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先生の仰せの通り

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【一気読み用】先生の仰せの通り
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#恋愛

先生の仰せの通り〜最終話〜

先生の仰せの通り〜最終話〜

「あ?イけたんだから良いだろ?それともまだイキ足んないの?ん?どうなの?」

ギコギコ…

「あ!やっ。」

「まだまだみたいだな。お前やらしいな。」

横向きにされ、いつもと違うところに肉棒の感触が。その場所がすごく気持ちよくて、自ら腰を動かし何度も昇りつめた。

「バックするか?」

「もう少し…これがいい。」

《横向き気に入っちゃった?俺もちーの尻が当たって気持ち良いんだけど。》

「あん

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先生の仰せの通り〜ep.25〜

先生の仰せの通り〜ep.25〜

バイブをちーの中から出すと、愛液から銀色の糸が伸びる。

《もうこんなにもトロトロさせて。こっからどうすっかな?》

「お!どうした?」

「先生もイかせる。私ばっかり…ズルイ。」

「ズルイって(笑)」

《フラフラですけど?大丈夫か?》

「横になってください。」

横になった先生の股の間に入り、硬くいきり勃ったソレを咥えた。

「んぁ…。」

左手で肉棒を握り上下に動かした。親指の腹で裏筋を

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先生の仰せの通り〜ep.24〜

先生の仰せの通り〜ep.24〜

「先生?」

「どうしていいか?わかんないんだろ?教えてやるよ。」

ベッドへ投げられ、先生が馬乗りになってきた。

<小説のひとコマ?それともリアル?…わかんない。>

「痛い。手を離してください。」

「ずっと俺が欲しかったんだろ?風呂で一人でしてたの知ってるぞ。」

「え?」

<うそ?見られてた?…やだ、恥ずかしい。>

「一人でするとき、あいつと俺、どっちを想像してたんだよ?」

「……

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先生仰せの通り〜ep.20〜

先生仰せの通り〜ep.20〜

こんな時でも私は先生を想い…会いたいと思った。

[チョコさん。ごめん。]

頬に何かが落ちてきた。ポタリ。ポタリと何度も。

〈涙?〉

見えないけど三木君の顔を探して触れると、やっぱり泣いていた。

〈私は、情に流されるタイプだな。〉

そんなことを思いながら、三木君の涙を拭い、顔を引き寄せ、唇を重ね、私から舌を絡ませた。

[チョコさん。ありがとう。]

ちゅ…ん…ちゅる…。

どのくらいの

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先生の仰せの通り〜ep.19〜

先生の仰せの通り〜ep.19〜

〈え?〉

気配を感じようと顔を横に動かして気づいた。

〈アイマスクを着けられてる。〉

「先生?アイマスク外してください。怖いです。」

「……………。」

やっぱり返事がない。

〈先生は、私が狭いとこや暗いとこが苦手なのを知ってるから、こんな事をするはずがない。じゃあ、いったい誰が?〉

「誰?」

恐怖しかなかった。私の股の間に体を入れ、手首を拘束し、アイマスクを着けた人物。

「しーー

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先生の仰せの通り〜ep.18〜

先生の仰せの通り〜ep.18〜

「大丈夫か?」

「先生となら平気です。」

エレベーターに乗って密着。でも今日はパーティに行く人達が乗ってきたので、途中の階からは密着できなくなった。

「大丈夫?」

「はい…大丈夫です。」

耳元で心配そうに確認してくれる先生。優しい。突然ぶわーっと人が乗ってきた。私と先生との間にも人が…。

〈やだ…離れる。〉

繋いでいた手が外れ、一気に不安の波が押し寄せてきた。

〈息が苦しい…

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先生の仰せの通り〜ep.11〜

先生の仰せの通り〜ep.11〜

「あれ?言ってなかったっけ?女と男は互いに興奮し合って、一線を越えるんだよ。」

先生の口角が少し上がった。私も先生と一線を越えるの?ドキドキと疼きが私を支配し始めた。

《もう、お前に対する衝動を俺自身止められそうにも無いから、辞めて欲しいなら、全力で抵抗しろ。》

「あ、あの。」

「あ?」

「先生と?その…。」

「そうだよ。」

先生の唇が襲いかかってきた。今までとは違うキス。自分の中の

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先生の仰せの通り〜ep.5〜

先生の仰せの通り〜ep.5〜

先生にじっと見つめられてドキドキする。というか、朝から先生に弄られて、すでに感じてしまっている。

「あの…。」

「ん?」

「覗く感じでお願いできますか?」

「そっか。わかった。」

先生はパソコンの陰に隠れてくれた。

《さて、どうやって始めるのかな?》

私は、先生と向かい合う格好でソファに座り、目を閉じて頭の中でイメージした。

<一人で部屋に居る。一人エッチがしたくなったので、ブラを

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先生の仰せの通り〜ep.4〜

先生の仰せの通り〜ep.4〜

「じょ…冗談はやめて下さい。いちいち本気にするなって…たった今、言ったばかりじゃないですか…。」

「冗談かどうか確かめる?」

「……ん…はぁ…。」

先生の唇が首元を撫でる。首元から耳…耳から頬へ…。

《いちいち反応する身体。目を閉じて下を向いて声が出ないように、本気にしないように耐えてる姿が堪らない。そろそろかな…。》

先生の唇が頬から口元へ顎を持たれて…キスされ…る?

ペロ…

「取

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先生の仰せの通り〜ep.3〜

先生の仰せの通り〜ep.3〜

翌朝、そっと家に入り、とりあえずコーヒーを淹れた。

<何しよ?いつ起きてくるか?わからない先生の為に朝ごはん?米だけでも炊いとこうかな…。>

昨日読んだ先生の小説だと【朝ごはんを作ってる彼女の後ろから、いつの間にか起きて来た彼が首筋にキスをして胸を触り…少しずつ感じて来た彼女の下半身へ指を滑らせる】

<やば!朝から激しく想像し過ぎた。>

米をといで味噌汁の製作に取り掛かったところで、いきな

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先生の仰せの通り〜ep.2〜

先生の仰せの通り〜ep.2〜

「や…やめて下さい。」

手で必死に先生の手を抑えた。

「俺さ、嘘つくのも嫌いだけど、嘘をつかれるのは、もっと嫌いなんだよね。」

先生は私を見下ろして真顔で言う。編集長の言葉再び頭を過る。「何でも引き受けろ!」

《さぁ、どうする?》

「わかりました。」

《お!やるじゃん!》

私は目を閉じた。少しの我慢。いや、イケメンに触られてると思おう。恋人とか好きな人とか。先生の手が内ももを撫でるよ

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先生の仰せの通り〜ep.1〜

先生の仰せの通り〜ep.1〜

私の名前は三浦千代子。「チョコ」と呼ばれて育った。小さな雑誌社に勤務している普通のOL。うちの会社を支えていると言っても過言ない先生は官能小説家の神林先生。でも担当が頻繁に変わるほどの変わり者らしい。

「チョコ!」

「はい!」

「ちょっと来い!」

「はい…。」

<私は何かやらかした?>と思いながら編集長のデスクの前に立った。

「あのな。今日、神林先生のとこに原稿取りに行って欲しいんだけ

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