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お気に入りだけの空間

新しい部屋や家に移ることは楽しみでワクワクする
どんな風にしようかという想像でいっぱい
同時に今の部屋の物を選別し、処分や持っていくものとして片付けなければならないが、期限があることで踏ん切りをつける

日常に追われ、使われもせずただ場所を占領している物たちは、そこに置かれ沈殿したまま
いざ片付けようとした時、葛藤するのは自分自身
まだ使えると思う勿体無い気持ちと、捨てるという行為への罪悪感
片付けが苦手なわたしは気合いを必要とする
執着もどこかにあるのだ

けれど少しだけ、例えばこの洋服何着かだけ、この引き出しだけと決めて、感謝しつつ処分を決め、お別れができた時、そして片付いて空いたスペースを見た時に気持ちがどこかスッとし穏やかになれた
物があることで心の中にずっと澱となって沈んでいたことに気づいた

物が減ることは身軽になることでもあるのだと
そして心の整理にもなる
それに気づくのに長い長い時間を要した

健康で思うように身体が動く時間はあとどれくらい残されているだろう?
ふと、そう考えた時、お気に入りのものだけで暮らして行きたい
したいことに時間を使いたい
そう気持ちが変化した

親世代が高齢化し、何かあると対応を迫られる
年齢を重ねるとともにしがらみが増える
まだ親世代が元気な内に具体的に何を残すか
いつ何を整理するか
低〜い目標でも自分が達成したならそれで良いと自分を許し、片付けられてスペースの空いた分、自分を褒めてあげようと思う

これがわたしのこの春、チャレンジしたいこと