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本・読書

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2020年11月の記事一覧

【書と評】教皇とダライ・ラマ

【書と評】教皇とダライ・ラマ

最近仏教のテキストをよく読んでいる。梅原猛が編集をした「仏教の思想(12巻)」を読んで、末木文美士とか木村元などにアクセスして、印→中→日の仏教の流れを概ね把握した。鈴木大拙が編集している「講座 禅(8巻)」をつまんで、鈴木大拙の直接の著作の方が良さそうだと、大拙の全集を読んでる。大拙は彼自身が深い。

人が宗教に求めるものは「救済」だ。現世での救済か、死後の救済か(キリスト教でも仏教でも与えられ

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【書と評】「学者にできることは何か―日本学術会議のとりくみを通して」を読んで

【書と評】「学者にできることは何か―日本学術会議のとりくみを通して」を読んで

今話題になっている「日本学術会議」について、何が問題なのか、どんな組織なのかを知らないと思い、少し調べてみることにしました。

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amazonで調べてみると、3・11のすぐ後に学術会議の会長となった広渡清吾氏の「学者にできることは何か ―日本学術会議のとりくみを通して」を見つけました。日本学術会議では3・11の10日後から分野別の提言をまとめていて、国内・海外に発信をしていました。その内容か

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「本居宣長」小林秀雄 超訳

「本居宣長」-24章(2022/2/24)※小林秀雄の「本居宣長」を毎月少しずつ読む共読サロンを主催しています。ご興味ある方はこちらからお問合せ下さい。

https://peraichi.com/landing_pages/view/demian

「本居宣長」-1章
小林秀雄が宣長の旧跡に赴いた話。伊勢松阪の人で「鈴屋遺跡」の名で今も残る。(宣長は学問しながら眠くなると気に入りの鈴を鳴らしなが

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