感情教育2 自分の感情を知ろう

自分の感情を知る。
大人にとっても難しいことです。
ASDのある人にとっては、なおのこと難しいです。

感情を安定には、言語が大切です。
人間の脳は、自分の感情を言葉で整理します。

「あ!今イライラしている。」
「すごく悲しい」
「めっちゃ楽しい」

など、感情を言語で整理するから
脳は安定します。

自分の感情を知ることを「感情覚知」と言います。

この感情覚知をトレーニングする方法を
3つ紹介します。

⑴感情を表す言葉を書き出す。
⑵その反意語を考えて、書き出す。

例えば、感情の言葉を書き出します。

感情の言葉                    反意語
   楽しい            ↔︎        
   安心                ↔︎
   怒り                ↔︎
   〇〇                ↔︎  

⑵ 反意語を考えて、書き出す。

   楽しいの反対語は何でしょう。
   辛いとか、つまらない。でしょうか。
   安心の反対語は何でしょう。
   不安、イライラ、緊張、固まるなど
   様々な言葉が考えられます。


まずは、言葉をたくさん出していく。
その上で、

⑶ 感情を表す言葉が、日常生活の中で、
   「いつ」起きたか、
   自分の体験を報告するように指導していきます。

例えば、
1時間目の数学の時間にわからないことがあって(いつ)、不安だった。

昨日の学校祭で(いつ)
みんなと同じ音楽で踊ったことが楽しかった。

など、
その感情の言葉と、
その感情がいつ起きたか、
自分の体験を交えて、
報告するように指導していきます。

そうすることで少しずつ、
感情を認識させていきます。

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