NPO法人日本インクルーシブ教育研究所

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最近の記事

自然に囲まれながら、カナダの教育について学ぶ

はじめまして。NPO法人日本インクルーシブ教育研究所でボランティア中の大学生、カズマです。今回のワークショップでは、「多様な社会を築くために、今、子どもたちに何を教えるべきか」というテーマで、加藤まり先生からカナダの教育について学びました。里山でのレクチャーを通じて、カナダから一時帰国中の加藤先生から貴重な学びを得ることができました。このワークショップはオンラインとのハイブリッド形式で行われ、参加者たちの熱気に満ち溢れました。 私が選んだ今回のワークショップにおけるキーワー

    • ソーシャルライティング講座(延長⑥)

      こんにちは!NPO法人日本インクルーシブ教育研究所でインターンをしている寺垣佳南里です。 最終回の本講座では、「卒業式」をテーマに据え、卒業式とは、何のために、どのような思いで行われるかを考えました。卒業式の社会的意義とは何なのでしょうか。 卒業式とは、「友達や両親に感謝の心をみせる場」「自分がどれだけ成長したのかを改めて認める場」などと私自も考えさせられるような様々な意見が挙げられました。 それに対し、自閉スペクトラム症特性の発達段階を考えると、自他の境界線を引くこと

      • 多様な発想支援士養成講座step3【ゆうき】2023年12月期『多様な子どもたちと向き合う教室づくり』

        こんにちは。NPO法人日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。『多様な発想支援士養成講座』の step3【ゆうき】から「多様な子どもたちと向き合う教室づくり」を2023年12月~2024年2月に視聴された方々の感想をご紹介します。お話いただいたのは、どの子も幸せな子ども時代をおくれる教室づくりに取り組んでいる大野睦仁さんです。大野さんのプロフィールはホームぺージをご覧ください。 それでは、受講生の感想をご紹介します。 特別な支援を必要とする生徒たちを目の前にすると、

        • 多様な発想支援士養成講座step3【ゆうき】2023年12月期『言葉とコミュニケーション』

          こんにちは。NPO法人日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。『多様な発想支援士養成講座』の step3【ゆうき】から「言葉とコミュニケーション」を2023年12月~2024年2月に視聴された方々の感想をご紹介します。お話いただいたのは、教育相談や小中学校の特別支援教育体制整備等に取り組んでいる吉田英生さんです。吉田さんのプロフィールはホームぺージをご覧ください。 それでは、受講生の感想をご紹介します。 先生の優しさに、私が癒された講義でした。言葉の問題が発生する条

        自然に囲まれながら、カナダの教育について学ぶ

          多様な発想支援士養成講座step3【ゆうき】2023年12月期『学びのユニバーサルデザイン(UDL)で誰でも学びやすい環境を』

          こんにちは。NPO法人日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。『多様な発想支援士養成講座』の step3【ゆうき】から「学びのユニバーサルデザイン(UDL)で誰でも学びやすい環境を」を2023年12月~2024年2月に視聴された方々の感想をご紹介します。お話いただいたのは学びのユニバーサルデザイン(UDL)を探求している川俣智路さんです。川俣さんのプロフィールはホームぺージをご覧ください。 それでは、受講生の感想をご紹介します。 UDLの概念を、自分は勘違いしていた

          多様な発想支援士養成講座step3【ゆうき】2023年12月期『学びのユニバーサルデザイン(UDL)で誰でも学びやすい環境を』

          多様な発想支援士養成講座step3【ゆうき】2023年12月期『学びにアクセスし、学びを広げ深めるICT』

          こんにちは。NPO法人日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。『多様な発想支援士養成講座』の step3【ゆうき】から「学びにアクセスし、学びを広げ深めるICT」を2023年12月~2024年2月に視聴された方々の感想をご紹介します。お話いただいたのは、学生さんたちと一緒に多様な子供たちへのサポートに取り組んでいる郡司竜平さんです。郡司さんのプロフィールはホームぺージをご覧ください。 それでは、受講生の感想をご紹介します。 大変勉強になりました。事前にレディネスを見

          多様な発想支援士養成講座step3【ゆうき】2023年12月期『学びにアクセスし、学びを広げ深めるICT』

          多様な発想支援士養成講座step3【ゆうき】2023年12月期『ワーキングメモリと読み障害・書き障害・算数障害』

          こんにちは。NPO法人日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。『多様な発想支援士養成講座』の step3【ゆうき】から「ワーキングメモリと読み障害・書き障害・算数障害」を2023年12月~2024年2月に視聴された方々の感想をご紹介します。お話いただいたのはLD児のワーキングメモリについて研究をしている河村暁さんです。河村さんのプロフィールはホームぺージをご覧ください。 それでは、受講生の感想をご紹介します。 板書ができない、指示理解が難しい子どもたちがいます。通常

          多様な発想支援士養成講座step3【ゆうき】2023年12月期『ワーキングメモリと読み障害・書き障害・算数障害』

          多様な発想支援士養成講座step3【ゆうき】2023年12月期『通常学級におけるユニバーサルデザインの視点を踏まえた授業づくり・学級づくり』

          こんにちは。NPO法人日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。今回は『多様な発想支援士養成講座』の step3【ゆうき】から「通常学級におけるユニバーサルデザインの視点を踏まえた授業づくり・学級づくり」を2023年12月~2024年2月に視聴された方々の感想をご紹介します。お話いただいたのは、授業のユニバーサルデザイン(授業UD)を研究している菊池哲平さんです。菊池さんのプロフィールはホームぺージをご覧ください。 それでは、受講生の感想をご紹介します。 UDの技術力

