見出し画像

諦めたくないわたしは料理をやめた。

産後3ヶ月、嵐のような情緒とボロボロの身体が回復を始め、最近では以前とほぼ同じように動き回れるようになりました。

出産のダメージは、交通事故で全治半年くらいの怪我をするのと同じくらいだそうですが、寝たきりになれるわけでもないのに3ヶ月ちょっとで回復するって…人間の身体ってすごいですね。

もちろん産後の回復には個人差があると思います。
まだまだしんどい人も、もっと早くに回復する人も。

そして心身が回復するとともに、すっかり春めいてきました。

1年の中でいちばん好きな春!わたしはパーマをかけたりネイルしたりして、財布の紐を緩めまくっています。

飛び回る春

諦めたくないから料理をやめた

息子と向き合っている時間は大変なこともあるけど、毎日が新鮮で冒険のよう。
日々成長する息子にどんどん刺激をもらい、挑戦したいこと、やってみたいことがたくさんあります。

仕事のスキルアップはもちろんのこと、今はかつてないほどの創作意欲。

文学賞に応募しようと決意したし、

所属するサークルの皆さんと、アンソロジー本出版に向けて動き始めています。

さらに、もっともっとnoteを楽しみたくて、noteで作る雑誌『Comme toi』を創刊しました。


この原動力は間違いなく、出産・育児という今までに経験したことのない日々を送っているから。

とにかく毎日感じることがいっぱいで、物語の種、創作の種がぽこぽこと芽を出しています。
どんどんアウトプットしていかないと、身体じゅうがいっぱいになってしまうのです。

今、この瞬間を、この時生まれた想いを、一滴たりとも取りこぼしたくない。
そんな想いを抱えながら、日々を生きています。

ひとつしかない身体

諦めたくないから料理をやめた

とは言え、当然ですが自分の身体はひとつしかありません。

しかも現在、今までのように身一つではなく、息子という存在が。
働きどおし、しかも2月から新しい場所へ異動になった夫は、ほとんど家におらず、普段の育児はわたしに責任がかかっています。

さらに、先月から仕事を再開しており、社会の一員として、そしてずっとよくしていただいているクライアント様のためにも、自分の責任を果たさなければなりません。

家族3人が暮らしていれば、家事が必要です。
夫婦2人の時よりも圧倒的に増えた洗濯物。
風呂、寝かしつけ、授乳。買い物。保湿。オムツ換え。
掃除。予防接種の予約。病院。健診。
そのほか、名前の無い家事。

息子が起きている間には、息子に向き合ってやりたい。
最近ますますよく笑うようになってきた彼との時間が楽しくて、寝かしつけるまでは散歩をしたりショッピングモールをうろうろしたり、家で歌ったり踊ったり。

息子が寝てから仕事をして、そうでない時には創作を。
でも読書も自分にとっては必要不可欠だから、睡眠時間を削ってでも本が読みたいときも。
(書いててめまいがしてきました)

身体はひとつしかないのに、やりたいこと・やらなければならないことがごまんとある。
でも、わたしにとっては何一つ欠けてはならないもの。
何一つ諦めたくないものなんです。


あ、料理やめよ。

諦めたくないから料理をやめた

家族のことも自分のことも、何一つ諦めないために思いついたのが「料理をやめる」ことでした。

1日の中で、料理に割く時間って意外と多くありませんか?
調理をしている時間だけではなく、「明日は何を作ろうか」「冷蔵庫に残っているのがアレとアレだから今日はコレをして…」など、1日中料理のことを考えていることもあります。

夫の帰りが遅いので、彼には少しでも栄養バランスの取れた食事を出したくて、結婚してからはずっと自炊を続けていました(お惣菜とかも買わなかった)。

でも、そんなのこれからはムリ!!!!!

夫は大人だし、昼食は会社で栄養バランスのとれたものを食べているし、もういいや。

そう思ったわたしは、夫に「今手を抜けるのが料理だけだから、これからしばらくは料理したくない。適当に買ったものとか出したり、しんどいときは帰りに自分で好きなものを買って来てと頼むと思う」と言いました。

すると彼は「え?全然問題ないよ!お茶漬けでもカップ麺でも、なんでもいいよ!なんなら俺が買ってくるよ!無理しないで!舞さん(と呼ばれています)が楽しいのが一番だよ!」。

ううーっ。ありがとう。

料理の呪縛から解放されたことで、物理的にも精神的にもずいぶん楽になりました。


諦められへんねん

諦めたくないから料理をやめた

上手く力を抜いて生きている(ように見える)人を見ると、「ああ、わたしってなんて諦め下手なんだろうか…不器用だ…」と思うこともあります。

周りから見れば、「なんだかいつも頑張ってる人」とか「頑張り過ぎてしんどそう」とか思われてるんだろうか…と不安になることも。

これでも20代の頃よりは随分「諦める」のが上手になってきたつもりなのですが、それでも相対的にみれば「ガンバッチャッテルヒト」って感じです。スマートな大人にはほど遠い…。

でも…、わたし、決して無理して「頑張ってる」わけじゃないんです。

勿論人間だから、キャパオーバーになったり、しんどくて誰かに泣きついたりすることもあります。

それでも諦められないのは、一度しかない人生を思い切り生き抜きたいから。
そして、やると決めたことはちゃんとやりきりたいから。
ただそれだけなんです。

なぜか不思議なことに、幼い頃から「人の死」というものを間近に感じてきました。
人生はとても短くて、ふとしたことがきっかけで突然終わってしまうこともあるのだと、肌感覚で理解しているようなところも。


大阪弁で、「欲張り」のことを「がめつい」と言います。
わたしはまさに「がめつく」て、人生を骨の髄まで味わいつくしたいのだと思います。

だから、やりたいと思ったことはすべて経験したいんです。

その結果、パンクしてしまうこともあるのだけど。
そんなことを気の遠くなるほど繰り返して、今回のように「諦めてもいいものを手放す」ことが少しずつ出来るようになってきました。

「諦めたくないねん」は、たぶんわたしの人生の合言葉?
それで迷惑をかけることも恥をかくこともあって、そのたびに自己嫌悪に陥ったり、顔から火が出そうになるのだけれど。

この性格を変えることを諦めて(笑)、そのつど上手い方法を考えながら生きていきたいです。

そして、そうしていられるのは、人間関係に恵まれているからだなぁ、と、周囲の方々には頭が上がりません。
これからも力を貸してください。

***


最後までお読みいただき、ありがとうございました!



この記事が参加している募集

#自己紹介

231,316件

いつもありがとうございます。 いただいたサポートは より上質な記事をお届けできるよう 大切に使わせていただきます♪ 新米母ちゃんを ぜひとも応援してください📣