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うつから抜け出す 負の感情を消化する


僕は、
自分なりに負の感情と向き合ってきました。

いま現在もそうです。

 うつ
 不安
 怖れ
 怒り
 罪悪感

なかなかうまくいかない人生、
過去や育ちあがりの中でのこころの傷、

そういったものが生み出す負の感情です。


20代のころは最悪でした。

 …いつも世界は重くどんよりと曇っているみたい…

暗いトンネルの中を彷徨っていたのです。

しかも
どんどんとトンネルは深く沈んでいく、、、


そんな僕でしたが、

学び、
試行錯誤を繰り返し、

徐々に
徐々に
深いトンネルから上がってこられるように。

その試行錯誤のさいに、
負の感情への向き合い方も学んでいったのです。

僕の負の感情への向き合い方は、
   「感情を消化する」
です。



負の感情から逃げない、けれど、、、


ふつう、
嫌な感情や不快な感情は、
できれば避けたい、感じたくないと考えると思います。

そこで、
気を紛らわしたり、
無理やりポジティブに考えたり、
なんとか負の感情をなくそうとしたり、、、


でも僕は、
負の感情から逃げずに、
しっかり向き合って、
“感じきる”ことにしました。

“感情を感じきる”
それを僕は「感情を消化する」と言いました。


感情の消化を心がけて、
ゆっくりとですがうつ状態から脱出し、

20代の頃の最悪状態から考えると、
奇跡のようによくなっていると思います。


しかしです。

感情を消化するのはとても難しいようです。

人によっては、
負の感情と向き合おうとして
かえって泥沼にはまってしまうこともあるようです。

逆に負の感情に押しつぶされてしまうのです。


ゆっくり 徐々に


負の感情は借金に似ています。

いきなり貯金生活を夢見てもうまくいきません。

貯金生活(=こころが健康)にすぐなりたいと思っても
今できるのは借金の返済だけです。

でも僕たちはつい、
借金を返済しながら
「貯金ができない」
と自分を責めがちです。

残念ながら、
僕たちにできるのはあくまで借金の返済です。


借金の返済はやっぱりツラいです。
その苦しみにも耐えないといけません。

虐待、
虐め、
挫折、
あまりにも大きな借金に向き合うのは辛すぎます。

なので、
できる範囲で、
小さくゆっくりと返済しないと押しつぶされてしまいます。


認知の歪みと誤った信念を正す


さらには、
借金を背負ってしまった原因に向き合うことも必要です。

その原因を抱えたままでは、
いくら返済する努力をしても
また、すぐに借金はたまってしまいます。


こころの借金の原因の多くは、
“認知の歪み”や、
“誤った信念”です。

過去のツラい経験やこころの傷が自分を苦しめるのでなく、
その経験や傷によってつくられた認知の歪みが苦しめるのです。


自分の認知や信念が間違っていることを認めるのもツラいものです。

でも、歪みを認め正せば
最初はツラくても、やがて楽になっていきます。

借金返済のためには、
ツラく大変でも
根本的に自分の生活を見直さなければならないのと同じです。



うつの改善と生きづらさの解消はべつもの


さらに、
貯金するためには、
自分を成長させる必要もあります。

借金を返済できたからといって、
貯金ができるわけではないのです。

人生の場合、
借金の返済と貯金は別問題です。

貯金をしたければ、
貯金できる自分を育てる必要があります。


暗いトンネルの先へ


過去の
悪いあいつのせい、
あの理不尽な体験のせい、
偶然のアンラッキーのせい、

それらのせいで、
僕たちは借金を背負う羽目になったのかもしれません。

しかし、
恨んでいても借金は減りません。
とても不幸なことですが、
僕たちは、借金を返済するしかないのです。

それは、
苦しくツラい道のりでもあります。

逃げ出したくもなるでしょう。
歩きたくないと思うかもしれません。
今は、出口が見えないかもしれません。

でも、
そのトンネルの先を見てみたいと思いませんか?


お付き合いいただきありがとうございました。

この文章は、誰かに向けた文章でなく、
自分自身の経験をつづったものであり、自分に向けて書いた文章です。

あくまで僕の対処法です。


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