見出し画像

「わが投資術」を読んでわかった、株式投資の意外な真実|自分でもできそうに思えてくる不思議

おはようございます。またしても本を1冊読みました。本の題名は「わが投資術」です。表紙からしていかにも投資のイロハを教え込むようなイメージをうけて、果たして自分は読むのに耐えられるのだろうか…。と読み始め不安な本でした。

お金の話は嫌いなんです。正直・・・。昔は結構好きだったんですよ。人間痛い目を見るとその話題は辛いというか。なので覚悟して読みました。

実際読むと、その(自分の中での)嫌悪感のようなものはなくて、人生論というか、苦労して今があるのだなLということがひしひしと伝わる本でした。

額が額でぶっ飛んでいて想像ができない場面もたくさんあったのですけど、でも、人生に通じるというか。なんというか。自分たちでも株で儲けられそうに思えてくるのが不思議です。

ぼくは、はっきり言って裁量で買って売るは向いていないと思っています。

でも、本書を読むと、できそうになるから不思議です。あ、でも多分やらないです。少なくとも今すぐには。分かっているんです。本を読んだときはなんかできそうなんですけど、実際やるとカオスというか自分基準が全然保てなくて結局グダグダになるということを。

でも、本書はきっかけになりました。だから、この本がきっかけになってふと株を買いだすかもしれません。でもわかりませんけど。


「わが投資術」の作者はどんな人?

個人資産800億円という、長者番付1位になった伝説のサラリーマン投資家の清原達郎さんです。この方は咽頭がんを患って声帯を失っているようです。もかれこれ6、7年前だと思います。

2023年に引退すると決め、それを機に人生で得た株式投資のノウハウを残そうと書いた本のようです。

話のなかの金額が億単位なので、想像できない感じなのですが、損するときは相当な金額でして、ときには全財産突っ込むこともあったりでなんとも、波乱万丈な人生なのをうかがい知れました。

読んでいて、そんなこともあるのかと人生の羽陽曲折というか、何があるかわからないんだなということを感じられたことが、でおもしろかったです。

株価は市場の意思がすべて織り込まれているのか?いや、そうでもないのか?

一般的には市場には勝てないといいます。市場には人々の様々な意思が織り込まれます。織り込まれてない要素が入ってくるから相場は動くようです。

本書では、大局的(マクロ的)には全て織り込まれてくるのですが、個々のケース(ミクロ的)には織り込まれないこともあるようです。

ミクロとはいったい何なんでしょうか。

割安小型成長株には個人投資家が勝てるチャンスがある

注目する人が多い銘柄ほど、その株価には人々の意思が織り込まれやすいようです。よく言う大型株とか中型株でしょうか。トヨタ自動車とかUFJ銀行とかですね。大型株は、指数(日経平均)などにも組み入れたりするので、人々は注目します。中型株は指数には入ってなくても、主要銘柄のようにアナリストが分析したり、投資信託の構成銘柄になると、大量にお金が入ったり出たりするので動きます。

これらで個人が勝つのはめちゃくちゃ難しいらしいです。

その点、割安小型成長株が個人投資家が勝てる唯一の存在くらいに本書では書かれています。割安小型成長株は3つの言葉が入ってますね。

小型とは、時価総額が低い銘柄です。数億円から数百億円くらいが小型株の定義のようです。金額だけ聞くと大きな金額ですが、時価総額からすると少ないようです。時価総額が少ないと簡単に暴騰し高値からの暴落も速いそうです。

買いたい値段で買えず、売りたい値段で売れないので、アナリストからも放置されているとのこと。そんな株だからこそ商機があるのだとかです。

なので割安に放置されている株価ならチャンス到来となるようです。

昔の証券会社は本当に酷かった

本書で興味深かったのは昔の証券会社が非常に低俗な感じな部分です。

自分以上の年配の方に投資の話を聞くと、
「投資は怖い」
「証券会社の人の言いなりになるとお金だけとられる」
「証券会社が儲かるようにしか運用されない」
「投資はギャンブルだからするな」
などと言います。

今の人たちからすると何を戯言を!と思うかもしれません。しかし、当時は本当に酷かったんだなと思いました。当時の証券会社の人は株が高値になるとその高値で売買を繰り返すようにお客さんに仕向けたようです。

売買を繰り返すと証券会社では手数料が入ります。昔の手数料は数千円~数万円と高いです。取引額が大きければ大きいほど手数料は高いので高値圏です。そんなお客さんに高値圏高回転売買をさせる証券マンが証券会社では優良社員とされていたのでそうなるでしょう。

