asami_kun
雑多な短編のつまった引き出しです。 ご自由にご覧ください。 引き出しを開けるときは、できるだけそっと・・・。
僕が文学に目覚めた頃、出会った風景や人々、感動した小説に関する記事を集めてみました。
僕が住んでいる場所や仕事場近くで見つけた、四季折々の素敵な風景をご紹介します。
僕が昔、小説家を目指していた頃に書きなぐった「詩」のようなものをご紹介しています。よかったらお立ち寄りください。
僕の家にいるトイプードルは、宝塚生まれのセレブ犬(?)。ミロクという名で、見た目は赤ん坊みたいだけど、もう11歳になります。ここでは、ミロクのこと、ワンコやペットに関することを書いています。
ワタシハ オ前タチガ生マレ育ツノヲ 見テキタ 全テノ 生キトシ生ケルモノト 同ジク ワタシハ オ前タチヲ 守リ育テタ ケレド オ前タチハ 罪ヲ犯スヨウニナッテイッタ 憎シミモ 欲望モ 愛サエモ 必要以上ニ多ク 望ミ 渇キ 破壊シ 奪イアッタ 私ノ願イハ タダヒトツ ドウカ モット優シイ心ヲ 持ッテオクレ ワタシハ、 地球。 人類ハ、 私ノ愛シ子。
エッセイのこと 最近、筆不精でnoteから遠ざかっていた。 特に忙しいというわけでもないのだが、不思議なもので少し書かずにいたら、いざ書こうとするとなかなか筆が進まない。 けれど、僕の記事を楽しみにしてくれている(?)数少ない愛読者のご要望にお応えするためにも、久しぶりに筆を執ってみよう。 先日、仕事の関係で奥大和に関するエッセイを書いてほしいとの依頼があり、自己紹介を交えて駄文をひねり出し、ネット上で公開した。 奥大和というのは、奈良県南部および東部地域を指しており
О君からの便り ここ2ヶ月ばかり、日常業務や家事に加え、やんごとなき頼まれ仕事がいくつか舞い込んだおかげでNOTEから遠ざかっていた。 12月に入ってようやく落ち着いたので、さて今までの続きを書こうと思うのだが、なかなか筆が進まない。そうこうするうち、横浜に住む親友のО君から久しぶりにメールの便りが届いた。 新型コロナで人込みを避け、家に閉じこもりがちな生活を送っていたら、なんと痛風にかかった由。彼曰く、シャワーの滴が足に当たっただけでも飛び上がるほど痛いんだとか。
私は夜の闇が嫌いだ。 そう、子供の頃から大嫌いだった。 日中は暗がりで息をひそめているが、陽が沈み、世界が夜の闇に閉ざされた途端、呪われた異界の者どもが蠢き始めるのに違いない。 大人になった今も、夜は部屋の灯りをつけたままでないとコワくて眠れないのだ。 そんな自分が、よりによって恐怖小説を書くようになるとは・・・。 書斎にこもり、パソコンのキーボードを叩き続けていた私は、視界の右端を白い影が横切ったような気がして手を止めた。 ゆっくりと立ち上がった私は、右手の
はじめにアルバイトありき 共同で一軒家を借りて、自由気ままな暮らしをしていた僕たちだったが、酒代を捻出するのが一苦労だった。 一緒に住んでいたI君は、行き当たりばったりの僕に影響されることなく真面目な大学生活を送っていたので、親からの仕送りはあった。 けれど僕の場合、途中で勝手に大学を辞めてしまったので、さすがに親のすねをかじるわけにもいかず生活費は自分で稼ぐ必要があった。 当時、井の頭に住んでいて足繁く我々の下宿を訪ねてきていたO君も、郷里の高校を中退して上京し、芸
明日香村から暑中お見舞い申し上げます。 今年は梅雨の時期も短く、夏の訪れとともに異常気象が続いています。 一度に降る雨の量がとても多く、天気予報で晴れとなっていても、まったく安心できません。 急に黒い雲がモクモクと現れたかと思うと、激しい雷雨が襲ってきたりします。 雷雨がおさまり、職場から自転車で帰る途中に見た虹です。 向かって左側、虹の足が明日香村の中心部に降りていました。 自転車を飛ばして明日香村にさしかかったときにもう一度撮影。 今度は右側しか見えま
今回は、館内の様子を少しご紹介しましょう。 大和のクスリ、配置薬、漢方薬に関係する資料を展示しています。 上の写真は資料館で展示している2体の白澤像を並べたものです。 白澤は古代中国における伝説の獣(神獣、聖獣)で、人々にあらゆる災難から逃れるための方法を教えたといわれます。 日本では、獅子(ライオン)のような体に九つの目、六本の角を持つ姿で描かれることが比較的多いようです。 今、巷でもてはやされている「アマビエ」の元祖的な存在です。 上の画像は厚労省が作成したアイ
私が勤務する職場には、自然の景観があふれています。 和風庭園の池に、スイレンが美しい花を咲かせてくれました。 斜面にはササユリが咲いています。 ヤマユリ・・・かな? 通路を歩いていたらナナフシを発見。本当に不思議な虫です。 奈良県御所市(ごせし)にある、小さな資料館。 探し当ててぜひ一度ご来館ください。 お待ちしています! 次回は資料館の内部をご紹介しましょう。 乞うご期待! (つづく)
