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ジャック・アマノのアメリカ NOW

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#トランプ

ジャック・アマノの “アメリカNOW” 副大統領候補の討論会開催。勝ったのは

ジャック・アマノの “アメリカNOW” 副大統領候補の討論会開催。勝ったのは

 10月7日の水曜日の晩、一発勝負の副大統領候補討論会があって、数日が経過して、どちらが勝ったのかの調査結果が出てきている。勝者は挑戦者のカマラ・ハリス、というのがアメリカの受け止め方のようだ。
 それとは逆の、「現職副大統領のマイク・ペンスが優勢だった」と発表しているのは、全面的に大統領陣営と共和党を支持してきているフォックスとその系列。ドナルド・トランプ大統領自身も、「ペンスがハリスをぶっ潰し

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ジャック・アマノの“アメリカNOW” 
ジョー・バイデンの指名した女性副大統領候補はカマラ・ハリス

ジャック・アマノの“アメリカNOW”  ジョー・バイデンの指名した女性副大統領候補はカマラ・ハリス

 民主党の大統領候補ジョー・バイデンのパートナー=副大統領候補が発表された。彼が悩みに悩んで選んだのは、カマラ・ハリスというカリフォルニア選出の上院議員(55歳/女性)で、カリフォルニア州検事総長を勤めた後に国政に出てきた人。母親がインド人で、父親はジャマイカ人。サン・フランシスコの近くのバークレイで生まれた移民の二世で、アフリカ系ではないものの“黒人”、しかも“アジア系”というカテゴリーの人。有

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ジャック・アマノの“アメリカNOW” ワイルド・ウエストの旅 その3  近頃話題のサウス・ダコタ

ジャック・アマノの“アメリカNOW” ワイルド・ウエストの旅 その3  近頃話題のサウス・ダコタ

 世界的パンデミックになって3月のインディーカー・レース開幕戦が延期になり、その後のレースもバタバタとキャンセルされ、仕事=レース取材の再開は6月末にまでズレ込んだ。日本に戻って情報を集め、取材計画を立てると、今回の渡米は6〜7月に行ったきりで4ヶ月は日本に戻れない……との結論になった。そして、レースは毎週あるワケじゃないので、インターヴァルに何をするか、どこに行くかを考えねばならなくなった。パン

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ジャック・アマノの“アメリカ NOW”          大統領が黒人ストック・カー・ドライヴァーを個人攻撃!

ジャック・アマノの“アメリカ NOW”          大統領が黒人ストック・カー・ドライヴァーを個人攻撃!

 ジュライ・フォース・ウィークエンドが開けた月曜の朝、ビックリしただろうなぁ、バッバ・ウォレスは。先日紹介した黒人レーシング・ドライヴァーのことだけど、インディアナ州インディアナポリスでのビッグ・レースを終えた翌朝、突然ドナルド・トランプ大統領が彼に狙い澄ましたトゥイッター爆弾を落とした。


フォックス・ニュースでも取り上げていた大統領の個人攻撃

 「バッバ・ウォレスは、彼を助けに来て、彼の側

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ジャック・アマノの“アメリカNOW”            ハッピー・ジュライ・フォース・ウィークエンド  トランプ大統領のキャンペーンカラーのNASCARマシンが登場

ジャック・アマノの“アメリカNOW”            ハッピー・ジュライ・フォース・ウィークエンド  トランプ大統領のキャンペーンカラーのNASCARマシンが登場

 アメリカがイギリスの統治からの独立したのは1776年で、宣言を行った7月4日は後に国民の祝日に制定されて今に至っている。国として独立した日だからインデペンデンス・デイって呼ばれてる……と何の疑いも持ってなかったけど、当のアメリカでは日付けそのままフォース・オヴ・ジュライ、ジュライ・フォースって呼んでいる人の方が多いかもと、この週末に感じた。本当にそうなのか? 何か理由があるのか? と調べたら、日

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ジャック・アマノの“アメリカNOW”    第6回 民主党と共和党、州知事のCOVID-19対策と大統領選挙

ジャック・アマノの“アメリカNOW”    第6回 民主党と共和党、州知事のCOVID-19対策と大統領選挙

自己検疫7日目が終わろうとしている。

 ルール通りに真面目に隔離生活をしていると、テレビを見る時間が長くなる。これまで右対左、共和党対民主党、親トランプ対反トランプの戦いを楽しんできた。でも、それらのチャンネルを行ったり来たりするにもそろそろ飽きてきた。それでローカル局もあれこれ見始めたら、驚くほど身近な、狭いエリアの話ばかり。これがアメリカってことなんでしょう。

 今日の海外ネタは、ロシアが

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ジャック・アマノの“アメリカ NOW” 「気が滅入るニュースが続く中、イリノイ州の感染増加率は低下」

ジャック・アマノの“アメリカ NOW” 「気が滅入るニュースが続く中、イリノイ州の感染増加率は低下」

 今日は火曜日。アメリカに到着してから7日目。自己検疫6日目。

 先週出た”アフガニスタンのアメリカ兵を殺したタリバンにロシアが懸賞金を”というニュー・ヨーク・タイムズのスクープをテレビが盛んに後追いしている。これでドナルド・トランプ大統領は窮地に追い込まれる?

「ロシアの懸賞金問題について、ホワイトハウスは共和党員たちに説明」
というシカゴ・トゥリビューンの記事

「その情報は聞かされてない

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ジャック・アマノの”アメリカ NOW" 「フェイズ4の公園とアウトレットモール」

ジャック・アマノの”アメリカ NOW" 「フェイズ4の公園とアウトレットモール」

フェイズ4の公園とアウトレット・モール 自己検疫4日目のアメリカ=到着からだと5日目。1日2回の検温でも数字ずっと正常で、体調は良好。飛行機でも空港でもウィルスを拾わずに済んだみたいで、ちょっとホッとしている。

このように素晴らしいグラウンドが、田舎町の公園に幾つもある。それがアメリカ。応援する家族が木陰に陣取れるよう、グラウンドの両サイドに木が植えられている

 今日は快晴だったので、昼過ぎに

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ジャック・アマノの”アメリカNOW" 「ストックカー・レース、黒人ドライバー、南軍の旗」

ジャック・アマノの”アメリカNOW" 「ストックカー・レース、黒人ドライバー、南軍の旗」

 6月の第3週、アラバマ州タラデガでストック・カー・レースを開催中に、シリーズ唯一の黒人ドライヴァー=ダレル・ウォレスJr.のガレージで”首縄”が見つかり、全米が大騒ぎになった。このニュースは日本でも流れたほどだった。奴隷制のあったアメリカでは、白人が黒人を木の枝にぶら下げてリンチ殺害(私刑)する事件が多発したため、首縄は人種差別の象徴と見なされている。シリーズ主催者のNASCARは、すぐさまFB

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