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【CADプログラミング】 STEP中間ファイルについて
最近、業務で取り扱っている話題で、”CADデータをモデルとした測定装置”をテーマにしています。
○概要グリッド投影などによる3D復元、ToFカメラや共焦点顕微鏡などを活用した3D計測技術が昨今では注目が集まっています。
3Dセンサは、厳密には自由空間全体を捉えるようなものではなく、その光学的な測定域の事情から計測範囲や光軸、分解能などに制約を受けており、”銀の弾丸”はない状況で、現状では用途に
再使用ロケットの1段目戦略(論文紹介)
これまで、再使用ロケットについて記事を書いてきた。国内だけでも再使用ロケットは手を動かし着実に進めている人もいれば、懐疑派(自分がそうだ)もいる。
宇宙開発プロ&ファンでも再使用ロケットについて、NASAが大好きで盲目的にSpace Shuttleを推す人は少なくなったが、SpaceXが大好きで盲目的にFalcon9やStarshipを推す人は多い(自分も半分はそうだ)。
再使用ロケットの議論が複
ロケット打上げと緯度の話
ロケット射場は赤道近くが良いだろうと信じている人は多い。実際にそうなのだろうか?
結論:目的の軌道(目的地)による
ロケット打上げには人工衛星ごとの目的地がある。
宇宙空間では特定の1点に留まることは出来ない。したがって地球周辺であれば地球周回軌道というところで運動し続ける。
射場緯度の有利不利はこの目的の軌道に依存する。
静止軌道と地球低軌道静止軌道という軌道は赤道直上の高度約3.6万kmに
再使用ロケットの経済性
最近、世界中で再使用ロケット開発の機運が高まっている。再使用ロケット、つまり打ち上げた後に着陸・回収して繰り返し使うロケットのことだ。
これはSDGsの文脈が強くなってきたことに加え、SpaceXやBlue Originのロケットの派手な演出のためだろう。SpaceXのロケットの着陸する姿は多くの人を興奮させた。
ちなみに、スペースシャトルも1980年代には開発された再使用ロケットなのだが、色
ロケットの自律飛行安全の話
ロケットは自爆装置がついている。
もしくはこれ以上飛んでいかないような仕掛けが組み込まれている。モデルロケットではなく本格的なロケットに限るが、想定外の場所に飛んでいくと大事故に繋がるので、事故防止のために厳重に入念に丹念に慎重に安全装置として飛行中断する機能が組み込まれている。
そういう飛行中断機能も含めて周りの安全を守ってあげることは政府の目も入れる必要があるので(一定のところから)許認可
SpaceXのロケットが安い理由は再使用ではない、という話
結論:安いロケットエンジンを持っているからである。
SpaceXのFalcon1(退役済み)やFalcon9に使われているMerlinエンジンはRP-1(灯油に似た燃料)と液体酸素(LOX)を推進剤にしたロケットエンジン。A~Dとバージョンがあり、推力は34〜62トン重と2倍近くも差があるエンジンであるが、価格はおよそ1億円だと噂されている。極めて安い。
エンジンだけではなく全体で低コストの方法
因果律と対称性の重ね合せ★
次のような思考実験をしましょう.
正方形目のメッシュの上からインク滴を落として,インクを飛び散らしたとします.メッシュを通り抜け散乱したインクのしぶきの形は,おそらく,正方形の対称性を反映したものになるでしょう.
同様に,正3角形目のメッシュの上からインク滴を落とせば,正3角形の対称性を反映した形のインクのしぶきの形が記録されるでしょう.
これは,結晶によるX線回折を紹介するときに,私が初めにする