求職者のお悩みラジオ【2】固定残業代、みなし残業代が怖い?!
求人広告と採用広報の制作などで様々な企業様の採用支援をしています、いおりです🌸今回もラジオパーソナリティーのように「求職者のお悩みに延々と答えまくりたい!」というわけでnoteで発信してみました!!何かヒントになるものがあれば幸いです!
今回のお題:固定残業代、みなし残業代って求人に書いてあると不安💦
このお悩みもよく拝見しますね。中にはこういった意見もありました。
こういったお悩みがある方には何かしらヒントがあるので、ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。
要点①固定残業代(みなし残業代)について正しく求人に記載していない求人には要注意!
求人広告の制作陣にとっては固定残業代やみなし残業代について書き方が決まっているので、その通りに記載するようにしています。
「固定残業代に関する労働時間数、金額等の明示は義務化されてます」と全国求人情報協会も広報しているので、私たち求人のプロや就業規則を作れる社労士さんたちは大体この通りに記載するようにしています。
「給与を高く見せるために書く人がいる」ってことではなくて、書き方が決まっているので、どうか誤解を解いていただきたいです💦
ですが世の中は便利なことに、企業の採用担当や人事がプロの力を借りずに自分たちで求人を出稿できるようになっているんですよね。なので残業代の正式な書き方を知らないまま載せちゃった求人も出てくる可能性があります。
なんかやんわり曖昧な感じで固定残業代やみなし残業代の記載をしている求人があるなぁ~と思ったら、まずハローワークに同じ求人が載っているか確認してみましょう。ハローワークに掲載されていれば詳細が見れる可能性大ですが、載っていない際どうしても気になる人は企業に問い合わせましょう。
※ハロワで求人を確認する理由※労働関係法令違反の求人はハローワークでは受理されないので残業代の制度などを明記しないと求人を受理されていない可能性があります。そもそもハロワに申請してなかったら求人自体も出てこないので、どうしても気になる方は企業に問い合わせが無難です!
要点②固定残業代、みなし残業代の超過分を支払ってくれないは違法!
固定残業代やみなし残業代の制度があっても、定時あがりはできます。
ですが予め設定されていた残業時間数を明らかに超えていたはずなのに超過分を会社が支払っていない場合はブラック確定です。勤怠を自分で素直に押してるのに打刻し終わった後に誰かが残業してなかったことにしてたとかあれば絶対にやばいです!!
こういったことが長期にわたって続いていた場合は弁護士さんにご相談された方が賢明です(残業代の計算がややこしいと思うのでプロに任せましょう)
また、就業規則などにも残業代のルールが明記されていない、曖昧に書かれている場合も固定残業代やみなし残業代が機能しないことになるらしいので弁護士さんもその穴を指摘してくれます☝
明らかに残業した証拠、就業規則のPDF、打刻などの勤怠のログなど、きっちり揃えて、まずは会社に相談して、それでも動かなかった場合は弁護士さんを召喚し、本来貰えたはずの残業代をゲットしてください!!
ちなみに残業代の簡易計算機サイトもあるので、気になる方はやってみてください・・・。
要点③固定残業代やみなし残業代があっても得する人もいる
固定残業代やみなし残業代が発生してても、実は得する人もいます。実は、生産性が高い人、仕事がそこまで多くない人は定時あがりか、残業が少なくて済むのでラッキーなんです。
私もみなし残業代45時間分付きの元で勤務してますが、月平均の残業時間はだいたい10時間切ってます。繁忙期の時は33時間くらい残業しましたが、それ以外は定時あがりを目標にしつつ、目標達成できてます✊
私個人的な意見ですが、残業代の制度の元で定時あがり余裕な感じで働こうと思ったら…おそらく「第二新卒以上のキャリアがあり、その業界の業務に元々精通している人」とか「仕事を覚えるのが速くて、自分で最短最速ルートや仕組みを考えて仕事ができる人」とか「無理なもんは無理!と無茶ぶりを受けずに自分を大切にしながら働ける人」ならできそう、と思います。
新卒や未経験者で仕事がはじめての人の場合は特に残業が多くなりがちなので、新人に近いほど慎重に検討しても良い気がします。
※管理職(管理監督者)でも、よく基本給と固定残業代に分けて給与を設定されることが多いです。名ばかり管理職になっている方はお気をつけて!!
まとめ:制度は怖くない!運用を守らない会社が怖いだけ!!
求人を見るなり、給与欄に残業制度が書いてあるとゾッとしてしまう方もいらっしゃると思いますが、結論「固定残業代やみなし残業代といった制度自体は特段、怖いものではない」です。本当に怖いのは「固定残業代やみなし残業代の制度を勘違いして運用したり、法律を守らずに残業代を支払わない会社」です。
もし固定残業代やみなし残業代があったのに超過分を支払ってくれてなかった!などがあれば、時効が3年まで伸びてるので今すぐ確認しましょう!
固定残業代やみなし残業代がある求人に応募するか迷う方は、自衛のために以下のことを考えてみましょう!
☆〇時間も残業しそうかどうか、自分のスキルと正直に向き合って考えてみましょう。もしくは面接等で一緒に働く人の人数や業務量、繁忙期の有無、平均残業時間などを聞いてみて、時間内にこなせるかどうかをイメージしてみましょう(教えてくれなかったら、個人的にはもうそんな会社には就職しなくて良いと思います)
☆定時あがりできている部署やチームがあるかを確認しましょう。
☆今回の募集で何人採用する予定なのかも聞いてみても良いでしょう。
☆現場の社員との面談などがある場合は定時で帰っても雰囲気が悪くならない会社なのかも聞いてみましょう。
とにかく気になることがあれば解消できるまで問い合わせ、面談することをお勧めします。納得がいくまで確認することは自分の仕事を選ぶためにはとても重要なので遠慮せず聞きましょう!
制度は怖くない、制度を守らないのが怖い!!これを覚えておきましょう!
もし、こういった知識を初めて知った方は今すぐ私をフォローしてください!!ときどきラジオパーソナリティーやりますので、よろしくお願いいたします🎤
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