ジョセフィーヌ@小説

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  • 1分で分かる雑学

  • 橋本カリナは今日も我が道を往く

    毎週月曜日更新 物語のキャラたちが様々な本を紹介していきます。

  • 面白い本たちを紹介していくコラム

    小説などの感想を書いていきます。 そしてweb小説を書いていく上で気付いたことを共有したいと思います。

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    ネット回線にまつわるお得な情報をお伝えします。

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【短編小説】女子高生が殺人現場にいるようですよ〜〜medium編〜〜

セミが鳴く夏休みに長い坂を自転車で登っていくことに嫌気が差す。 しかし汗だくなりながらも、真面目な性格のため課外をサボることなんてしない。 自分で自分を真面目と評する輩は大概真面目ではないのが俺の持論だが、この暑さで頭がおかしくなったようで、まさにブーメランである。 「誰だよ、今日やることにしたやつはよ」 もちろん担任の先生だとわかっている。 急に連絡が来て勉強に来いと言われれば行くしかないが、少しくらい悪態を吐くのも許されるだろう。 有名私立があるため、県で一番の進学校

    • 【短編小説】女子高生が動物を飼い始めたようですよ〜〜少年と犬編〜〜

      白い猫がいた。 いや猫くらいどこにでもいるだろう。 だがここは学校だ。 いや学校でも猫はいるだろう。 だがここは部室だ。 いや間違って入ってきたのかもしれない。 だがカリナが抱き上げていた。 「うーーん、かわいい!」 自分勝手なことばかりするくせに、気分屋のキングとも呼ぶべき猫を愛でる姿に、なんだかおかしな気持ちになった。 満足した様子で猫を下ろした。 スタスタと歩いて教壇に乗って、いつのまにか用意されている座布団に座った。 「それで、その猫はどうしたんだ?」 「もらっ

      • 【短編小説】女子高生がマイノリティになったようですよ〜〜流浪の月編〜〜

        この部の長から半ば強制的に登校を命じられたためにめんどくさくなりながら部室へ向かった。 旧校舎の使っていない部屋を部活用で使わさせてもらっているが、一体どうして学校はこのよく分からない部活動を許可したのだろうか。 まず俺はこの部の名前すら知らん。 無理やり入れさせられたために特に興味もなかったのだ。 活動らしい活動がなかったので、ただの冗談程度だと思っていたのがどうして急にやる気を出したのか。 人の気持ちは簡単に変わるし、特に変人である橋本カリナについては考えるだけ徒労に終わ

        • キノコ、キノコ、キノコ、【錆食いビスコ】の感想

          Vol.15 瘤久保慎司さんの【錆食いビスコ】を紹介したいと思います。 感想2019年版のこのライトノベルがすごい!一位を取っていた作品です。 独特な世界観にたくさんのキノコが印象的でした。 舞台は日本の荒廃した世界です。 サビを食べて力に変えるのかなって思ったら全然違いました。 口の悪い主人公と相棒がどんどん仲良くなっていき、最後にはお互いを支え合うっていいですよね。 王道を読みたい方は是非とも読んでみてください。 この作品から学んだことキノコという特殊な分野を選ぶとな

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          絶対に生きてやる!「乙女ゲームの破滅プラグしかない悪役令嬢に転生してしまった」の感想

          Vol.14 山口悟さんの【乙女ゲームの破滅プラグしかない悪役令嬢に転生してしまった】を紹介したいと思います。 感想 この前アニメが終わったばかりで記憶に新しい作品ですよね。 これまで全く興味のない悪役令嬢というジャンルをのめり込ませた作品です。 いくつも悪役令嬢が出ている作品の中でも一位と言っていいでしょう。 一話からハマらなければもうそれは合わないのでしょう。 最初から主人公が周りの度肝を抜いていく様は思わず笑ってしまいます。 最初からお腹に強烈な一撃を放ってくるような

