記事一覧
デュシェンヌ型筋ジストロフィーに対する遺伝子治療薬
Sarepta Therapeutics社が開発したアデノ随伴ウイルスを用いた遺伝子治療薬ELEVIDYS(delandistrogene moxeparvovec-rokl)が、4~5歳の歩けるデュシェンヌ型筋ジストロフィー小児に使うことが2023年6月22日にFDAで承認されました。静注投与1回で320万ドル(約4億6千万円)です。
デュシェンヌ型筋ジストロフィーは筋肉が痩せ衰えていく難病で、
インフルエンザの薬であるタミフルは入院を防ぐことができない。
インフルエンザウイルスの薬として、広く使用されているタミフルですが、入院を防ぐことができないという報告がありました。感染初期に服用すれば、症状を抑えることはあります。
すい臓がんを標的とするmRNAワクチン
すい臓がんを標的とするmRNAワクチンに関する論文がNature誌に掲載されました。すい臓がんのネオアンチゲンをコードするmRNAワクチンにより活性化させたT細胞がすい臓がんを攻撃します。
新型コロナウイルの死亡リスクの最新状況
新型コロナウイルスの死亡リスクは、ワクチン接種や既感染、治療法の確立等によって、季節性インフルエンザの死亡率より高いが、2020年と比較して大幅に低下して、インフルエンザに近づいています。
BCGワクチンによる新型コロナウイルス感染予防効果なし
医療従事者へのBCGワクチン接種による新型コロナウイルスに対する予防効果がないことを示した論文を紹介した記事です。
ヒト糞便から単離した細菌が薬に
クロストリジオイデス・ディフィシル(C. difficile)感染症(CDI)の再発予防経口薬がFDAより承認されました。ヒトの分から単離した 細菌を成分としています。 薬価は高額であり、今後の展開や安全性面の検証が超目されます。
新型コロナウイルスのワクチンと治療薬の開発(米国)
米国のバイデン政権は、新型コロナウイルスのワクチンと治療法の開発を加速するために50億ドル以上のプログラムを開始しました。次の新型コロナウイルスの脅威に備えた対応です。
百日咳の経鼻ワクチン
百日咳の経鼻投与ワクチンの有効性を示した論文が発表されました。一回の投与でIgA抗体が生産され感染を防ぎます。安全性と有効性が高いワクチンとなることが期待されます。
新しいタイプの新型コロナウイルスワクチン
米国では、ベンチャーが新型コロナウイルスの経鼻ワクチンの臨床試験を始めています。
注射ではなく、鼻からの投与で痛むもなく、副反応が弱く、感染リスクを86%減少させたということで、mRNAワクチンより優位な点が多いです。今後の開発が期待できます。
インフルエンザの経鼻ワクチンは、やっと、昨日、承認されました。米国では20年近く前に承認されています。