教科「情報」の入学試験問題って?
2020年度から小学校の学習指導要領が新しくなり,小学校でプログラミングを学ぶことが始まりました.2021年度からは中学校で,2022年度からは高等学校で,それぞれ学習指導要領が新しくなります.中学校では技術・家庭科の中でプログラミングを学び,高校では全生徒が「情報Ⅰ」という科目で,情報社会の問題解決・コミュニケーションと情報デザイン・コンピュータとプログラミング・情報通信ネットワークとデータの利用について学習することになります.
これを受けて,2025年から始まる大学入試の共通テストには教科「情報」も取り入れる方向で検討が進んでいます.では,実際にどんな試験問題になるのでしょうか.
情報入試に関しては,情報入試研究会がさまざまに試行を行ってきていますが,情報処理学会でも,情報入試委員会を設けて,大学入試での教科「情報」の試験に関しての調査研究を進めてきました.
このNoteシリーズ『教科「情報」の入学試験問題って?』では,そうした活動の中で生まれた試験問題を紹介して行きます.
まずは,プログラミングに関する問題例☆1を取り上げてみます.学習指導要領で「基本的プログラム」と書かれているものに対応する問題を示します.解答例や解説は後に回して,まず解いてみてください.
(以下記事リンク)
(情報処理学会 情報入試委員会)
☆1 松浦敏雄:情報入試問題提案 III ,高校教科「情報」シンポジウム2019論文集, pp.38-51 (2019). http://id.nii.ac.jp/1001/00206716/
(2020年12月10日受付)
(2020年12月28日note公開)
(2024年11月20日更新)
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