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小説

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ごく最近になって趣味で書き始めました。 『自由意志』恋愛短編小説/『過ちの代償』ホラー、伝奇、オカルト中編。グロ描写あり、【R15】推奨です。苦手な方はお避けください。 拙い文章…
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#真言

自由意志

自由意志

そこにカフェがあることに気付いたのはつい先週の事だ。これまでにも何度か来たことがある場所のはずなのに、今の今までその小ぢんまりとした家屋がカフェであることに気付かなかった。
小窓から店の中を覗くと、壁面を覆うように書棚が並んでおり、壁には古びたレコードや写真がセンス良く飾られている。いわゆる隠れ家的な店と言ったところだろうか。
趣のある木の扉を押し開け足を踏み入れると、常連客と思しき客がマスターと

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過ちの代償 其の壱

過ちの代償 其の壱

あらすじ

女子高生霊能者・神崎怜は、SNS経由で高橋裕太から除霊を頼まれる。
胸騒ぎを感じつつ依頼を受けるが、霊視の結果裕太を悩ませる女の霊がある地方にのみ伝わる呪詛に関わっている事を知る。
彼女の正体は?
彼女は何故裕太を呪うのか?
どうやって裕太に降りかかる呪いを防げばよいのか?
怜を襲う怪異から垣間見える情報を繋ぎ合わせるうちに、女の正体が明らかになっていく。
果たして怜と裕太は彼女の呪い

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過ちの代償 其の弐

過ちの代償 其の弐


一日目



松本に向かう特急列車に揺られながら、怜は祖父の事を思い出していた。
祖父は怜が小学四年生の頃に他界した。
無口で気難しい人だったが、怜の能力に気付くと沢山の事を教えてくれた。
霊にもあまり害のない霊とそうでない霊が居ること、生前の未練が強いほどなかなか成仏できずに現世に縛り付けられてしまうこと。
そういった霊たちを仏尊の力を借りて祓う真言や、その言葉の持つ意味などだ。
その祖父が

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過ちの代償 其の参

過ちの代償 其の参


二日目



とはいえ、一度引き受けた仕事を途中で放り出すわけにもいかない。
昨夜の霊障は結局あれきりだったが、まんじりともせずに一夜を明かした。
ともすれば眠りに落ちそうな自分に喝を入れ、怜は再び霊視を試みることにした。
裕太の家に意識を集中させると、ベッドの横に佇む女の姿が視えた。
肩まで伸びた髪は、どことなくレトロなパーマがかかっている。服装は昭和初期を思わせるワンピースだ。

──あな

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