芥乃 いのり

多様性と想像と創造。 本屋/図書館/映画/音楽/近代文学/海/旅行 本をだすこと、本屋…

芥乃 いのり

多様性と想像と創造。 本屋/図書館/映画/音楽/近代文学/海/旅行 本をだすこと、本屋をつくること、自宅を映画館みたいにすることが夢

マガジン

  • 雑記つれづれ帳

    これはほんとうに私がただただ好きで呟きまくってるやつです。普通の人間の、普通の日常。宜しければ覗いていってください。生存確認くらいにはなります。

  • 言葉届け

    ここでは自分の言葉ではなく、誰かの言葉を借りながら、私の解釈を紡いでいきたいと思っています。本や映画、音楽など。面白いと思ったものは何でも紹介。これももちろん私の解釈なので、案件でも押し付けでもありません。ここまで読んでくれた人は分かると思うけど、これも不定期。むしろ不定期が定期。どうぞ、ごゆるりとお付き合いください。

  • 生きやすさ提案

    生きづらさの塊である私による、この世の生きづらい方全てのための心を(まずは自分を)ラクにできるマインドを目指して言葉を紡いでいきます。基本的には調子のいい時に、ゆるゆると不定期で更新していきます。調子がいい時っていつだよ?人よりは多分、いや圧倒的にありません。すみません。それでも頑張って生きてるよって人がいます。あなたはひとりじゃないよ。

  • 旅日記

    旅行が好きです。出来るだけ人と関わりたくない私が、人と関わらざるを得ない一人旅に出てみて、思ったことを書いてみます。これも不定期。素敵なお店やら人やらを紹介したいと思っています。ステマではありません。

最近の記事

ご報告

お久しぶりです。 細々と創作活動を続けてきたのですが、ここ最近のメインの仕事、つまり会社員としての激務が祟りまして、持ち前の双極性障害を再発させてしまいました。 昔からひとつのことを集中してやる、っていうのがどうも苦手で、協調性もなくて、偉い人に唯唯諾諾と従うのも苦手、というどうしようもなく社不なわたしを拾ってくれた会社には感謝しかないのですが、もう恐らく数年で限界がくるだろうなという印象です。 もともと業界としてもあまり未来が明るい印象はないので、数年以内には離れるつもり

    • 23歳、夜。二段階加速と生活とエトセトラ。

      夜職をしていると、だいたいこの時間に目や頭が冴え、色々なことをこのくらいの時間から一気に片付けようとしてしまう。今日は休みであるにもかかわらず、身体は仕組まれたように、決まって夕方から活動をはじめる。 もうほとんど一日は終わってしまっているので、買い物くらいしか出かけられない。そもそも出かける用事もない。もとより人付き合いは細く長く、そして別段寂しさすらない。 ただ、夜が徒然と、どうでもいい思考を運んでくるだけである。 …どうも。それっぽいことをそれっぽく書いてはみましたが

      • 僕は真ん中を行く

        人生においてそうそうないであろう休暇を満喫しています。 今日はずーっと前から思っていたことに折り合いをつけたくて、書いていこうと思います。 何かと暗い学生生活を過ごしていた。 人に嫌われるのを恐れ、表面上は明るくふるまっておきながら、自室で膝を抱える自分が本当の姿だと信じていた。そんなやさぐれたわたしを救ってくれたのは、本であり、映画であったのだが、もうひとつ、わたしが愛してやまないものがある。 それは、「お笑い」である。 芸人さんはテレビの向こうからわたしを笑いの渦へ

        • あの日の言葉を、もう一度考えてみる。

          中学を卒業する日、当時の恩師から送られた言葉があった。この二つを自分の生きていく上でのスローガンにしている、という言い回しであったと記憶しているが、わたしは毎年のようにスケジュール帳(タスクの管理は苦手だが、書くという行為が好きなので、今でもアナログを採用している)に、恩師から送られた言葉を書いていた。 誠実さ、そして向上心 わたしに送るという形をとっていたこの言葉は、以降いついかなる時でも、ずっとわたしに付きまとうようになった。 験というのは、一種の呪いである。あの頃の

