特別支援シリーズ1〜傷つけないこと①
特別支援で大切なことは何か。
それは「傷つけない」ことです。
これにつきます。
当然、暴力や暴言はもってのほかですが、
①【訳のわからない発問】
②【訳のわからない指示】
③【机間巡視で特定の子の前で立ち止まる】
④【できない子を口頭で注意する】
先生が良いと思ってやったことが、
実は子供を傷つけていることがあります。
例えば、④【できない子を口頭で注意する】です。
「〇〇ちゃん、ちゃんとやりなさい!
しっかり先生の目を見て!」
こういうこと、良くやってしまいませんか?
私もやってしまいます😅
苦手な子は、ずーっと苦手なんです。
だから、ずーっと注意されてしまいます。
そうすると周りの子が注意を始めます。
これを周りが注意してくれている。
なんて良いクラスなんだろう…と思ってはいけないのです。
だって、それは、
【先生がいなくても注意されるシステム】が
出来上がったことに他ならないからです。
ずーっと色んな人から、注意され続ける。
こんな地獄は、私たちでさえ嫌です。
何より、周りの子どもたちも、
その注意が正しいことだと思ってやっているのです。考え方のエラー、シンキングエラーが起きてしまいます。これは、いじめに繋がる要素の一つとなります。
「傷つけない」一つとっても、
奥が深いですよね。
もし注意しないといけない状況が発生した時は、
まず教師がそのような状況を作ってはいないか?
を考えた方が良いのです。
【大人の対応が、間違っている】
その視点を持つことが大切です。
どうしても、注意しなければならない時も、
当然あります。
周りが聞こえる声ではなくて、
小さな声や視覚的なカードなどで、
提示するとか。
叱っても、すぐこっちが笑顔で切り替える。
それだけで良いのです。
厳しさがその子のためになる。
なんて言う言葉は、嘘です。
それは幻想にしか過ぎません。
試しに夫から家事について厳しく言われてみてください。
「この料理は塩気がきつすぎる。もっと、煮込み時間を2分短縮した方が良い。」
「ここの掃除の仕方がなってない!もっと掃除機をかける前に…」
さぁ、厳しくされた方が、
将来のためになるでしょうか笑
その将来自体が無くなるのではないでしょうか笑
詳しくは【生存者バイアス】をご覧ください。
「いつもありがとう。」
で良いことも、数多くあります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?