つれづれ余談

これまで数多くの多岐に渡るプロジェクトに参画・従事、企業経営者としても奮闘、プロジェク…

つれづれ余談

これまで数多くの多岐に渡るプロジェクトに参画・従事、企業経営者としても奮闘、プロジェクト管理やマネジメント等について経験をベースに幅広く考察。同時に社会状況、時流を探る社会動静ウォッチャー。

マガジン

  • 新潟シティプロモーション

    新潟市シティプロモーション推進アドバイザーとして、広報誌に寄稿したコラム、講演や研修、その他活動をまとめて紹介。

  • 東日本大震災

    原子力発電所 安全運転管理OSART、東日本大震災、原発事故、復興支援、損害賠償、エネルギー政策等、これまで関わってきた経験を綴る。

  • ある新任課長への余談

    ある公的機関において新任課長からマネジメントについて相談され、参考となるようなアドバイスをコラム風に発信。

  • TOKYO 2020

    TOKYO2020開催準備中に組織委員会内部の一部メンバーに発信したコラムを紹介。

最近の記事

NIIGATA7⃣ 研修セミナー:実施運営のポイント

 自治体幹部の方や関係者から以前と較べてプロジェクト型の業務が多くなり成果をあげていると聞きます。職員が担当するルーティンワーク業務から離れてプロジェクトに関わり、終了後その職員の意識が変わったとよく聞きます。新潟市事務局の方々と打合せを行っている際にも同様のコメントがありました。イベント&コンベンションは、まさにプロジェクト型であり、そういった経験を活かした研修セミナーを開催したいという打診があり、本日に至った次第です。  確かに、私が関わってきた業務はほとんどがプロジェク

    • NIIGATA9⃣ (誌上)座 談 会     朱鷺メッセ5周年特別企画

      下記資料は、コーディネーターとして準備した資料。

      • NIIGATA6⃣ 国際コンベンション開催における効果と課題

         新潟市は本州の日本海側では唯一の政令指定都市への移行に伴い、またこの機会をとらえて国際拠点都市を目指す新潟市としては、日本海側最大の複合一体型コンベンションセンター「朱鷺メッセ」を有しており、まずは国際コンベンション都市としてイメージアップを図っていきたいと考えています。  イベントとかコンベンションとか、様々な言葉の定義はありますが、残念ながら日本の省庁の縦割り行政の産物とも言えます。経産省は、イベントと言う表記で、コンベンションと言う言葉の概念はありません。コンベンショ

        • NIIGATA5⃣ コミュニティ都市新潟の魅力づくり 

           新潟市は、いよいよ本州の日本海側では唯一の政令指定都市となります。これを絶好の機会と捉えて新潟市をアピールしようとするのがシティプロモーション推進と考えております。国際拠点都市を目指す新潟は、日本海側最大の複合一体型コンベンションセンター「朱鷺メッセ」を有しており、まずは国際コンベンション都市としてイメージアップすることが第一の目標ではないかと考えております。そのためには、新潟の良さを知り、魅力はどこにあるのか、またその魅力をどう訴求していけば良いのか、皆さんと共有していか

        NIIGATA7⃣ 研修セミナー:実施運営のポイント

        マガジン

        • 新潟シティプロモーション
          8本
        • 東日本大震災
          7本
        • ある新任課長への余談
          4本
        • TOKYO 2020
          13本

        記事

          NIIGATA4⃣ 政令指定都市移行記念事業

           政令指定都市移行を全国にアピールする目的で、「記念事業アイデア」の選考委員会が2006年2月1日に新潟市役所内で開催された。シティプロモーション推進の意味合いが強いこともあり、本事業に関わって欲しいと2005年秋に打診があり、事業についての意見を求められた。  当初、市民からアイデア募集するか事務局担当者は迷っていた。と言うのも、大々的に募集告知して結果として優れたアイデアが集まらなかった場合のことを懸念していた。私は、政令指定都市となることをまずは市民にアピールするために

          NIIGATA4⃣ 政令指定都市移行記念事業

          NIIGATA3⃣ サミット誘致を考える

          国際コンベンション都市へ―。 新潟を世界にアピールする絶好の機会。  主要国首脳会議(サミット)は、G8(日、ロ、米、英、独、仏、伊、加とEU)各国首脳が年一回一堂に会して討議する場として、様々な国際的な経済的・政治的課題への強い影響力を有してきた。本年7月ロシア第二の都市、「北のヴェニス」と呼ばれるサンクトペテルブルクにおいて、サミットがロシアで初めて開催された。今回はG8各国に加えて中国、インド、ブラジル、メキシコ、南アフリカ共和国の5カ国が準メンバー的な立場で参加。こ

          NIIGATA3⃣ サミット誘致を考える

          NIIGATA1⃣ 産業遺産とまちづくり

          NIIGATA1⃣ 産業遺産とまちづくり

          NIIGATA2⃣ 「縁」づくりと都市コミュニティ

          【都市とテーマパーク、ブランディング】  1980年代に東京ディズニーランド(TDL)を始め全国各地で開業されたテーマパーク・ブームも凡そ20年を経過すると、ブームは過ぎ去り明確な検証が可能となっている。ご存知の通りTDLが抜きんでた成果を上げていることは言うまでもない。  テーマパークは、面白くて楽しいだけでなく、観客に何度も来ていただく「リピーター率」が何より大切だと言われている。さらに、テーマパークはコンセプトが生命であり、多くの人の心に響き、心の中にしみ込んでいくパ

