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週刊嶋根

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2024年5月の記事一覧

初夏を使い切らないで

初夏を使い切らないで

初夏のことを書かなければ、書かなければ。そう思ううち、もう初夏は終わった。気付くと梅雨に入っていた。この時期は髪の毛の表面がぱやぱやと粟立つのですぐにわかる。逃したなあ、もっと新緑の写真を撮っておくんだった。

季節が一つ巡るたびに、「わたしの人生に、残りの初夏は最大であと60回くらいしかやってこない」と数える。むちゃくちゃ運がよくても70回くらいだろう。もっと早く使い切る可能性のほうが高い。つか

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令和に寝取られた

じぶんが生まれた前後に流行っていた歌がいちばん心惹かれるね、これはなぜなんだろうなあ、とよく考える。音楽に限らず、ひとは永遠にじぶんの幼少期を生き続けているね。(わたしは2000年代のボカロ、エロゲソング、アニソン、アイドルなどが好きだ。最近は専らave;newを聴く。)

メズマライザーを知っているか?わたしはほんの少し前まで聞いていなかった。一度ニコ動でメシマズライザーって検索したけど何も出て

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楽しみな予定が破壊されるとゆう予定だけを抱えて明日へ行く

大雨警報でた。憂鬱で胸をごそごそさせながら歩く。楽しみな予定は大雨で流れた。
昨日のよる、へんな気分だった。2ヶ月前から心待ちにしてた予定が目の前でぶっ壊されるのに、それでも明日に行かなくてはならないんだった。

流れる、ていう言葉からいつも思い出すのは、コップいっぱいに注いだ水を地面に流して捨てようとするあなたの手首の傾き……とか それは目に見える水ではないのだが。水はわたしの言葉であった。思想

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インターネット爆発後のおれたち

わたしは10代、もっと言えば19歳、永遠に19歳。高校留年したかった、ともかく10代。

インターネットは10代が微塵も若くない。
見渡せば、みんなもう立派なコンテンツになっている。わたしは手遅れの10代。焦る。承認されてないていうか、消費されてないことに焦りはじめる奇妙な10代。

「みんな」もう完成しているのに自分だけ完成していない、という焦りと大きな孤独。10代は若くない。なんて惨めな。

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痛みだけがわたし

うれしかった。どうでもいい人に傷つけられるよりも大好きな人に傷つけられたい。うれしかった、うれしかった。
傷つくたびに、この痛みがどうか永く続きますようにと思う。そしてあっさり失くして、なめらかになった胸をさする。痛みを探している。

日々にわたしの皮膚はあり、毎日誰かが爪を立てて引っ掻く程度の傷をつける。そうしてささくれた体を、たまに頭から被るくらいの絶望が包み込んでくれるときに、ようやくわたし

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風のみえるもの

6月はお菓子やめる、って言ったそばから、今日、バイト前に無印良品へ寄ってバームクーヘン2個買った。1個食べた。お腹すいてたから。残りは明日。明日朝早いから朝ごはん。てか、でもまだ5月だしいいか、と思った。

🌷

大森靖子の少女3号ばかり聴いていて露骨に夕方が好きになった。バ先の集合場所に20分前に着いてずっと鳥とか木々とか旗とか見ていた。すなわち風を見ていた。風の見えるものが好きである。ちがう

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恐ろしいのは時間の止まらないことだ

2024.05.24

今日、いいな、と思ったものは自転車。赤いやつ。波の満ち引きみたく揺れながら遠くなってゆく。今日の風力と同じようなペースで。私は自転車に乗れないので、たびたび羨ましく思う。風が頬を撫でてさぞ気持ちいいだろう。頬よりもっといいのは、耳の裏側を通る風だろう。だらんと垂れた腕をさらっていく風もいいだろう。

🌷

最近はもう授業ひとつ聞くのにもじっと座っていられない。夥しい量の「

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