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わたしの宝物(3)


(前回の続きです)
さてさて、このどんぐり。よく見ると、形や大きさ、いろいろありますよね。ぼうしだっていろいろ。見比べてみると楽しいですよね。
どんぐりの絵本もたくさんありますが、オススメの一部をご紹介。「どんぐりむら」シリーズ(作:なかやみわ、発行:学研教育出版)は、2010年に『どんぐりむらのぼうしやさん』が登場してから、7作品が発刊されている人気シリーズ。どの作品もやさしい大人たちに囲まれてすくすくと育つ子どもたちが描かれ、ほっこりします(シリーズ第2弾の『どんぐりむらのパンやさん』は、働くパパママへのエール本とのこと)。


裏表紙の見返しにはいろいろなどんぐりの名前が書かれてありますので、「このもじゃもじゃ頭はアベマキ⁉このしゅっとしたお顔はマテバシイ⁉」と、いつの間にかどんぐり博士気分も味わえるかも。
そして、「14ひき」シリーズ(作:いわむらかずお、発行:童心社)は、国内500万部、海外150万部の超ロングセラー絵本シリーズ。スローライフってこういう生活よねっていつも思わせてくれるのですが、その中の『14ひきのあさごはん』には、どんぐりパンを作っているシーンがあり、とってもおいしそう。
以前、環境体験学習イベントで食べさせていただいたことがあるのですが、炒ったどんぐりって香ばしくておいしいのです。一部ちまたで話題の「縄文イベント」で販売されている「縄文クッキー」はどんぐりクッキーの場合が多いようです(ただし、食べられるどんぐりと食べられないどんぐりがありますので、要リサーチ)。


そして、この『どんぐりかいぎ』(作:こうやすすむ、絵:片山健、発行:福音館書店)は、動物界と植物界の知恵比べと申しましょうか、自然の摂理をさらっと描いているなかなか深い一冊です。野生鳥獣問題にもつながるかな。自然界のことをあれこれ不思議だなって思い始めた少し大きなお子さまにどうぞ。
どんぐりのことをもっと知りたくなったらこちらもご参考になさってくださいね。


日本自然鉾保護協会「これは何の木のどんぐり?」

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