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秋休みの日記~本と共に車中泊旅~

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計画ができない

計画ができない

移動につかれた

登山の疲れが運転に響く。国道を走っているため、勝手に休めない。車の量も格段に増えているし、困った。

無計画性を楽しめるのはいいけど、無計画で被るしんどさは無くしたい。(当たり前)

無計画の心地よさに振り切ったツケが回ってきただけで、ある程度ツケがわかることは承知済みで、とにかくたくさん走ることになることは覚悟してた。

ただ、そのツケが予想を上回った。(見積もりの甘さよ…)

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あたたかいひと

あたたかいひと

そろそろ千葉に向かう必要があるのでなんとやく東に向かった。そこそこな街で、必要なものは何度も手に入りそうなところだった。

だが、交通量と人々の暮らしのスピードが自分の今の心情とはかけ離れていて、早く街を出たいという思いが込み上げてくる。

それでも、せっかく街に出たので大手の本屋さんに行ってみた。新調するため。

店内のBGMや「本屋大賞」とか「ナツといえば」みたいないろんな宣伝が、求めてないの

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ひとりでいたい

ひとりでいたい

湧き水の町から尾瀬へ

人の賑わいがある沼田の中心から山をあがると、湧き水の町が現れる。

車中泊生活はどこにでもいけるから、必要なものを調達するのはたやすい。だけど、足りないと思ったところから新しい発見が生まれる楽しさがあるから極力買い物をしたくない。

なので、お水を自然からもらえるのは大変ありがたい。おいしいごはんが炊けることを想像して喜ばしい。

水の町までいくと、尾瀬が近いことをGoog

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そばにいてほしい

そばにいてほしい

センスオブワンダーでばちばちに感性が冴えたのか、散歩がとっても楽しかった。

(本にすぐに影響されがち。)

道の駅を出たら大きな川が流れていて、川沿いの遊歩道を一時間くらい歩くことができた。

諏訪峡っていう名所らしい。

遊歩道は川を見下ろすことも、渡ることも、近づくこともあった。

川の音が大きくなったり、色が緑だったり青かったり。崩れた岩が今にも落ちそうに上手く挟まってたり。

目、肌に触

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ファンタジーを邪魔するな

ファンタジーを邪魔するな

昨日花火大会でで会ったヨットマンに「柏崎までついて行かせてください」ってお願いした。

「いいよ。明日の朝8時ごろ出航するから。」って言ってくれた。

今朝、7:50に港に着いた。ここから秋休みが始まると思い、急いで荷物をカバンに詰めて、意気揚々と向かった。

船は無かった。もう出航していた。海や風の様子で早めに出航することを決めたのかな。

落ち込んだけど、降って湧いたような話だったし、振り出し

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死は利他か

死は利他か

フェリーで本を読もうと思ったら、仕事が舞い込んできた、残念。フェリーで本を開いて15分くらいでうとうとするっていうのがいつものパターンなんだけどな。

船を降りて車に乗ってたくさん走り、群馬県の水上に着いた。小さめのうねうね道に安心する。

暗い山道で安心するのは、佐渡暮らしのおかげ。

佐渡の本屋「ニカラ」

◾︎◾︎◾︎
センス・オブ・ワンダー(レイチェル・カーソン)

佐渡の家の近くに「ni

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休み取ったらふしあわせになった

休み取ったらふしあわせになった

秋休みをとった

半年弱のプロジェクトが終わったので、次のプロジェクトに入る前にお休みをもらった。

この頃、山で隠居する老人の暮らしを夢想していた。山が特段好きでもないのに、この想像が止められない。

まものコーチングによって、今一番欲しているのは「休み」であることに気づかされた。

そして、特段の目的を持たない、休みを目的として、休みを取ろうと決めた。

プロジェクトの最後三日間くらいはバッフ

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現代だから軽快に生きる

現代だから軽快に生きる

今日は佐渡で一番大きな花火大会。それが開催される場所は商人の町であり、北前船の町でもある。

北海道に向かう船乗りたちを激励し、盛大に送り出すための祭り。朝から踊ったり歌ったり、様々な神事が行われる。

そんな町のムードとは裏腹に、勝手に秋めいてしまった自分は花火大会まではしっぽりしようとYogiboにすがる。

図書館から借りてた積読本の中から開いたのは、薄めの本。

川端康成は美しい日本語って

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