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イトシマメグル #2

夕日の見える神社

おどろくほど美しい夕日を見た。
青だった空にみるみるうちに色が現れ、そして何事もなかったように消えてしまった。
こんな自然の壮大なショーを、自分の住む街で見ることができるとは…
間違いなく幸せだと思う。
この夕日を教えてくれたマスターもまた、この街に来てよかったと思っているひとりなんじゃないかな。

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近頃お気に入りの森の中のコーヒー店は、北国から移住してきた若いご夫婦が営んでいる。
営業は週4日。休みの日は、趣味の焚き火に出かけているらしい。
ただ暖かいところに住みたかった、そんな生き方にもなんだか憧れる。


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夕日のきれいな神社は海の近くの小高い丘の上にあって、
入り口はわからないほど狭い。

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鎮懐石( #ちんかいせき )八幡宮。
夕日だけでなく、令和の里としても由緒あるらしい。
九州一古い万葉歌碑が残っていた。

ご朱印帳にも夕日が描かれている。次に買う時は、これにしようかな。
お守りも誰かにあげたくなるほどの素敵なデザイン。
揃えて持ってもかっこいい。

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そういえば宮司さんも数年前に実家を継ぐために戻ってきたらしい。
神社のインスタグラムにも夕日が次々と更新されている。
こんな夕日が見られるのも神様からのご褒美かな。


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展望台から望む玄界灘には、上手に島が配置されているみたい。
昔々、神功(じんぐう)皇后は、この海を渡って戦に出たとか。懐に、石を持って…
何百年もずっと変わらない景色。
歴史の教科書に出てくるような人も、きっと同じ海を見たんだろうな。

紫色の雲は、めでたいしるしらしい。夕日にこんなにも色が重なる。
携帯のカメラでもこれだけ色が映し出せるとは。
目の前いっぱいに広がる海と空をスクリーンに、まるで映画や絵画を見ているみたいに。
夕日が消えた後の余韻と静寂…しばらくの間、動くことを忘れてた。



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これまで人との縁や土地との縁なんて、あんまり考えずに生きてきたけど、
イトシマに来たことも何かの縁だったのかも。
神様と夕日のおかげでそんな事を考えた。また見に行こう。

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#3 赤でつながるおいしいイトシマ
近日公開予定

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DJ 栗田善太郎

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