Issy

イギリス・ロンドンで舞台芸術から語学、観光などマルチに活動しています。日本で美大を卒業…

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イギリス・ロンドンで舞台芸術から語学、観光などマルチに活動しています。日本で美大を卒業後、2016年に渡英。美術大学院を卒業後、いろいろなご縁がありロンドンに拠点を置いております。ご連絡はこちらまで:itsukinterepretation@outlook.com

最近の記事

【体験記】イギリスでコロナに感染しました

私はイギリスに移住して5年になる者です。最近、イギリスの変異株というワーディングと共にコロナウィルスの話題でイギリスがニュースに出てくることも多いのではないでしょうか。 私はロックダウンが始まった2020年3月ごろから、一歩もイギリスを出ずに生活してきました。ほぼ1年に渡って、昨年中は全く体調を崩すことも無く、外出できないながらに出来ることをやりそれなりの毎日を送っていたのですが、先日20日の水曜日にコロナウイルスの検査で陽性の結果が出ました。現在は10日間の自主隔離中で、一

    • 韓国と日本はパラレルワールドということを伝えたい

      日本人にとって、「韓国」というのは通常、人によってすごく評価が分かれる国だと思う。 大体の年配の日本人は、韓国のことを嫌う人が多い。それは歴史的背景からでもあり、メディアの情報操作や政治背景に関連することからきている。 それに対して若者は韓国に非常に親近感を持ち、浸透していく人たちも多い。それは韓国が生み出す、違う文化ながらも親近感のあるトレンドが日本の若者を引き付けているからだ。 私は日本に住んでいた時、多くの人がそうであるように、韓国を良く思わなかったタイプの人間だ。メ

      • SNSは良くも悪くも世界を狂わせた

        私は90年代生まれの20代後半であるが、ある意味影響をもろに受ける世代として、SNSが産声を上げたそのころから今に至るまでを身近に観察し続けてきたと思う。 そして近年、私はそのSNSというものがビジネスにもどんどん介入するようになり、そして人々の生活の中心にもなりつつあることで、恐ろしい狂気にもなりえるということを思い知らされる事件や、自分自身の心境の変化を感じるようになった。 昨今の事件では、テラスハウスの木村花さん、そしてつい先日の三浦春馬さんの自殺があった。二人の自殺理

        • テラスハウス・小林快さんのブログ翻訳- 木村花さんについてと彼の近況について

          文章引用元:My thoughts by 小林快さん https://eddiehark.blogspot.com/2020/07/a-message-of-equal-heart.html?m=1 A message of equal heart  平等な心のメッセージ July 10, 2020 First of all to the people who have given me positive messages, I just want to thank yo

        【体験記】イギリスでコロナに感染しました

        • 韓国と日本はパラレルワールドということを伝えたい

        • SNSは良くも悪くも世界を狂わせた

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          COVID-19 イギリスの状況記録 24/6/2020

          1.更なる規制緩和 変わらず混乱が続くイギリスでは、先日ボリス首相より新たな規制変更についての会見が放送された。 今月に入ってからは様々な変化があり、スーパーや薬局以外の店舗が次々に営業を再開し始めた。先週月曜日からは、衣料品店や店内で食べない飲食店がオープン。月曜日はそこかしこで様々な店舗に行列が出来ていた。 そして、先日発表されたのが7月4日からの規制について。 1.パブ・レストランなどの飲食店を厳重な規則下において営業を再開させる。 2.今まで、密を避けるために基

          COVID-19 イギリスの状況記録 24/6/2020

          写真はその瞬間を切り取り、ドラマチックに残すもの

          私は写真家ではないが、アマチュアながら写真を撮るお仕事を頂くことがある。私の機材も決して、プロのものではない。CanonのEOSXというビンテージ物の一眼レフと、EOS7i という2014年あたりに発売されたこれも一眼初心者用の機材だ。 私はイギリスの都市閉鎖が始まる前は、観光ガイドの仕事を月に何回かしていた。この仕事の一環で、観光中の写真撮影を頼まれることもあり、いわばガイド兼カメラマンとして仕事をしていた。 仕事をする前から写真を撮ることは好きで、趣味でいつも写真を撮

          写真はその瞬間を切り取り、ドラマチックに残すもの

          音楽と芸術性で見るRPG

          私はゲームが好きだ。というよりは、ロールプレイングゲームが大好きだ。 生まれて初めて手にしたゲームは、私が5歳のころ。1990年代後半で、いとこがゲームボーイとポケットモンスター赤をくれたのが最初だった。 その時からロールプレイングゲームにどんどん興味が出て、私が小学1年生に上がったころに「ニンテンドー64」を両親が買ってくれた。 それ以来、ありとあらゆる「ファンタジー」系のRPGにドはまりし、大学生くらいまでは時間があればゲームをしていた。 私は今アートを生業にしているが

          音楽と芸術性で見るRPG

          Covid-19 イギリスの状況記録05/06/2020

          先日、日本では緊急事態宣言が解除されたということで、私は日本にいる中高年の家族のことを思い、一旦胸をなでおろしたところだった。 その一方で、自分たちに対する警戒は一向に解くことが出来ずにいる。 はっきり言って、イギリスはヨーロッパで最悪、世界でも二番目に最悪の事態となっている。 1.現在のイギリスの感染状況について 先日の記事で、”Stay Alert”という新たなシステムが発表されたと記述したが、予定通り、そのころからロックダウンが若干緩和された。 ↑詳細な内容につ

