見出し画像

ファザコン、マザコンて、なんだよ

私は、実父が大嫌いです。

セクハラ、モラハラ、サイコパス。
人生で関わっちゃいけない人間の代表格。

父のせいで、家族一人一人が精神めちゃくちゃになって、大袈裟じゃなくて本当に、全員死の淵に立たされた。

楽しい話じゃないので、そのへんの詳細は割愛させてください。

それでも、それなのに、時々父が夢に出ます。
何年も前に出て行った父が、平然と実家に帰ってきて、部屋着で転がってるんです。

夢で、私は怒り狂って、警察を呼ぶ前に出て行け、と叫んで、それで夢から覚めます。

夢から覚めて、私は、あんなひどい父なのに、もしかして、帰ってきてほしい気持ちがあるんだろうか?未だにわかってほしいとか思ってるのだろうか?と、自分自身に身震いしました。

結局、子どもは、自分の親を嫌いにはなれないのだと思います。
どんなにひどい親でも。
だから、だから悩むのだと。

人類皆そうではないでしょうか。
もはや、生き物の本能なのでしょう。
生まれた時に首も座らない一番弱い状態な人間は、尚更なのでしょう。

そんな私が親になって思うのは、
子どもとの関係性を、血筋に頼るのではなく、
親と子の前に、人と人としての信頼関係とか、
そういうものを大切に丁寧に育みたいということです。

うまく言えませんが。

ファザコンがなんだ。
マザコンがなんだ。

親を思うことが問題なんじゃなくて、誰かに依存して、考えることをやめることが問題なのではないでしょうか。

考えることは辛いことです。
考えるのをやめることは楽です。
でも、生きるって考えることだと、私は思います。

これからも、自分の生き様について、大切な人たちについて、一生考え続けていきたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?