だから、先ほどの戯言が真実なのです。さらに1980年代の金利は約4%です。これなら日本円を持っていた方がよっぽどか確実に貯金は増えていったということができます。

今の人がその当時に行けば、たぶん貯金に全振りが正解で投資をしようとはならなかったのかと思います。

現代とは投資環境がまるで違います。現代の感覚で、パソコンやスマホから発注もかけれませんでした。

証券会社に電話をかけて、「〇〇の株を△△万円分買って」とかです。自分が買いたいタイミングではなくて、証券マンのタイミングで数十~数百万円単位の買い物を数千円から数万円。ときには数十万円?の手数料を使って売買するのです。頻繁に売買なんてもってのほか・・・・

でもって、バブルで頂点をつけて、ドーンと下がる。当時の株の発注や手数料がそんなだから、損切もしにくかったんじゃないかなと。。。。

あ、いろいろと想像も入ってます。

売りはするな|売り残はわからない

本書ではショート(空売り)はおすすめしてません。空売りとは、株を借りて売り、後で買い戻す投資方法です。下がる局面でも利益が狙えるので人気の手法です。

しかし、個人投資家にはおすすめしてませんでした。売りをするかどうかの指標に売り残というものがあります。売りになっているものがれだけ積まれているかです。売った株は買い戻す必要があるので、この売り残がたまるとその解消がどこかで入るので暴騰の燃料になります。

つまり、売っている人からすると大損するのです。

その売り残ですが、どうやら国内分しかわからないみたいなんです。日本の株式市場で取引の多くは外国勢です。その分が反映されていないのははっきり言って勝つ見込みがないようですね。なるほどなと思いまいた。

世の中に役立っていることがやる気と幸せを感じる|お客のために運用

株で儲かったとかでお金がもらえてうれしいと思うかはなかなか微妙です。
同じお金でも、働いているときの残業代が多いとか、昇進して増えたとかそっちの方が喜びます。

この根源には、人の役に立った対価ということがあると思ってます。仕事をして得たお金は、働いて稼いだお金。働くということは人様の役に立つということなので、その対価と考えるとうれしくなるのですね。

投資は、ちょっと微妙です。機会に乗じて得るお金です。役に立つと言えばその株を買って応援したからその見返りをもらうということでしょうか。ですけど、自分でなくてもっとお金がある人がやってもよいわけで・・・。

だからでしょうか。あんまり利益を出してもうれしくないというか。なんなら次は損するかもしれないから心配になるというか。

本書の著者である清原達郎さんは、個人資産が800億円とものすごいのですけど、ファンドを運営していたみたいです。ファンドとは投資信託でして、自分で投資会社をたてて運用したみたいなのです。

お客からお金を集めてそれを運用して利益をだし、それをお客に還元する。もちろん手数料はいただくわけですが、それが人の役にことだったみたいです。

おわりに:小型株を研究するところから始めても良いかも

冒頭で、まだ何もしないと書きましたが、小型株の研究をするのは何か面白そうだなと思いました。新しい会社や新しい事業はどんどん生まれます。最初は見向きもされませんが、そのうち人々の関心を集めて人気になります。

そこで株価が上がったり下がったり。人気がでたりでなかったり。時には会社がつぶれて紙くずに・・・。なんかわくわくしてきました。いや怖いかな。火傷しそうですね。

金額を決めてここはどんな会社なのかなとか、そんなことを考えるとたのしそうです。自分で株を買ったつもりでいろいろと調べてみるのも面白ういかもしれませんね。

#3行日記 :昨日はスーパーの弁当で夕食を食べた

昨日は思いのほか遅くなったので、帰りにスーパーの弁当を買って食べました。どこかの飲食店に入っても良かったですけどね。けっこう貧乏性な自分は安さを追求します。スーパーの弁当がコスパが一番いいですね。おいしいし。

もっともよいのは作っていただいたお家のご飯を食べることですけど、でも無駄にしません。それは翌日に食べようと思います。

#1年前 :自分はサマルトリア王子級に中途半端かな?

自分をサマルトリアの王子と評していたみたいです。みなさんご存じですか?サマルトリアの王子を。ドラクエ2の2番目の主人公というべきでしょうか。偉大な戦士と魔法使いが主人公にいますが、彼はその両方がある程度できる万能選手。そのはずなんですけど、両方とも中途半端でちょっとお荷物、そんな雰囲気のキャラクターです。自分はそんな感じだよということです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。記事が気に入られたらフォローやサポートをいただけると嬉しく思います。また、お気軽なコメントもお待ちしております。

いいなと思ったら応援しよう!

いしやんノート🚴600日連続更新達成|楽しく行動して、楽しく結果を楽しみたい
最後まで読んでいただきありがとうございます🙇‍♂️ 記事が気に入られましたらサポートをよろしくお願いします。 いただいたサポートはnoteクリエーターとしての活動費に使わせていただきます!

この記事が参加している募集