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多様な発想支援士養成講座step3【ゆうき】2023年12月期『学びのユニバーサルデザイン(UDL)で誰でも学びやすい環境を』

こんにちは。NPO法人日本インクルーシブ教育研究所の中谷美佐子です。『多様な発想支援士養成講座』の step3【ゆうき】から「学びのユニバーサルデザイン(UDL)で誰でも学びやすい環境を」を2023年12月~2024年2月に視聴された方々の感想をご紹介します。お話いただいたのは学びのユニバーサルデザイン(UDL)を探求している川俣智路さんです。川俣さんのプロフィールはホームぺージをご覧ください

それでは、受講生の感想をご紹介します。

  • UDLの概念を、自分は勘違いしていたかなと思いました。結果的に、皆にとって良き学びにつながります。講座の中で先生がデザインしてくださったことで、実際に自分自身もバリアを感じましたし、具体的に体感させていただいたことでカリキュラムの障害について理解することができました。学習の中で、子どもたちが自己選択できるようにデザインしたりすることがありましたが、事前に用意して自己調整ができるようにというのは確かに!と思えました。実践します。【公立小学校教諭】

  • 全ての子が自分の学びやすい学び方やペースを自己決定しながら、学びを進めていくUDLは、愛知県の東浦町立緒川小学校の週間プログラム(単元内自由進度学習)や名古屋市立山吹小学校のYSTという複数教科自由進度学習と同じ理念、方法だなと感じました。名古屋の取組は、全ての子にとって有意義で価値のあるものだと自信をもつことができました。指導主事という立場として、臆することなく、この実践を広げていきたいと思います。【教育委員会新しい学校づくり推進室指導主事】

  • 先生のお話で印象に残ったことは、個別最適化の学習に向けてどのように進めていくことが大切かというところです。様々な学習方法を事前に用意だけでなく、使い方や使う頻度なども調整することが大切ということがわかりました。また、ただ選択肢が多いことがUDLではなく、この学習を通して身に付けさせたい力を伝えていくことが大切ということもよくわかりました。以前は、学習方法が多いことが大切とだけ思っていたところがありましたが、量の調整についても今後考えながら授業を組み立てていこうと思いました。ありがとうございました。【小学校教諭】

  • 人に障害があるのではなく、カリキュラムに障害があるという考え方は、社会モデルのことにもつながってくる考え方だと思いました。「提示」「行動と表出」「取り組み」に関して、多様な方法の提供を考える際に、複数の教員と協同してアイデア出しをしたり、実践をした方が、その多様性が増していくと思います。UDLを同僚の教員を巻き込んで実践をしていきたいと思いました。padletなどのアプリで、インタラクティブな環境を設定してくださっていることが、よいと思いました。【公立中学校特別支援学級担任】

2023年9月~11月に視聴された方々の感想を紹介した記事もありますので、ぜひ参考になさってください。

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NPO法人日本インクルーシブ教育研究所ではインクルーシブ教育について学ぶ『多様な発想支援士養成講座』を主催しています。共に学び、共に生きることについて考えながら、人々がゆるやかに繋がっていき、社会全体で子ども達を支えていける社会をめざしています。すべての子どもと大人が幸せに暮らしていけるヒントをつめこんだ動画視聴講座を通して、誰一人取り残されない社会を目指していきたいと私たちは思っています。多様な視点をもつ手だてを知ると自分自身がハッピーになり、私たちの周りにいる子ども達も大人達もハッピーになります!

『多様な発想支援士養成講座』は、毎月25日までにお申し込みいただき、翌月1日から3ヶ月ご視聴いただけます。3か月間の視聴で、多様な視点や発想を学ぶことで自分と周りとの違いが見えてきて、この社会がどう変化していけば平和になるかが見えてきます。そして、受講された方や受講中の方は多様な発想支援士養成講座で学ぶ仲間とつながれる「多様なゆうべ」にご参加いただけます。毎月1回、オンラインで集まり、それぞれが学んだことをシェアしたり、一緒に生きることを考えたり、それぞれの違いに気づいたりしながら、受講者がゆるやかに繋がっていきます。多様なゆうべの日程はドアキーパーから連絡します。多様な発想支援士養成講座の詳細はホームページからご覧ください。

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