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詩、のようなもの

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僕が昔、小説家を目指していた頃に書きなぐった「詩」のようなものをご紹介しています。よかったらお立ち寄りください。
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記事一覧

KAMADOUMA

お前は突然私の前に現れた 冷たく澱んだ霧と 陰鬱な雨が交わる夜に 私は薄暗い書斎で 独り…

asami_kun
2年前
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愛し子たちヘ

ワタシハ オ前タチガ生マレ育ツノヲ 見テキタ 全テノ 生キトシ生ケルモノト 同ジク ワタ…

asami_kun
2年前
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長い夢を・・・

・・・長い長い夢を 私は見ていたのだろうか? ふと目が覚めるとあなたのやさしい笑顔 私を…

asami_kun
2年前
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純情詩集①「K子が僕を見た理由」

今K子が僕を見た。 僕は知らぬふりをしていた。 当たり前だ。 僕はK子を愛してはいないのだ…

asami_kun
3年前
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純情詩集②「嗚呼、今日も日が暮れる」

沈みそうな太陽を背にして 僕は途方に暮れて佇んでいる 何故僕はいつもこうなのだ 深い後悔の…

asami_kun
3年前
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あのひとに、

そして今 僕がこうしている間も かつてよく知っていたあの人たちが いつものように あの場所…

asami_kun
3年前
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ワタシハムリョクデス

何もしてやれなかった なんにもしてやれなかった ただ はらはらして 禁酒して 夜中に涙ぐんで 祈ることしか その 胸をかきむしるような 無茶苦茶などうしようもない 悲しい思いを打ち明けることすら できなかった