今後ありとあらゆるジャンルにおいて、自分で考え、自分で決めていかなければならないことが増えていく。

将来が、誰にも予測できない時代になった。

だからこそ、意思決定の方法が、必要である。意思決定は、好き嫌いや、得手不得手といった主観ではなく、問題を両方の視点から客観的に考えてみることである。

知識ではなく、考え方を学ぶことである。

知識を元に、判断して、行動につなげることで、はじめて価値を持つ。

簿記の資格を取得するだけでなく、ビジネスの判断に役立つ会計知識を提供できて、はじめて人材としての価値が出てくる。そして、その提案からもう一歩進んで、具体的な行動に移すまでいかなければならない。

知識、判断、行動の全てをセットでこなすことで、交換不可能な人材になる。

産業のスピードの変化が、かつてない速度であるから、エキスパートの価値は暴落する。エキスパートではなく、プロフェッショナルを目指す。

・専門的な知識・経験に加えて、横断的な知識・経験を持っている。
・知識・経験をもとに、相手のニーズに合ったものを提供できる。

歯医者で言えば、虫歯を治すのがエキスパートで、虫歯にならないように、予防から治療、生活習慣の改善の提案ができるのが、プロフェッショナルである。
<顧客の欲求>
・「高性能のドリル」ではなく、「穴」
・「本」ではなく、「知的好奇心を満たすこと」

知識ではなく、考え方を学ぶことである。答えではなく、答えを出す方法を学ぶ。ビジネスでも、人生にも、正解なんてものはない。自分で一つずつ答えを出していく。

変化の時代

人は従うべき何かを求めてしまう。成功者のいう通りにやればうまくいくと思ってしまう。

<仏教>

自燈明
自ら灯を燈せ…誰かが燈してくれる明かりを頼りに暗闇の中を歩むのではく、自らが明かりとなれ。
道で仏陀に出会ったら、仏陀を殺せ。
何でも知っているという仏陀に出会ったら、それは本物ではなく、誰かに帰依したいという自分の心の弱さが作った幻影なので、その気持ちを消さなければならない。

いきなりレールがなくなったり、今までのやり方が通用しなくなったりしても、うまく意思決定ができれば、個人の力で対応することができる。

これからの時代における最大のリスクは、変化に対応できないことである。変化に対応する力や決断力を身に付けることで、「何が起きても自分の人生は大丈夫だ」と思えるようになる。

ディベート思考

基本的に正しいことは、わからないから、議論を通して、今の最善策を導き出す。

現代の科学でも、正解ではなく、現状の最善策である。
定説ではなく、あくまで仮説なので、より優れた仮説が出てくれば、覆る。
※天動説、ニュートン力学

人の認識や意思決定は、歪みやすい。

・慣れていることを重視してしまう。現状維持が1番楽である。
人は過去を重く、そして、未来を軽く見積もってしまうから、成功体験を踏襲しようとする。

・限られた情報や枠組みで考えてしまう
アンカリング

・過去のコストを過大に評価してしまい、継続か中止かをゼロペースで比較できない。
サンクスコスト

知識・判断・行動・修正のサイクルで最善策を見つける。

「先送り」は、「行動せず、決断しない」という大きな決断をしたということである。

不確実性の高いビジネスの世界で生き残っているベンチャー企業はほとんどのケースにおいて、戦略をコロコロと変えている。

ブレない生き方は、思考停止の生き方であり、間違いを認めたらすぐに改め、行動を変えなければならない。

一度決めたことをやり続けるのは、楽であるが、状況に応じて、行動を変えていくのは、大変である。だから、多くの人は、楽を選び、計画や過去の自分にとらわれ、行動を変えない。



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