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イライラ先生

がんになったおかげで、イライラすることが起きると、学びの瞬間がきた!と思えるようになった。

がんだとわかった頃、私はよく家事をしながらイライラしていた。家事をこなすものだと思っていた。私がやらないと誰もしないから、やらなくては、と思っていた。

がんになってから、自分と向き合った結果、それは全部自分の思い込みなのだということがわかった。自分がいなくても全て回っていくのだ。

いなくては世界が回らないと思い込んでいるのは、自分の思考の癖だった。抱え込む癖。

その思考が自分を縛って、自分を家政婦に仕立て上げて、やりたくもない家政婦をしては、イライラしていた。

そう、私は我慢をしていた。我慢をする癖がついていて、我慢していることすら気づかなかった。

遊びたいのに我慢をしているので、遊んでいる人を見てはイライラ。
ゆっくりしたいのに我慢をしているので、ゆっくりしている人を見てはイライラ。
こんな調子だった。

自分を観察をしてみて、我慢をしている自分が何処かにいると、イライラが出てくることを発見した。

だから今では、イライラが出てくると、また我慢している自分を見つけて解放できるチャンスだ!と思えるようになった。新しい自分を見つけるチャンス。それは大きな学びの瞬間。

そしてその自分を見つけて、我慢する思考を手放して、私の場合だと家事を手放すと、気持ちは開放されて、やらなくていいと思うと不思議とやりたいと思うことが出てきて、その気持ちがあると、てきぱき動けてやれたりする。そう思わなかったら、やらないでおく。するとどうにかなることばっかりだった。死ぬことはなかった。

自分をよく知って、我慢をしない癖を身に着けることは、イライラが減って、世界が平和になるので、おすすめです。

イライラは、知らない自分を教えてくれるありがたい先生です。イライラ先生に出会えて、自分の心の中はとても平和になりました。

今日も読んでくださって、ありがとうございます。

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