          絶対に生きてやる!「乙女ゲームの破滅プラグしかない悪役令嬢に転生してしまった」の感想

          GA大賞の本気【処刑少女の生きる道〈バージンロード〉ーそして、彼女は蘇るー】の感想

          Vol.13 佐藤真登さんの【処刑少女の生きる道〈バージンロード〉ーそして、彼女は蘇るー】を紹介したいと思います。 感想GA大賞と呼ばれる出版社が公募した中で1位だった作品で、かなり人気の作品【ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか】以来の大賞とのこと。 表紙が可愛いと思っていて、いつか読みたいと思っていたがやっとその機会に恵まれました。 最初からまさかの展開が起きて、一気に引き込まれていきます。 暗殺者が主人公という珍しい作品ですが、ヒロインを殺すことを目的

          GA大賞の本気【処刑少女の生きる道〈バージンロード〉ーそして、彼女は蘇るー】の感想

          やられたらやり返す【盾の勇者の成り上がり】

          Vol.12 アネコユサギさんの【盾の勇者の成り上がり】を紹介したいと思います。 感想アニメ化された作品で、アニメを見てから読み始めました。 序盤からみんなから犯罪者の汚名を着せられて性格がねじ曲がるので、最初は読んでて結構辛いです。 しかし、ラフタリアという仲間が出来てからはそういったこともなくなります。 アニメでラフタリアが主人公を抱きしめるシーンはジーンとしました。 web版と書籍版があって、内容はかなり違います。 書籍版はかなり内容が変わって、結構敵も強くなっていま

          やられたらやり返す【盾の勇者の成り上がり】

          楽して勝つには「天鏡のアルデラミン」の感想

          Vol.11 宇野朴人さんの【天鏡のアルデラミン】を紹介したいと思います。 感想だいぶ前にアニメがあったのですが、Kindleで半額セールをしていたので今更ながら読みました。 ぐうたら主人公 VS 眠らずの将の戦争での戦いが主で、主人公はお姫様から負け戦を行うが綺麗に相手国に統合されることを目指す、勝たない戦争をしていく話です。 もちろんぐうたら主人公なのであまりやる気を見せないのですが、途中で挫折を味わい本気で負けることを目指します。 主人公の側には半身とも言えるヒロイ

          楽して勝つには「天鏡のアルデラミン」の感想

          ゴブリンを甘く見るな「ゴブリンスレイヤー」の感想

          Vol.10 本日は話題になったあの作品、蝸牛くもさんの【ゴブリンスレイヤー】を紹介したいと思います。 感想2018年にアニメ化された作品で、可愛いキャラたちの冒険にほんわかと心休まる視聴者たちにトラウマを植え付けた作品でしたね。 TRPG<テーブルトークRPG>をモチーフにしているところが見受けられる描写が数多くあり、主役とは程遠い村の冒険者が雑魚敵であるゴブリンをずっと倒し続けているという、勇者や英雄とは違う影の功労者の話です。 やることといえば、ゴブリンを倒して、倒

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          このライトノベルがすごい!一位【Unnamed Memory 青き月の魔女と呪われし王】の感想

          Vol.9 古宮九時さんの【Unnamed Memory 青き月の魔女と呪われし王】を紹介したいと思います。 感想このライトノベルがすごいで一位だった作品だったので読んでみましたが、独特の世界で確かに納得の一位でした。 どこかへ旅をする話ではなく、基本的に自国内で起きることを解決していく話で、魔女を愛する主人公の真っ直ぐな気持ちを感じられます。 自分はスーファミ時代のRPGを思い出して、ダークな世界観が思い浮かびます。 昔見た世界を思い出せる作品です。 ぜひ夏の一冊へはい

