ちゅんまま

新米ママです。出産や育児のこと、家族のことなど、日常の小さな悩みや発見を、だらだらと書…

ちゅんまま

新米ママです。出産や育児のこと、家族のことなど、日常の小さな悩みや発見を、だらだらと書いていきます。あとたまにど素人のしょうもない小説を載せています。いつか書くことを仕事にできたらという野望を持ちつつ、またその前に、自分の言葉で考え、自分の言葉を紡ぐことを大切に生きていたい。

最近の記事

キライでいいもん!

キライでいいもん! こうくんは、にんじんがだいきらい 茹でても、 煮ても、 焼いても、 かわいーくしても、 食べようとしません。 さらにさらに、 小さくしてまぜても、 ジュースにしても、 あまーいキャロットケーキでも、 ぜったいぜったい口にしません。 「せっかく作ってくれたのに」 「えいようがたらなくなるよ」 「もったいないなぁ」 いろいろいわれますが、こうくんはへっちゃらです。 「ほかのたべものでえいようをとるし、だれかにあげちゃうし、べつにたべなくったっていいもん!

    • ピーラーと、育児ノイローゼ

      ある水曜日の昼下がり、私は突然、ピーラーの使い方がわからなくなった。 10ヶ月の息子に、地元産のおいしいにんじんを買ったのに。珍しく、昼寝してくれてるのに。 左手に握られた、あまりに鮮やかなオレンジ色。 使い古した調理器具たちが、全部、知らない顔をしている。 怖い。 流しににんじんとピーラーを投げ捨てた音で、息子が目を覚ます。 0歳の一人息子をワンオペで育てながらも、夫は比較的協力的だし、実家も近い。仕事もしていない。 もっと大変で、もっとちゃんとしてる人はたくさん

      • 旦那が、ゴミを捨てない理由

        うちの旦那は、いつも入浴剤のゴミをお風呂場に置きっぱなしにする。 これが毎度プチストレスだった。 いや、こんなの捨てるくらい、大したことない。大したことないけど…。 なんか、「誰かが捨ててくれるだろう」という前提で、このちょっとの手間をかけないというところが、無性に腹が立った。 思えば結婚して3年間、見ればイラッとするけれど、ちっちゃなことだからすぐ忘れて、また見ると「いつものやつだ!!」とイライラする、を繰り返していた。 ある日、ついに思い立って旦那に咎めた。 「ちょ

        • もし君がゾンビになっても

          ゾンビ映画を見るといつも思うこと。 「あー私だったらこの場面でも逃げられないだろうし、早々に死ぬタイプだろうなぁ」 そして 「どんなに好きな人や友達や家族でも、ゾンビになったら、絶対躊躇なく倒そうとするだろうなぁ」 だって、私は体力もないし、運動神経も鈍いし、トロいし、生きる気力も薄いしで、人として「激弱」だ。 それから、ゾンビってもはやその人ではなくなってて、腐った屍が、永遠に人を襲うんでしょう? そしたら、本人のためにも、自分が生きるためにも、やっつけるしかな

        キライでいいもん!

          上等なユーモアと勇気

          生きていく上で、大切なことってなんだろう。 そもそも、生きるってなんだろう。 何のために生まれ、死んでいくのだろう。 恐らく、ほとんどの人がこうしたことを度々悩み、考え、苦しんだり、忘れたり、また思い出したりして生きているだろうと思う。 私なりの一つの答えは、 「意味なんてない」 ということ。 やや乱暴な答えだけれど、大きな宇宙の中で、ちっぽけな自分という存在は、残念ながら、さほど重要な任務を持っているわけではないと思う。 だから、そんな難しく考える必要もなく、肩の力

          上等なユーモアと勇気

          大事な人の大事も駆けつけられないから。心に花を。

          #おすすめギフト 新型コロナウィルスの影響で、なかなか気軽に人と会えない日常。 誰もが苦しく、ストレスの溜まる日々。 本来なら祝福されるべきことも、自粛せざるを得ない。 2020年6月、 私は子どもを産み、幼馴染の友人は結婚式の予定だった。 しかし、子どもを友人に抱いてもらうことは、8ヶ月経った未だ叶わず、友人の結婚式も中止になった。 電話の声は「仕方ないねー」と笑っていたけれど、多分、顔は笑ってないのだろうなーと想像できた。 結婚のお祝いは、上質なタオルや食器

          大事な人の大事も駆けつけられないから。心に花を。

          彼女に、着るだけでワクワクするような、ワンピースを

          人生には、たくさんの肩書きがつきもの。 時にどこかの社員であり、 誰かの子どもであり、 友であり、親であり、妻や夫やパートナーであり、 女性であり、男性であり、 そして、1人の人間であり、「自分自身」と認識する者である。 私自身、「子どもを持つ一児の母」という新しい肩書きを最近手に入れた。 増えていく肩書きは時に嬉しく、時に重い。 ガラッと変わった私生活に喜びと戸惑いながはの日々。 そして、最近定期的に過労で倒れている。 気持ちはこんなにまだまだ頑張りたいのに、な

          彼女に、着るだけでワクワクするような、ワンピースを

          透明人間と僕

          僕の友達は透明人間だ。 見えない手で、見えない顔をかく なんで透明なのにそうしてるのがわかるかっていうと、彼は、透明に見えないように、たくさん着ているから。 夏でも長袖長ズボンは当たり前。 フードを被った上から帽子を被って、派手な色の手袋と靴下をはき、マスクとメガネをかける。 僕は、そんな彼を見るとむしゃくしゃする。 だって、透明人間なんて特別じゃないか。 それなのに、一生懸命特別であることを隠す。 すると余計に悪目立ちして、さらに特別であることを主張しているかのよう

