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ソーシャルライティング講座(第3回)

こんにちは。NPO法人日本インクルーシブ教育研究所の御田村瑞恵です。
7月18日(火)にソーシャルライティング講座の第3回を実施しました。今回から新たに参加された方々もいらっしゃり、楽しい講座の時間はあっという間に過ぎて行き、ますます多様な視点を持つことができるようになったと感じています。

前回の講座では指導文をできるだけ書かず、まずは褒めることを意識することを学びましたので、第3回は「褒める文を書くぞ!」といった気持ちでのぞみました。各グループごとにテーマを決めてブレイクアウトで話し合いながら文章を書いていくのは楽しいもので、グループで文章を書いた後はメイン画面に戻って発表しました。原田さんや中谷さんからアドバイスをいただいたり、みんなで考えたりしながら、自閉スペクトラム症の子ども達により伝わりやすくなる文章にしていきました。

話し合いながら文を修正中

それでは受講生からいただいた感想を紹介します。

  • とても難しいなと思いました。私が、授業参加しない生徒に用いている言葉は、ソーシャルライティングの文型でいうと、指導文ばかりです。コミュニケーションが難しい(と私が感じている)自閉症の生徒とどのように円滑なコミュニケーションをとっていったらよいのか、について学びたかったのですが、そもそも現任校は今年度赴任したばかりで、その生徒とまだ打ち解けていない状況です。日常生活の中で質問しても気が向かないと答えてくれない子です。人間関係ができていない中で、その子のことを知った上で作成していくというソーシャルライティングが書けるのかどうか、書きたいことが見つかるのかどうか、不安でいっぱいです。ただ、今日、参加者が作成された「汚れた服の片付け方」についてのライティング、原田先生が添削してくださった文を読むと、とても心地よくなるなという感覚はもちました。このような文章が書けるようになったらいいなと思いました。まずは夏休みにソーシャルストーリーTMを読んでみたいと思います。ありがとうございました。【教員】            お返事(中谷):不安でいっぱいというお気持ち、よく分かります。でも、みんなで一緒に同じ悩みを共有しながら、生徒さん達への視点を変えていくことで、それぞれの生徒の良さや得意に目を向けることができるようになっていきます。そうすると文章を書きやすくなって、嬉しいことに伝わる文章が書けるようになります。時間はかかりますが私達と一緒に楽しみながら多様な視点で学び合いましょう。

  • 対象者によって、言葉の表現をいかにしていくか。学びになりました。『こうして欲しい』と考えると指導文になりがちになるところを、いかに相手からの目線で、相手の話すであろう言葉で表現していくか。言葉の使い方をよく学びたいと思うました。【ペアレントメンター 介護職】

  • 今回はグループに学校の先生もいらっしゃったので、わたし的には文の作り方がわかりました。参考になることがたくさんあり、助かりました。今回もよい文章が書けたと思いました。事実文、指導文以外の分を作るのが難しいと思いました。【児童英会話講師】

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この講座は途中からでも参加できますので、ご希望の方はまずはホームページをご覧になってからご連絡ください♪ ソーシャルライティング講座

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