          このライトノベルがすごい!一位【Unnamed Memory 青き月の魔女と呪われし王】の感想

          【ようこそ実力至上主義の教室へ】の感想

          Vol.8 ライトノベルの衣笠彰梧【ようこそ実力至上主義の教室へ】を紹介したいと思います。 感想アニメ化された作品で、序盤で放送も終わってから作品の評価も高いのでずっと読みたかったんですよね。 力を隠していた主人公がどんどん表舞台に立っていき、強敵たちを頭で出し抜く様は読んでいて爽快です。 主人公の彼女もめっちゃ可愛いです。 最初はそうでもなかったけど、どんどん主人公に落ちていく中での言動が可愛いですよ。 今は二年生になったばかりで防戦一方ですが、これからどうやって切り抜け

          【ようこそ実力至上主義の教室へ】の感想

          束縛をしてはならない「獣の奏者」感想

          Vol.7 最近新しい本を読むように時代について行ってる気がしてきました。 本に限らず、音楽でも映画でも旬というものがある気がする。 それをしっかり追うことでやっと過去の作品に手を伸ばす余裕が出てくる。 毎年良い作品がたくさん出てくるので、その都度消化しないといつまで経っても追いつけない。 今だからこそ感じる感性があるはずだ。 さて、今日はかなり前の作品を紹介します。 上橋菜穂子さんの【獣の奏者】を紹介致します。 感想私が子供の頃にNHKで放送された作品で、世界観にかなり引

          束縛をしてはならない「獣の奏者」感想

          命を畏れよ「鹿の王」の感想

          Vol.6 ファンタジー書いているといつも思ってしまうのが、名前が分からないけど、これって何と言うのだろう。 たとえばクワとか思い浮かべても、名前を知らなかったら検索するのも大変なんですよね。 城壁の素材は何だろう、服装はどうやって表現しよう。 読者に思い浮かばせるのってかなり難しいです。 しかしこの表現が神掛かっている作者がいます。 上橋菜穂子さん、そしてその全てが詰まった【鹿の王】を紹介したいと思います。 感想上橋さんのファンタジー大好きです。 獣の奏者も大好きで、生き

          命を畏れよ「鹿の王」の感想

          ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルーの感想

          Vol.5 FF14で重要アップデート情報があってました。 フリートライアルという本来有料のFF14が無料で出来るのですが、無料で出来るのがレベル35までだったのがレベル60までできるようになっていました。 今はレベル上げが簡単になっていますので結構すぐにレベル上げられますが、それでも100時間くらいは楽しめるのではないでしょうか。 是非ともまだやってない人はこの機会に始めてみてはどうでしょう。 作り込まれており、RPGをしている感がありますよ。 さて本題。 ブレイディみか

          ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルーの感想

          職人たちの生き様、【舟を編む】の感想

          Vol.4 最近のジムの効果があったのか見栄えが良くなったジョセフィーヌです。 夏の暑さって毎年この時期にならないと実感しないですよね。 六月までは朝が涼しいから今年はいつもよりも涼しいかもと騙されております。 それに今年はこの時期でもマスクを付けているので、なんだか季節が曖昧に感じます。 ただこの時期に参っているといけません。 そんな時は人生をかけた人間たちの情熱で夏を圧倒しましょう。 本日紹介する本は三浦 しをんさんの「舟を編む」です。 2012年の本屋大賞を受賞した

          職人たちの生き様、【舟を編む】の感想

          「ドンコルレオーネ、まだこの本を読んでない人がいるらしいです」「なに? よし、教えてやれ」【逆ソクラテス】の感想

          Vol.3 やっと梅雨が明けてくれたので洗濯物を干すのに天気予報を見なくなったジョセフィーヌです。 梅雨の時期の洗濯って大変ですよね。 乾燥機があれば楽でいいなと思っていたら、職場の人に洗濯物が伸びるか使えないと言われて驚きました。 万能の機械だと思っていたのにまさかそのような弱点があるなんて。 曾祖父さんから父親の代まで洗濯屋だったのに、全く洗濯について無知なのは笑える。 だがこれで終わってはいけないと思い、父親に乾燥機が乾くために使えないのなら何に使うのか聞いてみた。

          「ドンコルレオーネ、まだこの本を読んでない人がいるらしいです」「なに? よし、教えてやれ」【逆ソクラテス】の感想