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宗教系

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#心理学

宗教思想と動物の問題の行方

宗教思想と動物の問題の行方

こんにちは。久しぶりの投稿です。

以前別のブログ用に執筆したけど投稿しなかったものをここに供養しておきます。

人間による動物の搾取について議論するとき、キリスト教が批判の槍玉にあげられることがあります。キリスト教が(旧約聖書の創世物語が)西洋の動物中心主義の原因である、と。これについて、キリスト教を擁護するために反論をしておこうというのが以下の議論です。

noteに投稿するにしては浅学甚だし

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マズローは宗教に対して否定的だが、やはり自己実現と「究極的関心」の追求とは類比しうる。彼の著作の中にも、宗教の体系と人間の自己実現を比べているようなところもある。フロムの言うところの「権威主義的宗教」ではなく、「人道主義的宗教」でありうるのならば宗教は自己実現を助けるのだろう

自己実現とキリスト教

自己実現とキリスト教

こんにちは。

今日はマズローの自己実現論と宗教(特にキリスト教)の関係性について書きたいと思います。
僕は大学の学部生で、卒業論文のテーマはこれで行こうと思ってます笑
先行研究なんて全然みつからなくて困ってます、好き勝手やれるから良いっちゃ良いんですが、、

今回のnoteは卒業論文の準備も兼ねて軽くまとめてみようかなというノリです。

このテーマ、人間性心理学や自己実現の説明で紙面食いそうです

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宗教と心理学の接近という表現をすべきではないと言ったけども、やはり宗教と自己実現は似ていると確信を持って言える。信仰の「S−M−O」モデルにおいて信仰主体と信仰という行為を表してる「S→」は信仰対象である「O」との同一性において語られうる。自己実現もまた同一性の問題と言える。

「O」はB価値の多くを体現しているとも言えるし、また社会的な欲求を満たしてくれる存在であり、自己実現論や欲求階層説と重なりうる。また人格を与えられた神は、また同時にB価値を体現しておりB認識やB愛情を持つ神は、最も「完全な人間性」を体現している、最高度の自己実現者とも言える。