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コードギアス名言Vol.23「いきなり、気付いちゃったんですから(ユフィ)」

物語と名言

キュウシュウのフクオカ基地を占拠し、日本再興を宣言した元日本政府の澤崎。ブリタニア軍は鎮圧に向かう。スザクは、式根島での軍規違反は取り下げられたものの、ユフィに迷惑をかけるわけにはいかないと、騎士を辞退していた。ユフィもうまくいかないことに落ち込んでしまうが、ユフィを慕うニーナが会いに来て話をしたことで、あることを知る。

「どんなに自分がダメで嫌いかは関係なく、自分にとって相手が必要だということ。」

スザクはフロートシステムを装着して飛べるようになったランスロットで、単騎乗り込む。どんなに強く性能が高くても、多勢に無勢で追い込まれてしまう。そこに、ユフィからの通信が入る。

「スザク!私はあなたを、えーっと、私を好きになりなさい!」
「はい!・・・えっ?」

とっさに返事をしてしまうスザク。

「その代わり、私があなたを大好きになります!スザク、あなたの頑ななところも優しいところも、悲しそうな瞳も不器用なところも、猫噛まれちゃうことも全部!だから自分を嫌わないで!」
「そうか。返って心配させちゃったんですね。あなたって人は!いつもいきなりです・出会った時も、皇女だって名乗った時も、学校を決める時も、僕を騎士に選んだ時も。いつだって!」
「そうです!いきなりです!いきなり、気付いちゃったんですから。」
「でも、そのいきなりの度に、僕は扉を開けられた気がする。ありがとう!」

公開告白である。
しかし、追い詰められたスザクは、自分の最期を覚悟してユフィに伝える。

「最期に、お願いをしてもいいですか?僕に何かあっても、自分を嫌いにならないでください。あと、その時は、僕の存在を全て消してもらえると・・・。
友達に迷惑をかけたくないから、転校したことにしてください。
もう、エナジーが尽きました。」
「スザク死なないで!生きていて!!」

そうユフィが叫んだの瞬間、スザクを守るように、敵を倒してゼロが現れる。
今回は、ブリタニアを討ちに来たのではなく、澤崎を征伐に来たゼロは、スザクと共闘し、澤崎を追う。ゼロの正体を知るユフィだけが、敵同士になってしまった親友同士のルルーシュとスザクが手を取り合っている姿を見ていた。

名言の本質

今回は、主にユフィとスザクの公開告白がメインとなりましたが(笑)、さりげなく重要なことが描かれていると思います。

ユフィは、いつも突然でした。スザクはそれを思い出しながら、ユフィに振り回されることで、自分の扉を開けられていたことに気付きます。重要なことは、意外と突然決められるものなのかもしれません。
女性の方が「直感」が働くのかもしれませんが、熟考したからといって、良い結果を導くとは限りません。だからと言って、直感だけに頼るのも違うとは思いますが、「直感」の重要性に思うことがあります。

「ふと」した時に思い浮かぶことは核心を突いている

個人的にですが、「ふと」した時に思い浮かんだことを大切にしています。「ふと」した時に思い浮かんだことは、直感とも言えますが、ふとした時に思い浮かぶことは、言わばリラックスした状態に思い浮かぶことが多く、余計なことを考えていない為、核心を突いた本質に近いのではないかと思うのです。ただ、この「ふと」した時に思い浮かぶ直感のようなものは、突然思い浮かぶのではなく、普段から考え続けるのでも、熟考していて思い至るのではなく、考え抜いてリラックスして力を抜いた時に、ハッと気付くものだと思うのです。

つまり、「ふと」した時の直感は、その裏に熟考があり、熟考したからこそ、リラックスしてふとした時の直感は信じるに足るのではないでしょうか?「緊張と緩和」とも言えるかもしれませんが、悩み続けても答えは出ませんが、悩み続けた先の、「ふと」した時に答えが見つかったりするものです。この答えも、実は既に自分の中では決まっていたりわかっていて、よく考えるということは、その答えが本当にそうなのかを裏付けることなのかもしれません。

ユフィも、悩み続けて苦しんだからこそ、ニーナという友達が会いに来て、自分に似ている姿を見れたことで、自分を客観視することができ、冷静になれたんだと思います。だからこそ、ずっと緊張していた状態が緩和し、「いきなり気付いちゃった」のでしょう。

悩み続けることも、熟考することも無駄ではなく、それなくして、「ふと」した時の直感や発見もないのかもしれません。
直感だけでも熟考だけでもなく、その両方が必要で、両方を使いこなすことが、よりよい判断に繋がるものなんでしょうね。


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