          Covid-19 イギリスの状況記録05/06/2020

          猫が死んだ日

          今日急に、3年前に死んだ実家の猫のことを思い出した。 彼らは私が9歳のときにやってきた。愛護病院から引き取ってきた。 名前はちゅらとさつき。うちは父方の祖父母と二世帯で住んでいて、男の子のちゅらは祖父母に、女の子のさつきは私の両親が基本的に面倒をみることにした。 ちゅらという名前は祖父母が決めた名前で、当時朝ドラで「ちゅらさん」という作品が流行っていたのでそこから来たらしい。 二匹は姉弟だったけど、全然見た目は似ていなかった。 ちゅらはグレーと白の体の大きな子で、さつき

          猫が死んだ日

          Covid-19 イギリスの状況記録14/5/2020

           先週末、イギリス政府より新しい規制ルールが発表された。"Stay home"から"Stay Alert"というフレーズにスローガンを変え、以下のルールが更新された。 まず、最初に政府は段階的な緩和処置をとるということを発表した。3つの段階があり、Step1が現在実行されているものである。 ・Step 1 ・建設関係・工場などの現場仕事をせざるを得ない人々は仕事復帰支援をされる。(仕事再開するということ) ・一日1回・近所での短時間の運動が時間無制限かつ一日何度でも可能

          Covid-19 イギリスの状況記録14/5/2020

          舞台が世の中に戻る日はいつ

          私は大学・大学院共に舞台美術専攻で、卒業後も舞台やライブイベント関係の仕事をメインで続けてきた、ゴリゴリの舞台職の人間なのだが、新型コロナウィルスがここまでに猛威を奮い、まさか世界のすべてのイベント・舞台を中止させてしまうような事態になるとは考えもしなかった。 自分はイギリスに住んでおり、ロックダウンが始まる直前の3月は初のイギリスでの自分の舞台美術が初舞台を迎えるということで、非常に楽しみにしていた。小劇場だが、2つのユニークな舞台の美術をデザインしていた。制作も自ら行って

          舞台が世の中に戻る日はいつ

          美大卒現役舞台関係者が好きな漫画

          #私を構成する5つのマンガ というタグが面白そうだったので書いてみた。私(20代後半・美大卒舞台関係者)が好きな漫画五選を、ストーリーだけでなく美術的な目線でも選出してみた。 1.D.Gray-man (1-8巻まで)私は小学校5年から高校2-3年くらいまで、週刊ジャンプを毎週購読していた。時代でいうと2004-2010年代くらいのころの話で、当時の週刊ジャンプはノリに乗っていた…ONE PIECE、ナルト、BLEACH、Death Note、愛シールド21、リボーン等々…

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          コロナウィルスで英語を学ぼうー英語記事に頻用される語彙やフレーズ

          以前に正確な情報入手のために日本語媒体だけでなく、外国語媒体のニュースもチェックしてほしいという記事を書いた。 とは言え、外国語のスキルがなければ情報入手をするのも難しいだろう。そこで、英語記事で今回は頻繁に利用されるフレーズや単語をまとめてみたので活用してみてほしい。 1.自宅自粛関連の語彙 ①Lockdown ロックダウン。ー公共施設などで、外部からの闖入者に対して内部の人間の安全確保のため建物を封鎖すること。 ②Quarantine 「隔離」という意味。 名詞と

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          Covid-19 イギリスの状況記録ー感染率世界5位になったイギリスの今

          3月23日、イギリスでロックダウンが始まってから早1か月が経過した。 私は普段ロンドンに住んでいるが、現在は疎開として、ロンドン郊外の町に避難した。そこでロックダウン生活をしている。 1.イギリスの今 ロンドンから離れてからは、ストレスが減った。私が現在滞在しているのは、ロンドンから1時間半ほど南に行った先にある小さな町だ。目立った観光地というわけでもなく、人口の90パーセント以上がイギリス国籍のイギリス人ばかり。世界情勢とは裏腹に、漁師町で非常に穏やかな時間が流れている

          Covid-19 イギリスの状況記録ー感染率世界5位になったイギリスの今

          日本人の「モラル」と世界は大きなズレがある

          昨今、人々の心が次第に疲れ始めているのを感じる。SNSを見ればどこかで誰かが批判的な意見を言い、「モラルを問う」というフレーズで、誰かが何かを誰かのせいにしたりしている。人々はいつも以上に、この非常事態において本当の自分自身を露わにしてしまっているのかもしれない。 先日、私はパートナーと言い合いをした。私のパートナーはスラビック系(元ソビエト連邦国)のヨーロッパ人である。 私たちは一緒に住んで1年以上になるが、普段はお互いに仕事をしているため、やはり今のロックダウンという状

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          COVID-19におけるアジア人差別についてのまとめ

          昨今のCOVID-19において、さまざまな人間の醜い姿が露わになるようになった。その一つの大きな要素として、アジア人差別があげられる。 以前の状況記録に、アジア人差別についての内容を軽く述べたのだが、もう少し掘り下げて話を記録しておきたいと考えた。 まず、日本の方々に誤解してほしくないこと。それは「すべての外国人が差別を行っている」という偏見を無くしてほしい。程度は国によって全く違う上、地域によってもその程度は違うだろう。ステレオタイプに流されてその国のほとんどの人間がそ

          COVID-19におけるアジア人差別についてのまとめ