          多様な発想支援士養成講座step3【ゆうき】2023年12月期『通常学級におけるユニバーサルデザインの視点を踏まえた授業づくり・学級づくり』

          多様な発想支援士養成講座step2【なごみ】2023年11月期『子どもの人権の視点からインクルーシブ教育を考える』

          こんにちは。NPO法人日本インクルーシブ教育研究所の御田村瑞恵です。今回は『多様な発想支援士養成講座』の「インクルーシブ教育とは」の応用編 step2【なごみ】から「子どもの人権の視点からインクルーシブ教育を考える」を2023年11月~2024年1月に視聴された方々の感想をご紹介します。お話いただいたのはインクルーシブな学校づくりのあり方を研究している濱元伸彦さんです。濱元伸彦さんのプロフィールはホームぺージをご覧ください。 それでは、受講生の感想をご紹介します。 「学校

          多様な発想支援士養成講座step2【なごみ】2023年11月期『子どもの人権の視点からインクルーシブ教育を考える』

          インクルーシブな未来を一緒に!

          NPO法人日本インクルーシブ教育研究所では、新しいメンバーを募集しています。私たちのミッションは、多様性を受け入れ、誰もが支え合いながら共に生きる社会を実現することです。あなたのアイデアやスキルを活かして、「ともに学び、ともに生きる」インクルーシブな未来を一緒に築くためにボランティアとプロボノを募集します。 活動内容:あなたのアイデアが輝く場 ・自分だけのユニークな企画やものづくり ・SNSでのインクルーシブなメッセージの発信 ・新しい事業の開発 ・新しい教育講座の開発や動

          インクルーシブな未来を一緒に!

          デンマークの特別支援学校で大切にしていること

          こんにちは。NPO法人日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。毎年開催している学習・発達支援員のフォローアップ研修会、今年はデンマークにお住いのピーダーセン海老原さやかさんに講師をお願いしました。学習・発達支援員というのは教室の末端で発達障害のある子どもと周りの子ども達をつなぐ専門性のある支援員のことです。教室に専門性のある支援員がいることで、その子の困り感に対応することもできますし、周りの子ども達もその子にどのように関わると、その子がハッピーになるかを理解できます。そ

          デンマークの特別支援学校で大切にしていること

          フォローアップ研修会 実践発表 学習・発達支援員

          こんにちは。NPO法人日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。毎年開催している学習・発達支援員養成講座を修了した人を対象としたフォローアップ研修会についてのまとめです。私たちは発達障害の子どもを教室の末端で、さりげなくナチュラルにサポートしながら、周りの子ども達をつないでいく専門性のある支援員を養成して、あっという間に10年が経っていました。 先日はそのフォローアップ研修会で現場で活躍するお二人が発表をしてくれました。子ども達を大切にしたとっても心あたたまるお話でした

          フォローアップ研修会 実践発表 学習・発達支援員

          ソーシャルライティング講座(延長③)

          こんにちは!NPO法人日本インクルーシブ教育研究所のインターンの寺垣佳南里です。  今回のソーシャルライティング講座では、主に自閉スペクトラム症特性のある方に向けて、生活するとはどういうことか、どのように生活するのかを伝える文章を考えました。普段、何気なく営む生活は、当たり前すぎるがゆえにその意義や方法を考えることが難しく、多くのことを考えさせられました。  「生活においての困難は何があるか」という問いから、以下の3つが挙がりました。そこからソーシャルストーリーを用いて支

          ソーシャルライティング講座(延長③)

          多様な発想支援士養成講座step1【すこやか】2023年10月期『エピソード語りで見えてくるインクルーシブ教育の視点』

          こんにちは。NPO法人日本インクルーシブ教育研究所の御田村瑞恵です。暦の上では春の始まりが過ぎましたが、まだまだ厳しい寒さが残ります。関東地方では雪が降り、未だにその影響が続いているようです。温かな春が待ち遠しいですね。 さて、『多様な発想支援士養成講座』では、共に学び、共に生きることを大切にしたインクルーシブ教育やインクルーシブな社会について学ぶことができます。ステップ1では、インクルーシブ教育の具体的なイメージを持つところからはじめています。受講いただいた方々からは発想

          多様な発想支援士養成講座step1【すこやか】2023年10月期『エピソード語りで見えてくるインクルーシブ教育の視点』

          ソーシャルライティング講座(延長②)

           こんにちは。先日、NPO法人日本インクルーシブ教育研究所のインターンとして加わった寺垣佳南里と申します。初めてブログというものを書くので緊張しますが、何卒よろしくお願いいたします!  今回は、ソーシャルライティング講座に参加させていただきました。お恥ずかしながら、私は自閉スペクトラム症特性のある方に向けて、「書くことによって伝える」という方法や考え方がこれほどまで奥が深いことを知りませんでした…  さらに、今回の講座を通して自閉スペクトラム症特性に限らず、他者と対話をする

          ソーシャルライティング講座(延長②)

          多様な発想支援士養成講座step1【すこやか】2023年10月期『インクルーシブ教育とは』

          こんにちは。NPO法人日本インクルーシブ教育研究所の御田村瑞恵です。今季一番の寒気がピークを迎え、雪が降り続いています。皆さまがお住まいの地域はいかがでしょうか? さて、近頃「インクルーシブ教育」や「インクルージョン」という言葉を耳にする機会が多くなってきました。それってどのような教育なんだろう?何のことなんだろう?と思ったりしませんか?当NPO法人の『多様な発想支援士養成講座』では、教育や福祉だけでなく社会全体で必要な多様な視点を通してインクルーシブ教育について学びます。

          多様な発想支援士養成講座step1【すこやか】2023年10月期『インクルーシブ教育とは』