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路地裏で揺らぐ -内在性解離の当事者研究-

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精神的虐待サバイバーであり、内在性解離を持って生きる僕たちを記録するエッセイを集めたマガジン。10人のパーツたちがそのときどきで思ったこと、考えたことをまとめている。
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#繊細

【近況こばなし】「繊細」が朝ごはんを作ってくれた

【近況こばなし】「繊細」が朝ごはんを作ってくれた

どうも、「無気力」です。

僕は朝ごはんに対するモチベーションが低い。

一般的な日本人の流れ。朝ごはんを食べたら学校や仕事に行く準備を始めなければならない。

その「1日が始まる感じ」がなんとも苦手なのだ。

10時間以上の長い長い1日を、これから乗り切らなければならないということが。

朝ごはんに対してそういう印象を持っている僕は、だから平気で朝ごはんを抜いたりする。そもそも料理もあまりしない

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「スキ」を伝えやすくなった僕たちの話

「スキ」を伝えやすくなった僕たちの話

主が僕たちパーツの存在に気づいてから、ポジティブに変わったことはいろいろある。

軽く例示しておくなら、
・趣味の方向性がバラけていても自己嫌悪しなくなったこと
・自力で抑うつと虚脱状態から回復するスキルが身につきつつあること
・暮らしの中で得意を分け合えるようになったこと
などだろうか。

他にもいろいろあって、今日はポジティブな変化の中の「人と気楽に連絡が取れるようになったこと」について話して

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私なりのミニマリズム

私なりのミニマリズム

こんにちは、亜麻(ああさ)です。

私についての紹介はこちらの記事をどうぞ。

私にとっての理想のミニマリズムとは私は、「少ないもので豊かに暮らす」のが好き。

いわゆるミニマリストだと思います。

理想は、クラシカルなスーツケースひとつで、どこにでも身軽に歩いて行けること。

エリサさんの著書『トランクひとつのモノで暮らす』は私の好きな本のひとつです。

……が、そう簡単に「トランクひとつ」にま

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最近、「監理者」と仲が良い。

最近、「監理者」と仲が良い。

こんにちは、「繊細」です。

なんか最近、「監理者」くんと仲良くできている自分にびっくり。

前は絶対相容れない相手かと思ってた。

これも「パーツ」という概念が私たちの中に導入されて、主さんの認識や印象が整理されていった結果なのかな。

前はお互いの顔が見えなくて、闇雲に批判し合っていたようなのが、どんな相手か見えるようになって、分かるようになって、共通点も見えるようになってきたというか。

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亜麻(繊細)と僕【僕とパーツの人生紀行】

亜麻(繊細)と僕【僕とパーツの人生紀行】

亜麻(繊細)は、数いるパーツたちの中の数少ない女の子。
「亜麻」と書いて「ああさ」と読む。
「あまちゃん」と呼ばれても構わない、本名が「ああさ」と分かってもらえれいれば。

彼女は「心豊かで、丁寧な暮らし」の達人だ。

彼女の見た目は20代くらい――だが、実際には10代半ばを過ぎたくらいである。大人っぽく見られる服装をすることが多いようだ。

淡い茶色の髪を後ろで太い三つ編みにしている。

趣味と

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