          NIIGATA2⃣ 「縁」づくりと都市コミュニティ

          ⑦その後の余談

           2009年に入った頃だったろうか、経産省OBの方と食事をしながら色々と話をしている際に、 「先日、経産省OBが集まる会合があり、そこに経産省現役幹部を招いて話を聞いたんだが、彼はこれからは電力中心の経済になるだろう。という、話だった」 私から、「ということは、原子力発電がベースになるということですか?」と質問したところ、 彼は、「まあ、そうなるね。脱炭素、環境問題を考えてのことだと思うけどね。コストも安いし...。」 私からは「原発の反対派、安全性は大丈夫なんでしょうか?」

          ⑦その後の余談

          ⑥トレーサビリティ

           日産自動車、神戸製鋼所等製造メーカーの相次ぐ品質管理のトラブルで、日本のもの造りの信頼が揺らいでいます。そこで脚光を浴びているのがトレーサビリティ(traceability)です。「追跡可能性」、「すでにある物をなぞり(トレースする)こと」と言われています。  今回は製造現場での些細(ささい)な過ちが、深刻な問題に発展してしまった。その最たる要因が「製品一つひとつ(個体)を識別できるトレーサビリティ」の不備にあった。  出荷した製品に何か不具合が生じたとき、製造過程のどこで

          ⑥トレーサビリティ

          ⑤マネジメントとコーチング

          アクティブラーニング ○この仕事に携わって間もない頃、ロッカーにマスクを忘れたので私は上席者に了解を得て離席しようとしたところ、その上席者は私に着いてきました。情報漏洩等のトラブルを防ぐために、設けられた暗黙のルールだということは理解します。そこで「全員に同じ様にしていないと思うが、私を疑っているためですか?トイレ離席の時にも着いてくるの?」と私は意地悪く聞いたところ、トイレ離席時の場合はルールと聞いていないので、私の責任にはならないとの返答でした。 ○入架電の際には、上席者

          ⑤マネジメントとコーチング

          ④付加価値の創造とは?

           企業における付加価値とは、商品やサービスに企業独自の価値をつけることを意味します。多くの企業は、同業他社との差別化を図る目的で、どのように付加価値を付けるかを懸命に試行錯誤している。  自分自身を商品と捉え付加価値を創造、アップグレードして商品価値を高めるとは? 短期的な観点と中長期的なビジョンで考察したい。 (1)短期的な対応  ①自己分析して知識、技術で弱いと思っていることを集中してレベルアップする必要がある。  ②解決力、判断力、交渉力を向上させる為、自分が担当した

          ④付加価値の創造とは?

          ③生産性とチーム力        (プロジェクト・アリストテレス)

           生産性を向上させるには、「成果を大きくする」、「投入資源を少なくする」の2つの方法が考えられます。よく知られている経済原理です。   生産性=(成果)÷(投入資源)  成果を大きくして生産性を向上させたいのが経営マネジメントですから、投入する資源を過小化することが焦点となります。投入資源とは、ヒト、モノ、カネの全てが当てはめられるが、労働集約的な仕事環境においては、あまりモノ、カネを投下する環境にはない。そうなると残るはヒトのみで、ヒトの投入資源を少なくするとは、端的に言え

          ③生産性とチーム力        (プロジェクト・アリストテレス)

          ②求められる調査分析スタッフ

           今期の損害賠償グループの事業計画のメインテーマ、キーワードは、生産性の向上ではないでしょうか。  組織として、構造改善による生産性の向上を図っているのは、周知のとおりです。  個人として、効率よくスピーディに作業処理することも生産性向上の一つですが、関係者との連携をスムースに行い短期間に終了させることは、その生産性向上への寄与度は、さらに高いはずです。  我々を取り巻く環境は、より一層厳しい状況になっていると思われます。会社は組織改革を行い、45ある支店を半減、支店人員7,

          ②求められる調査分析スタッフ

          ①それはOSARTから始まった

           国際原子力機関(IAEA)運転安全評価チーム(OSART)による査察は、1992年3月22日から4月10日の期間、東京電力福島第二原子力発電所において、日本国内で初めて実施された。  前年の1991年10月に東京電力 総務部長より連絡があり『専門的な対応は技術部門が行うが、それ以外のロジ関係については総務部が担当することになり、準備に取り掛かり始めた。相談したい。』とのことだった。総務部長が新エネルギー財団に出向している際に我々の存在を知り、今回の協力依頼に至ったようだ。

          ①それはOSARTから始まった

          ある新任課長への余談 ④ 情報共有

          笑い声を立てる生物はゴリラやチンパンジーなど類人猿しかいない。 ゴリラは言葉を使うわけではないのに、10頭前後の群れが1つの生き物のように動く。僕はこれを「共鳴集団」と呼んでいる。ゴリラやチンパンジーといった霊長類の生態を研究してきた京都大学霊長類研究所の山極寿一教授の言葉です。 共鳴集団 人間の集団規模とコミュニケーションの関係について山極氏はこう定義する。10~15人は言葉を交わさずに意思疎通できる「共鳴集団」だ。サッカーやラグビーのチームが相当する。ゴリラの平均的な群れ

          ある新任課長への余談 ④ 情報共有