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あおい
2023年2月17日 11:15
中学1年生のとき、不登校になった。そのときの両親のスタンスは、私にとってとてもありがたかった。10年以上経った今、改めて振り返ってみようと思う。母…学校との窓口、私のメンタルサポート正直、母のポジションが一番大変だったと思う。毎朝の学校への連絡ほか、学校とのやりとりは全て母がしていた。学校との関わりを絶やさないために、PTA合唱団にも参加して、先生や保護者と交流していた。少し登校で
2023年2月10日 20:02
高校1年の冬だった。帰宅したら、こんな書き置きがあった。「お父さんが怪我をしました。病院に行ってきます」“母”という言葉も抜けるほどの走り書き。ただごとではないとすぐに分かった。中2の妹と2人、私たちは家で待ち続けた。何か連絡が来ないか。家電も、私のスマホも鳴らない。私の心の中で、だんだん不安が増幅していく。どこを怪我したんだろう。お母さんが呼ばれるってことは大きな怪我
2023年2月2日 21:22
街に貼られた恵方巻きのポスターを見て、ああ、明日は節分なんだと気づいた。ふと、小さい頃の節分を思い出した。私の母は年中行事をちゃんと実施するタイプだった。桃の節句には雛飾りを出してちらし寿司を作ってくれた。端午の節句には菖蒲湯を用意してくれた(うちは男の子がいないので五月人形と鯉のぼりはない)。七夕にはみんなで小さな笹を飾った。冬至の日にはかぼちゃ料理が食卓に並び、お風呂に柚子が
2023年1月27日 21:37
前職を辞めてから結婚するまで、実家の厄介になっていた。ある日、私は言った。「お父さん、私もわかさぎ釣りについて行っていい?」父は多趣味である。釣り、日曜大工、手芸、パン作り、蕎麦打ち、庭仕事…。多分これでも全ては列挙できていないだろう(しかも知らないうちに新しい趣味ができていたりする)。中でも釣りは長年愛好している趣味の一つだ。夏は海で鯛やイカを釣ってくる。冬は夏みたいに海に