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ヒグラシの鳴き声(オチ付き)

8月中旬、真夏真っ只中。

朝5時半、肌寒さに目が覚めた。
外から微かに聞こえてくる鳴き声に、ふと気付く。

寝室の窓を開け、じっくり耳を澄ますと
遠くの山からヒグラシの甲高い鳴き声であった。
風鈴のような清涼感。
鮮やかでギラギラな青空と山が、今日は淡く爽やかに思える。
それらも相俟って、自分にこの上ない癒しをくれた。

…と、真夏の思い出を詩や小説風に書いてみた。ところが、皆さん大体予想はついてると思うのですが、この話にはオチがあるんです。


時計の針が6時を指した時。
その癒しの鳴き声は一瞬にして、
アブラゼミとクマゼミの混声大合唱にかき消された。
途端に、自分の全身が暑さで溶けそうな感覚に襲われる。

束の間の清涼感と癒しであった。

_(:3」∠)_

…真夏だなぁー…

ここまで読んで頂き、有難う御座いましたm(_ _)m

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