          透明人間と僕

          僕の神様

          僕は神様なんて信じてない だって、僕は神様を見たことがない いるかどうかわからないものを信じることはできない 僕は神様を見たという人に会ったことがない そう言う人はいるけど、どれも説得力がなくて、本当だとは思えない なのに、神様を信じて、人を信じない人がいる 見える人を大切にできないのに、見えないものにすがって、自分だけ救われて、他の人を傷つけるなんて、本当に神様がいたら、そんなこと望んでないだろうし、ちょっと考えれば間違ってるってわかりきったことなのに だけど、僕だけの神

          ドキドキちゃんとかなしみくん

          私はドキドキちゃん。 君の、ドキドキした気持ちでできているの。 初めて触る大きな犬や 初めて見たお魚の大群、 初めて歩くデコボコ道で大きくなるの。 ドキドキは、 すごく熱くて、ちょっとだけ怖いけど、触ってみたいな、見てみたいな、やってみたいなって気持ち。 君がえいやっと一歩進んで、わたしが大きくなると、それが、あなたの「勇気」になる。 僕は悲しみくん。 君の、悲しい気持ちでできているよ。 転んで痛い時、 バイバイする時、 なんだか上手にできない時、 大きくなっていく

          ドキドキちゃんとかなしみくん

          生と死

          10代の頃、 私は死についてばかり考えていた。 とにかく、何もかもが面倒くさくて、面倒だと死にたくなった。 周りの同学年の子たちが、恋とか、友だちとか、小さい世界の目とか、そういう類のことで悩んでいる気持ちがわからなかった。 今日、自分が生きている。 このことが面倒で仕方なかった。 じゃあ生きているのが面倒だから、死んでしまおうと思って、部屋のベランダから飛び降りようとした。 その時の気持ちは、朝ご飯はパンにしよう、ぐらい軽いものだった。 だけど、飛び降りるどころ

          のっぺらぼうちゃんのぱぱとまま

          のっぺらぼうちゃんは、のっぺらぼうなので顔がありません。 そのことで、学校ではいじめにあい、いつも一人ぼっちでした。 だから、自分には価値がないのだと思っていました。 そんな自分が惨めで、情けなくて、こんな子を生んだ両親が、可哀想でなりませんでした。 ある日、のっぺらぼうちゃんは、自分のぱぱに聞いてみました。 「ねぇぱぱ。私のこの顔、どう思う?こんなんじゃなければ良かった?どんな顔の子がよかった?」 今にも壊れそうなのっぺらぼうちゃんに向かって、ぱぱは迷うことなく言

          のっぺらぼうちゃんのぱぱとまま

          ファザコン、マザコンて、なんだよ

          私は、実父が大嫌いです。 セクハラ、モラハラ、サイコパス。 人生で関わっちゃいけない人間の代表格。 父のせいで、家族一人一人が精神めちゃくちゃになって、大袈裟じゃなくて本当に、全員死の淵に立たされた。 楽しい話じゃないので、そのへんの詳細は割愛させてください。 それでも、それなのに、時々父が夢に出ます。 何年も前に出て行った父が、平然と実家に帰ってきて、部屋着で転がってるんです。 夢で、私は怒り狂って、警察を呼ぶ前に出て行け、と叫んで、それで夢から覚めます。 夢か

          ファザコン、マザコンて、なんだよ

          ワガママ

          私の好きな人たちは、大抵ワガママだ。 旦那はアレルギーみたいに行事が嫌いで、中学、高校の行事はほぼ不参加。 結婚式だって、私がぜーんぶ準備した。ついでに新婚旅行も。 祖母は、気分ですぐイヤと言う。 買い物行きたいって言うからみんなが準備したのに、土壇場で平気で行かないと言い張る。 そんでそのあとでやっぱり行くって?周り振り回しすぎ。 両親はいつまでも若い気持ちが抜けない。 無理して、体が追いつかなくて、勝手に落ち込む。 この前だって犬と海まで走って、怪我して、「若い時は

          赤ちゃんにだって人権がある

          育児方針について。 赤ちゃんって、泣くことでしか意思表示できないですよね。 それを無視されたら、すごく悲しいんじゃないかな、っていうのが私の個人的な考えです。 でも、 大先輩の母たちって、 「抱き癖がついちゃうわよ」とか、 「少しくらい泣かせとけばいいのよ」 「甘やかしすぎると神経質になるよ」 というアドバイスをくださるんですよね。 育児って正解がないし、その方々はそれで立派に人を育てられたのだから、それはそれで間違いじゃないかもしれません。 ただ、私はちょっと違う意

          赤ちゃんにだって人権がある

          睡眠より食事より、仙豆くれ

          現在、まま歴0歳2か月半。 うちの子はよく寝るし、実家も近いし、多分、周りの先輩まま様たちからしたら、楽な方だと思います。 でも、要領も悪く、初めての育児で体は疲労MAX!!! よく、 「でもこの笑顔を見たらがんばれるの」 という、女神みたいな母たちの言葉聞くじゃないですか。 私は、前職で一応教育関連の現場(事務ですけど)にいたくらいなので、元々わりと子どもは好きな方だと思いますが、それでも、 いやいや、ままだって人間だし、過酷だし、 そんな出産していきなり聖母になり

          睡眠より食事より、仙豆くれ