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凍傷を治した水餃子

日本では専ら
焼き餃子が人気ですが…

今回は、
かつて薬代わりだった
『水餃子』にまつわるお話を
したいと思います♫


名医、張仲景あらわる

かつて中国には、
どんな難病でも治してしまう
張仲景(ちょうちゅうけい)という
名医がいました…

張仲景先生は、
日本で有名な「葛根湯」などの
多くの漢方薬を『傷寒論(しょうかんろん)』と
いう医書にまとめて伝えた人です(^^)

張仲景先生は、
どんな人でも分け隔てなく治療を行い、とても真面目で親切な先生であったため、多くの人々に愛されていたそうです。

ある時、寒さと飢えに苦しみ
『凍傷』になる人々が続出した事に心を痛めた張仲景先生は、薬を作って治療することを決めました。



この時、張仲景先生が作った薬が

【去寒嬌耳湯】

(身体が暖まる餃子スープ)でした。

『去寒嬌耳湯』は、羊肉や唐辛子など体を温める食材が多く使われており、小麦粉から出来た皮で包んで、コトコト煮たそうです。

まさに水餃子


これを温かいスープと一緒に食べた人々は、ポカポカと身体が温まり、少しずつ血行が良くなっていき、苦しんでいた『凍傷』が治っていった!と言われています。



冬至から水餃子

その薬を配ったのが『寒い冬至の日』であったことから、中国では未だに冬至の日から元旦までに水餃子を食べる習慣が受け継がれているそうです。



私はこの話が大好きで、冬になると水餃子が食べたくなり、水餃子を食べると身体も心もあったかくなります♫


今年も作った水餃子

そんな事を思い出しながら今年も
『水餃子』を作って食べました*\(^o^)/*

当時は羊肉を使っていたそうですが、もちろん豚肉などに生姜、ネギ、ニラもしくはエビを加えた具材でも身体を温める力は抜群!

温まる食材を使って『水餃子』でポカポカ(^^)
是非寒い冬に取り入れてみてください♫


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