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連載ショート小説

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僕(優太)とじっちゃんや母ちゃんとのホッコリ連載ショート小説です。たまに父ちゃんも出演してます。
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#note大学

連載ショート小説000「出演者の紹介•物語の背景」

連載ショート小説000「出演者の紹介•物語の背景」

出演者◎久甘優太(くあまゆうた)

見た目は普通の無邪気な小学6年生の男の子
サッカー好き
漫画大好き
初恋はまだ❤️

◎優太のじっちゃん

どうやら訳ありの480歳
サッカー日本代表経験あり
プロのピアニスト•ヴィオリニスト
複数の会社を経営してるが、詳細は不明

◎優太の母ちゃん

ごくごく普通の専業主婦
ただあり得ないヘソクリを持つ
一説には、◯億単位‥‥‥
父ちゃんとの出会いは大学のオー

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連載ショート小説033「母ちゃんは女の子」

連載ショート小説033「母ちゃんは女の子」

母ちゃん
最近太った?

あらやだ優太
女の子にストレート過ぎるぞ!

いやいや母ちゃん
女の子って歳かなぁ

失礼ね!
女性はいつまでも女の子なのよ!

ご、ごめんなさい🙏
以後気をつけるよ

そうね
お兄ちゃんになるんだから

ん?
お兄ちゃん?
どういうこと?

間違えたわ💦
もうすぐ中学生のお兄ちゃんになるってことよ

そうだね
もうすぐ小学校ともお別れかぁ
で、母ちゃん体重何キロ?

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連載ショート小説034「じっちゃんの自慢の孫」

連載ショート小説034「じっちゃんの自慢の孫」

優太
強くなりたいか?

うん!なりたい!

そうか
じっちゃん直伝の修行を受けてみるか?

なんか凄そうだね
やりたい!

そうか
それじゃあ準備をしようかのぉ
どれ
数日ほど留守にするぞ

えっ
なんか本格的過ぎない?
想像してたのと違うかも

男に二言は無いな?
後戻りは出来んぞ

うん
じっちゃん
僕はやるよ!
強くなるよ!

よく言った!
それでこそワシの自慢の孫じゃ

最後までお読み下

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連載ショート小説036「じっちゃんの初恋」

連載ショート小説036「じっちゃんの初恋」

じっちゃんの初恋っていつなの?

は、初恋かぁ
うむ、どうじゃったかのぉ
昔すぎて覚えとらんのぉ

じっちゃん顔赤いよ
本当に覚えてないの?

優太には敵わんのぉ
ワシの初恋はなぁ
5歳くらいじゃ

わぁお!
早いね!
お相手は?

200歳上の妖精さんじゃな

あらら〜
年齢感覚バグってるよ〜

魔界では普通じゃったぞ

最後までお読み下さり
誠に有難うございます❗️

次の話はこちらです‼️

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連載ショート小説037「母ちゃんのプロポーズ」

連載ショート小説037「母ちゃんのプロポーズ」

母ちゃんは父ちゃんから
カッコいいプロポーズ受けたの?

いいえ
私の方からプロポーズしちゃったわ

えっそうなんだ!
母ちゃんカッコいいね!

まぁ私は男まさりだからね

なんて言ったの?
プロポーズの言葉教えて!

そうねぇ
恥ずかしいけど特別よ
「毎朝、あなたの素敵なヴァイオリンの音色で起こして欲しいな」
って言ったのよ🥰

うわぁ〜素敵だなぁ
それで毎朝ヴァイオリンの音が聞こえてるんだね

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連載ショート小説038「じっちゃんと鶏もも肉」

連載ショート小説038「じっちゃんと鶏もも肉」

優太
今夜の晩御飯はな
じっちゃん特製チキンステーキじゃ

うわぁ〜
めっちゃ美味しそう
でも変わった匂いがするね

それはなローズマリーという
ハーブを隠し味に使っておるんじゃ
美容と健康にええんじゃよ

ん?じっちゃん
それバラして良かったの?
隠し味って隠すんでしょ?

ネタバレしても大丈夫じゃ
男の手料理は美味しければ
それでええじゃろぉ

そうだね
いただきま〜す!

最後までお読み下さ

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連載ショート小説039「母ちゃんの初デート」

連載ショート小説039「母ちゃんの初デート」

母ちゃん父ちゃんとの
初デートってどこに行ったの?

あらやだ
優太も誰か誘いたい子がいるの?

まだいないから参考までに聞きたいの

そっか
私達の初デートはね
コンサートホールだったわ
チャイコフスキー交響曲第4番を
父ちゃんと聴きに行ったのよ

へぇ
コンサートホールが初デートって
なんだかカッコいいね!