私が勤務する資料館に隣接する池に、蓮が美しい花を咲かせています。 これからは毎日ポンポンと咲いて行きます。 ポンポンといえば、蓮の花が咲く瞬間、「ポン!」と音を立てるそうです。ほんとかな?と思うのですが、花が開く瞬間に立ち会ったことがないので、わかりません。どなたかご存知の方がいらっしゃったら教えて欲しいです。 上の写真はキハダの苗です。キハダはミカン科の広葉樹で、黄色い内皮を乾燥したものが漢方生薬「オウバク」です。 長野県の「百草丸」、奈良県の「陀羅尼助」、鳥取県の「
お前は突然私の前に現れた 冷たく澱んだ霧と 陰鬱な雨が交わる夜に 私は薄暗い書斎で 独り 古びた大きなデスクに向かい 虚ろなまなざしで部屋の隅を見つめていた 私は何かを待っていたのだろうか? いや、それとも? 私は戦慄し微かに悲鳴を上げた お前は私自身が作り出した幻影? お前は私? いや、私がお前なのか? 得体のしれない不安に私は恐怖する か細く神経質な触覚を長々と伸ばし 禍々しいまでに発達した後肢を曲げ 褐色の衣の下に艶めかしい肌を隠し ひっそりと不気味に佇む冥府の
日曜日にお隣の御所市を妻と一緒に散策してきました。 目指す場所は稲宿と呼ばれる集落です。 「御所(ごせし)市」、「稲宿(いないど)」、どちらも難読地名に入りそうですね。 上の写真は稲宿にある高野山真言宗の寺院・安楽寺(あんらくじ)です。ここは沙羅(さら、しゃら=夏椿)の花が美しく咲くことで知られています。 スマホで撮ったので、画質が荒くてすみません。 沙羅の木の足元にはドクダミが咲いていました。 ドクダミは別名十薬と言われるほど効能効果の多い薬草です。 生の状態だと
アルバイトのお話 舎人時代における僕の生活基盤が家庭教師だったことは前回までにお話ししたかと思う。 大学入学と同時に近所の高校生を教え始めたことがきっかけで、特に宣伝などはしなかったのだが、1軒また1軒と口コミで家庭教師の話が舞い込んできたのだ。 けれども、最初のうちは軒数も少なく、僕は「生活費=家賃+食費+酒代+その他」を捻出するためにさまざまなアルバイトをした。 一番初めのバイトは学生援護会の『日刊アルバイトニュース』(100円)を見て決めた教育グッズのセールスだ
今日は5月5日。今年のゴールデンウィークも、いよいよ後半にさしかかりました。 私が勤務する資料館も、おかげさまで例年になく大勢のお客様に来ていただいています。 そして、思いがけない珍客も・・・。 いかがでしょう。見えますか? 細長い石畳の上を飛ぶ一羽のアオスジアゲハです。 今度は羽が開いているので、見えるかも? 右下に見えるプランターで栗の苗を育てているのですが、水やりをした際、石畳の上に水が飛び散り、それを求めてアオスジアゲハが一羽飛んできたのです。 彼女(?
奈良県御所市(ごせし)にあるクスリ資料館です。 ここは大和売薬(置き薬)発祥の地であり、今でも配置薬を製造販売する企業が立ち並んでいます。 母体は配置薬メーカー。いわゆる企業ミュージアムであり、普段は平日と月の第2土曜日のみの開館ですが、5月の連休と8月の夏休み期間中は、土日も開館しています。 館内には、配置薬の歴史を物語る資料や漢方薬の原料見本、映像コーナーなどがあり、五感をフルに使って大和の薬を学んでいただけます。 和風庭園も常時開放しています。 和風庭園の池には
舎人ふたたび このシリーズは⑥をもって終了し、番外編に移行したはずであった。 けれども、その後少しずつ当時のことを思い出したりしているうちに、もう少し書き足してみたいと思ったのである。 ということで、番外編を続けながら、時々思い出したようにこのシリーズも続けることにしよう。数少ない愛読者諸氏よ、今後ともどうかよろしくお願いします。 はじめに住処ありき 舎人に住み始めたとき、友人たちと共同で一軒家を借りたことは前に述べたかと思う。 ごく普通の2階建て住宅で、1階には8
私が住んでいる明日香村では、今年の桜もいよいよ終わりを迎えつつあります。家の前を流れる飛鳥川沿いの桜は、少し長持ちしてくれましたが、ぼちぼち葉桜になりかけています。 3月の終わり頃、咲き始めの頃はこんな感じでした。 昨日はこんな感じでした。たまたま上弦の月が入り込んでくれました。お月さんも花見に来たのでしょうか。 そして今日、気温が上がり、桜も葉桜に近づきました。 そうそう、満開の時はこんな感じでした。 これからは、暑い夏がやって来ます。 大和盆地は夏暑く、冬寒い