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先生の仰せの通り〜ep.3〜
翌朝、そっと家に入り、とりあえずコーヒーを淹れた。
<何しよ?いつ起きてくるか?わからない先生の為に朝ごはん?米だけでも炊いとこうかな…。>
昨日読んだ先生の小説だと【朝ごはんを作ってる彼女の後ろから、いつの間にか起きて来た彼が首筋にキスをして胸を触り…少しずつ感じて来た彼女の下半身へ指を滑らせる】
<やば!朝から激しく想像し過ぎた。>
米をといで味噌汁の製作に取り掛かったところで、いきなり腰に手、肩に頭。
ビックリして体がビクッとなった。
「おはよ…。」
「お…おはようございます。」
「何作ってんの?」
「お豆腐の味噌汁です。」
「ふーん…豆腐とお前の胸どっちが柔らかいかな…?」
ピクン!
「ん…!!!」
《胸に手を添えただけで体をくの字にして…感じ過ぎ笑。》
<朝から変な想像するんじゃなかった。完全に小説とリンクして感じる。>
「せん…せい。」
「ん?」
「だめ…です。」
「俺の言うこと聞くんだよな?」
「ん…はい…。」
胸を包み込み優しく廻しながら揉まれ、体が火照ってきた。
<どうしよ…膝に…力が…。>
《今日も濡れてるんだろうな。確かめるか?それとも…。》
「やーめた。仕事してくるから、できたら呼んで。」
「はぁはぁ…はい…。」
《ムラムラさせといて、あとで解放してやるかな…。》
私は先生からスイッチを入れられて悶々としながら朝食を作った。
「先生、ご飯ができました。」
「ん?ありがと。」
ソファに横たわる先生の綺麗な横顔。
<何を考えてるんだろ…?>
私たちはダイニングテーブルに向かい合って座った。
「うまそ〜。」
「お口に合えば良いですが…。」
「うん!味噌汁合格。」
「良かった~。」
《そんな風に笑うな。どうにかしたくなる…。》
「お昼は何が良いですか?」
「今、朝飯食ってんのに昼飯の話されても…。」
「あ…そうですよね。すみません。」
「お前でも食おうかな…。」
「へ?」
「ぶっっ笑。鳩が豆鉄砲食らったような顔してんぞ!笑」
「だ…だって…。」
《真っ赤。全身赤くなってんじゃねーの?アソコも?どうやって遊ぼうかな…》
「真っ赤だぞ…笑。冗談に決まってんだろ。いちいち本気にするな。」
「そうですよね…。」
<私みたいな女に興味なんて無いよね。ひとりで舞い上がってバカだ。もっと冷静になんないと…。>
「ごちそうさまでした。」
先生は台所に食器を持って行き、まだ椅子に座ってる私に後ろから抱きついて…
「さっきの続きしようか?」
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