そうね
私達の大学オーケストラも
その冬の定期演奏会でのメイン曲だったから
勉強がて

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連載ショート小説040「父ちゃんは忙しい」

連載ショート小説040「父ちゃんは忙しい」

父ちゃんお帰り
今回は2ヶ月ぶりだね

おう優太
ただいま
にやにやしてどうした?

え、父ちゃんと母ちゃの
初デートの話聞いちゃったんだぁ

あぁ懐かしいな
もう20年ほど前の話かな

コンサートホールデートなんて
ロマンチックだね

えっと、そうだな
きっと母ちゃんは思い出話を
美化するクセがあるな
あの日は大変だったからなぁ

えっ、チャイコフスキー交響曲第4番を
2人で聴いたんじゃないの?

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連載ショート小説041「母ちゃんのおっちょこちょい」

連載ショート小説041「母ちゃんのおっちょこちょい」

ねぇ母ちゃん
初デートの日って何かあったの?

どうしたの急に

だって父ちゃんがさ
詳しくは母ちゃんに聞いてって

あらあらそうね
私が勘違いで夕方6時じゃなくて
朝の6時から待ち合わせ場所で待ってたり
しかもその場所も勘違いで隣町だったりで
父ちゃんには迷惑かけちゃったね

へぇ母ちゃん
おっちょこちょいなんだねぇ

そうなのよ
自分でも嫌になっちゃうわ

僕はそんな母ちゃんが
大好きだよ❤️

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連載ショート小説042「じっちゃんは将棋王?」

連載ショート小説042「じっちゃんは将棋王?」

じっちゃん将棋しようよ

うむいいぞ
飛車と角落ちのハンデでいいかのぉ

学校の将棋クラブで強くなってるから
ハンデなしでいいよ!

(数十分後)

じっちゃん
参りました〜
全然ダメだったぁ

いいや
半年前より格段に強くなっておる
将来は将棋王も夢ではない!

将棋王?
プロの将棋指しになれるってこと?

うむ、人間界のな
じっちゃんは魔界では4本の指に入る
四天王の1人じゃ

へぇ、強そうだ

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連載ショート小説043「母ちゃんとトランペット」

連載ショート小説043「母ちゃんとトランペット」

母ちゃんはなんで
オーボエ吹いてたの?

それはね
単純に初心者で楽器を持ってなくて
オーボエが誰もいなかったからなのよ
正確には3年生の先輩が1人いたんだけど
少し病気がちでね

へぇそうなんだ
本当は他にやりたい楽器があったの?

えぇ
トランペットが吹きたかったわ
ラピュタの曲を吹きたかったのよ
でもトランペットは楽器を持ってる子が
3人ほどいたからダメだったわ

そっかぁ
でも母ちゃんがオ

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連載ショート小説044「じっちゃんの隠された過去」

連載ショート小説044「じっちゃんの隠された過去」

じっちゃん
どうしたの?
顔色悪いよ?風邪?

いや、風邪ではない
少し困ったことが起きての
ワシは1週間ほど魔界に帰ってくるでな

え〜!
せっかくの秋休みの連休なのに〜

すまんな優太
じゃが、大人になると秘密の1つや2つ
抱えながらみんな生きておるでな

そっかぁ
じゃあ僕はずっと子供のままがいいなぁ

そうじゃな
じっちゃんも同感じゃ

最後までお読み下さり
誠にありがとうございます‼️

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連載ショート小説045「母ちゃんの可愛い秘密」

連載ショート小説045「母ちゃんの可愛い秘密」

母ちゃんどうしたの?
なんか顔が赤いよ

え、そう?
あらやだ

あっ!
それって父ちゃんの
学生時代のノート?
名前が書いてあるよ

押入れの片付けをしてたら
この想い出のノートが出てきたのよ

ノートに何か書いてあるの?
見せて!

ダメなの
これは2人の秘密のノートだから
そっとしておいて

え〜!
めっちゃ気になるよ〜

そんな母ちゃんのプロフィールはこちらから

連載ショート小説046「じっちゃんの魔界式ロードバイク 」

連載ショート小説046「じっちゃんの魔界式ロードバイク 」

じっちゃん
な〜に?そのバイク

ん?
最新鋭のロードバイク じゃ

えっ?
自転車なの?
タイヤは?

そんなものは魔界にはない!
魔力で浮かぶんじゃ

えっとね、じっちゃん
人間界では、それロードバイク って呼ばないかな

うむ、そうじゃったか
今度のレースにこれで出ようかと
思っておったが、ダメか

ダメダメ!
見た目で即失格だよ〜!

残念じゃ

最後までお読み下さり
誠に有難うございます

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