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        記事

          文芸的な、余りに文芸的な(生活)

          どうも。離脱期間にいろいろありました。しばらくパソコンが入る機会がなさそうなので、大学時代から使用しているぼろのパソコンをこうして引っ張り出して使用しています。やっぱ書き物楽しいーーーーー …はい。正気に戻りました。これもまたいろいろありまして、この度わたしは2週間程、仕事もせず、外出もせず、社会というものからおよそ切り離された生活を送ることとなりました。しかしそうは言っても元来これといった趣味もない人間なので、日がな一日本を読み、映画を観て、気の済むまで眠り、時々書き物を

          文芸的な、余りに文芸的な(生活)

          わたしには体力が足りない

          何もかも、投げ出してしまいたい夜がある。 ひとり、ベッドに横になって見上げた天井には染みが多く、それがわたしの不安と、えも言えぬ焦燥感を引き立たせる。 どうも。久しぶりの文章です。 あっという間に日常が過ぎていきます。わたしの周りの環境も、色々と変わりました。時の暴力的なまでの速さに振り落とされないように必死でしがみつくしかできない、今日この頃です。 日常に殺されないようにしたい。 それが結構、最近の命題。 何をこうも更新頻度が落ちていたかと言いますと、これはもう言い

          わたしには体力が足りない

          分かりやすくも、分かりにくくも、言語

          苦しい。 しんどい。 でも、「何が」わたしを苦しめているのかわからない。 こんなことはないだろうか。 生きていくうえで、漫然とした辛さがある。なんとなくしんどい。この気持ちは何だろう。 言葉に重きを置くわたしにとって、こんな言葉はただの逃げであることはわかっている。 わたしは今日も書く。自分を引き受けていくのは、今日も明日もこの先も自分でしかないから。自分の気持ちには、自分でしっかり蹴りをつける。 苦手な教科のどこが苦手か聞かれると言い淀み、挙句「全部」と答えざるを得な

          分かりやすくも、分かりにくくも、言語

          過小評価を恐れるわたしは、今日もひとりコンビニスイーツを喰らう。

          一昔前の携帯小説的タイトルを引っ提げてみました。 わたしは最近になってちょっとした気づき、いわゆるプチ発見をした。それは、わたしなりの機嫌がいい時と悪い時のバロメーターを言語化してみましょうという、心理学的アプローチに基づいて自身についてリスト化していた時のことだった。 うきうきメーター 7(MAX) じっとしていられない、どこかに行きたくなる 6 本やグッズをどかどか買う 5 やたらと人と話したがる 4 丁寧な生活をしようという気になる 3 発想力が発露する 2 歌い

          過小評価を恐れるわたしは、今日もひとりコンビニスイーツを喰らう。

          HUMMERの三輪車への今は亡き郷愁

          大は小を兼ねるというのは、本当だろうか。 例えばカゴや鍋のレベルなら分からなくもない。しかし機能性を重視するがあまり大きな洗濯機を買うと、所定のスペースに置けないことがある。大型車と軽自動車じゃ用途が違うかもしれない。 大人は子供時代を経験しているから、子供の気持ちが分かる、とも限らない。 誰かの経験一つとっても、他者と絶対に同じになることはない。例え似たような経験をしていても、である。 だからできるだけ、誰かに寄り添いたいと思う。 今は何とか、そう思う。 HUMMER

          HUMMERの三輪車への今は亡き郷愁

          そういう考え方もある

          断捨離出来ないタイプである。 物も、人との関係性も。人から貰ったものは、どれだけ些細なメモであっても捨てることが出来ない。出来ることならずっと手元に残しておきたいし、絶縁することなく多くの人の傍に居たい。しかし現実、それは不可能だ。出会いがあれば、別れがある。使わなくなった物が押し入れの奥底に眠り、やがて忘れ去られていくように、人との関わりも、使わなければ切れていく。勿論意図的に切るようなことがなければ、いつまでも続くものだと考えることも出来なくはないが、友が旧友になり、恋

