新しい場所に、しなやかに順応するために
春はいろんなことが始まる季節。新しい出会いもある。出会いって、はじめが肝心というものの、仲良くなることにがんばりすぎたり、がんばらなくても一方的だったり、自分の檻の中でしか考えてなかったり。
相手に困られたり、距離を置かれたりしないか不安になる。そんな人は、成人も含めて少なくないはず。
人間関係のはじめに大事になるのは「しなやかさ」だと思う。それまでの環境や状況のなかで、異なる価値観、異なるコミュニケーションを取ってきた。片方がそれまでの「固まった」態度をとっていたら、どれだけ意気揚々としていてもとっつきづらい。「しなやか」な態度で歩みよりながら、お互いを知る必要がある。
これは思考態度が大きく影響する。以下の記事にあるように、人間には2つの思考態度があるらしい。
固まった態度の人と、しなやかな態度の人。前者はあるべき姿を大事にしたり、ロジカルであったり、細部まで詰める完璧を求める人にみられる。統計的にも結果に出ているらしい。一見、素晴らしい。
たくさんのツールを開発・提供するATLASSIANのリードエンジニアも同じことを言っている。
固定された思考態度は、本人がどれだけ真剣でも(真剣なほど)、個人の範囲以上に成長できず、周りと折り合うこともできず苦しい。かといって、他方の思考態度を心底求めることもない。自分はいつか辛い失敗をしたことがある。
これからの新しい季節に、あるべき論や先入観、経験に寄りすがった自負は捨てて、しなやかな考えを持ってみるのはどうでしょう。
もし、サポートいただけるほどの何かが与えられるなら、近い分野で思索にふけり、また違う何かを書いてみたいと思います。