りっひー先生

高等学校と特別支援学校の音楽教師です。 日々の授業の中でやっていることを公開しています…

りっひー先生

高等学校と特別支援学校の音楽教師です。 日々の授業の中でやっていることを公開しています! 音楽が好きな子も嫌いな子も 「ついうっかり参加しちゃった!」授業を目指して日々奮闘しています!

記事一覧

感情教育4〜感情の記録をとろう〜

自分がどういう感情か認知し始めたら、 それがどの時間帯に多いか、時間軸で捉えることが大切です。 人の感情には波があります。 ずっと楽しいこともなければ、ずっと悲し…

りっひー先生
1か月前
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感情教育3〜ネーミングとレーティング〜

1 ネーミング 感情を表す言葉はたくさんあります。 楽観的。 リラックスしている。 没頭している。 傲慢。 激怒。 たくさんありますが、 その意味は正しく認識されてい…

りっひー先生
2か月前

感情教育2 自分の感情を知ろう

自分の感情を知る。 大人にとっても難しいことです。 ASDのある人にとっては、なおのこと難しいです。 感情を安定には、言語が大切です。 人間の脳は、自分の感情を言葉で…

りっひー先生
2か月前
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感情教育1 Zone of Regulation

感情教育の一つに Zone of Regulationがあります。 https://zonesofregulation.com 感情をブルー、グリーン、イエロー、レッドの四つの領域に分けて、 自分の感情を認知し…

りっひー先生
2か月前
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特別支援シリーズ1〜傷つけないこと①

特別支援で大切なことは何か。 それは「傷つけない」ことです。 これにつきます。 当然、暴力や暴言はもってのほかですが、 ①【訳のわからない発問】 ②【訳のわからな…

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感情教育4〜感情の記録をとろう〜

感情教育4〜感情の記録をとろう〜

自分がどういう感情か認知し始めたら、
それがどの時間帯に多いか、時間軸で捉えることが大切です。

人の感情には波があります。
ずっと楽しいこともなければ、ずっと悲しいこともありません。

けれど、ASDのある人は、一部を切り取ってしまうことがあります。
そのため、1時間目の音楽の時間はすごく楽しそうにしていたのに、

「あの人の靴音がうるさくて、ずっとイライラしっぱなしだった。」
となってしまいま

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感情教育3〜ネーミングとレーティング〜

感情教育3〜ネーミングとレーティング〜

1 ネーミング

感情を表す言葉はたくさんあります。

楽観的。
リラックスしている。
没頭している。
傲慢。
激怒。

たくさんありますが、
その意味は正しく認識されているでしょうか。

あるいは、今感じている感情に、
子供たちは名前をつけられるでしょうか。

この名前をつけるというのを
「ネーミング」と言います。

ネーミングができるから、
自分の感情の微差に気づき、
脳は安定していきます。

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感情教育2 自分の感情を知ろう

自分の感情を知る。
大人にとっても難しいことです。
ASDのある人にとっては、なおのこと難しいです。

感情を安定には、言語が大切です。
人間の脳は、自分の感情を言葉で整理します。

「あ!今イライラしている。」
「すごく悲しい」
「めっちゃ楽しい」

など、感情を言語で整理するから
脳は安定します。

自分の感情を知ることを「感情覚知」と言います。

この感情覚知をトレーニングする方法を
3つ紹

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感情教育1 Zone of Regulation

感情教育1 Zone of Regulation

感情教育の一つに Zone of Regulationがあります。 https://zonesofregulation.com

感情をブルー、グリーン、イエロー、レッドの四つの領域に分けて、
自分の感情を認知します。

自分の名前の書かれたマグネットを 移動するだけです。
朝のSHRと帰りのSHRにやっています。

自分の感情に気づけない生徒。
そもそも感情が分からない生徒。
イライラしている

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特別支援シリーズ1〜傷つけないこと①

特別支援シリーズ1〜傷つけないこと①

特別支援で大切なことは何か。

それは「傷つけない」ことです。
これにつきます。

当然、暴力や暴言はもってのほかですが、
①【訳のわからない発問】
②【訳のわからない指示】
③【机間巡視で特定の子の前で立ち止まる】
④【できない子を口頭で注意する】

先生が良いと思ってやったことが、
実は子供を傷つけていることがあります。

例えば、④【できない子を口頭で注意する】です。

「〇〇ちゃん、ちゃん

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