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【短歌と詩】噛み砕く夏の夕立バラバラと止まないくらいに燃え尽きて灰



昨日のうたの日で詠んだうた 🔽

噛み砕く夏の夕立バラバラと止まないくらいに燃え尽きて灰


それに基づく詩 🔽

「夏の夕立」を「噛み砕く」ことで雨の擬音のひとつである"パラパラ"ではなく"バラバラ"と降る。煩いくらいに消化した夏は、満足しても、満足したというその幸せは降り止みそうにもない。夏=暑さ=情の熱さを、燃やし尽くせて灰になった様子が、すべての思い出と生きた足跡と共に今年の夏を後ろに見ては笑っている。楽しかったねまた来年も新しい夏を、ね。


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