          そういう考え方もある

          何故、人を食べてはいけないのかー「常識」と「非常識」の間の話ー

          タイトルがなんだか不穏ですが、頭がおかしくなったわけではありません。 どうも。水曜日はお休みなのですが、どうも最近頭が回らないので休日はあっという間に過ぎていく系女子いのりです。あれもしたい、これもしたい……とリスト化しておくものの、三分の一できればいいほうだと思っています。五月病なのかしらん。先週はちょっと調子が悪かった。今週もあまり調子は良くありませんが、なんとか生きていこうと思います。というかここ最近はずっと何やかや不調続き。わたしは積極的に低気圧のせいにしていきたい

          何故、人を食べてはいけないのかー「常識」と「非常識」の間の話ー

          なんて世界はままならぬ!

          わたしの敬愛する人物のひとりに、お笑い芸人「ピース」の又吉直樹氏がいる。彼はつい最近、YouTubeのとある企画の中で、「自分の人生に期待し過ぎない」ことを説いていたが、日々色々と考えてしまうわたしにとっては最大の救いとなる言葉だった。 人間、他者と関わっているうちは、自分の思い通りに完全になる瞬間など微々たるものに過ぎない。何が起きても、「まあそういうこともあるよな」と心を凪のようにして過ごすのがいちばん良いのである。とは言っても(自分にとっての)理不尽が起こると、どうして

          なんて世界はままならぬ!

          ついに終わってしまった…

          昔から、「選択」と「喪失」にばかり着目した物語を書きがちだった。 現在進行形で書いている話は、それとは少しテイストが違うのだけれど、今でも何かを選択すれば、喪失がやってくること、それが怖いのに変わりはない。 小さい頃からよく家族に、のろまだの愚図だのと言われてきた。のろまや愚図と言われなければならなかった所以について改めて考えてみると、わたしの属性として、「物事の取り掛かりが遅い」というのがあり、どうやらそれで誹られているようだった。つまりすぱっと始めて、すぱっと終わらせる

          ついに終わってしまった…

          こわいものみたさ

          朝が怖い。 どんなに夜遅くに寝ても、朝は等しくやってくる。眠りは強制的な夜の終焉だ。役目を終えた夜たちはひそひそと身を隠し、力強い日が差す。やがて光もショーを終え、闇を運ぶ。そしてまた、一日が終わる。あまりに早すぎるショーだと、感慨に耽ける間も残されてはいない。 過ぎ行く時は、暴力に等しいスピードでわたしの脇を駆け抜けていく。辛さや苦しさを置き去りにするように。その速さに、わたしは耐えることができない。 学校が怖い。 学校は出来る人だけで構成された、社会システムを叩き込

          こわいものみたさ

          ファッション絶望したくない!

          月曜日。また、新しい1週間が始まる。 にもかかわらず、校舎に入ってきた小学生の少年Aくんはやけに憂いを帯びた表情をしていた。 「どうした?なんでそんなテンション低い?」 聞けば、塾のテキストの終わりが見えないことに絶望しているらしい。 「塾のテキスト、まだこんなにある…」 そりゃ、始まったばっかりだしな。新学期。 「学校の宿題も多いんだよな…」 それはお気の毒に。頑張ってくれ。 「なんで僕はこんな毎日を生きているのか……」 おいおい。そこまで人生に絶望

          ファッション絶望したくない!

          想像力って難しい

          どうも。生きにくい系ライター(自称)のいのりです。今日も大変朝から生きにくいなと思いながら、のんびり起床しました。 特に理由はありません。でも、生きにくい世の中だな、という気持ちが常に念頭にあります。言語世界のほうが息がしやすいという感覚があるので、今日もこうして綴っていきます。よろしければ、お付き合いください。 幼い頃は、大人になればなるほど生きやすくなると思っていた。けれどもそれは、もしかしたら「生きやすさ」とは少し違うのかもしれない。価値観がある程度固定化されてくるか

          想像力って難しい