そると

おはよう、世界。

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  • 炭酸ソーダの水荘|交換日記

    • 22本

    世界の終りと平成ノート・ワンダーランド|平成最後の五月雨が降る日、僕らは遺書みたいに濡れて空を見る。これは、僕らが書く交換日記だ。|ツイッターの文章書き達がnoteで描く珠玉のエッセイ集|#交換エッセイ集

最近の記事

心に刻む

祖母が亡くなった。 自身の祖父母の中で最も長生きし、 最も長く過ごし、 最もお世話になり、 最も大好きだった、 そんな祖母だった。 諸事情で、わたしは彼女の葬儀への参列を 控えることとなったのだけれど、 このままでは自分の中で 上手く消化できそうにないと思い、 今感じていることや思い出したことを 言葉にしてみることにした。 そもそもうちの家族は海外転勤などがあり、 親戚と深い付き合いはあまりなかった。 そんな中でも長期休みなどで 1番お世話になったのは彼女だ。 いつも

    • 印象的だった作品2023

      早いもので、今年ももう年末ですね。 もう全然文章力も衰えていますが、とりあえずこれはやっておかねばと 重い腰を上げました。 ではいきます。 印象的だった作品2023。 あくまで今年わたしが個人的によく触れたとか 印象に残ったとか、そんな作品たちを羅列します。 順不同です。 ◾️book 海賊と呼ばれた男(上)(下)/百田尚樹 下鴨アンティーク-アリスと紫式部-/白川紺子 まほろ駅前番外地/三浦しをん 卒業タイムリミット/辻堂ゆめ 他に好きな人がいるから/白河三兎 キリエ

      • 印象的だった作品2022

        さて、今年もまとめます。 印象的だった作品たち。 あくまで今年わたしが 個人的によく触れたとか、 強く印象に残ったとか、 そんな作品たちです。 順不同です。 ■book 図南の翼/小野不由美 かがみの孤城/辻村深月 ビブリア古書堂の事件手帖~栞子さんと奇妙な客人たち~/三上延 永遠の0/百田尚樹 ハケンアニメ!/辻村深月 県庁おもてなし課/有川浩 東京會舘とわたし/辻村深月 転職の思考法/北野唯我 母性/湊かなえ ■movie すずめの戸締まり 母性 ファンタスティック

        • 2021年振り返り

          この2021年について、改めて振り返ってみる。 いろいろと考えたけれど ざっくりまとめるとこんな1年だったかと。 ①仕事での挑戦 ②お金の管理 ③住空間を心地よく ④心を豊かにするお金と時間の使い方 順番に自分の中で振り返りをば。 ①仕事での挑戦 仕事では、色々と挑戦させてもらった1年だった。 今いる部署は、専門的知識を用いて 対外的に関わっていくような、 学術的な雰囲気の場所。 私はその中でも最も経歴が浅く、 元いた部署とも業務内容が大きく異なっていて、 端的に言う

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        • 炭酸ソーダの水荘|交換日記
          22本

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          印象的だった作品2021

          2021年のまとめ第2弾は 印象的だった作品2021、です。 これは毎年Twitterであげてるけれど、 今年はnoteにも記していこうかなと。 なお、これは各作品の発表年などは関係なく、 あくまでわたしが個人的に 今年気に入ったものであり、順不同です。 では、どうぞ。 ■book 風の万里 黎明の空/小野不由美 後宮の烏/白川紺子 閉鎖病棟/帚木蓬生 烏百花/阿部智里 お金は寝かせて増やしなさい/水瀬ケンイチ ■movie シン・エヴァンゲリオン劇場版 竜とそばかす

          印象的だった作品2021

          買ってよかった2021

          お久しぶりです。 1年のまとめということで、いくつか記事を 投稿してゆきたい所存。 まずは買ってよかったものの記録から。 画像は各所のホームページよりお借りしてます。 ①Amazon Fire Stick 今年に入ってYouTubeやドラマ、アニメを よく観るようになって、購入。 Amazonプライム会員の人はアマプラも 勿論観ることができるし、 そうでなくとも自宅のテレビで気軽に YouTubeやTVerなど無料で動画を 観ることができるのも最高。 今まではスマホで

          買ってよかった2021

          2021.05.22

          こんにちは、そるとです。 相変わらずの日々ですが、 少しずつ、休みの日の過ごし方への 満足度が高まってきたので、 忘れないように記しておきたいと思い noteを開きました。 昔は、特に前の部署に所属していた頃は 仕事が凄まじく忙しかったので 休日にも仕事をしたりしていて、 そのほかには眠るか、買い物か、 みたいなことをしながら せかせかと過ぎていくことも多かったし 夕方までだらけてしまって 後悔することも多かった。 去年部署の異動があったことをきっかけに、 生活が劇的に

          2021.05.22

          2020年振り返り

          noteではとってもお久しぶりです。 そるとです。 2020年は変化の年だったので 記録しておきたいなとおもって 久々に開いてみた次第です。 まあ、誰に宛てるでもなく ただ自分用の記録なので、 恐らく無駄に長く無意味なものになるかと。 つまり、別に読まなくて大丈夫です。 ✱ さて、2020年の出来事といえば 10人中10人が新型コロナウイルスについて 挙げるのではないでしょうか。 まあ、そうですよね。 実際、世の中がこんなに変わるなんて 想像もしていなかった。 もしか

          2020年振り返り

          2018年振り返り

          いつの間にやら年の瀬、大晦日ですね。 一年、早いものです。 完全に自己満足ですが、一年の振り返りを、 簡単に、ここに書き留めておこうと思います。 【1月】 ・初日の出を見に行く ・マンションの一室にある神社にお参り(衝撃でした) ・1/3仕事始め ・星降ル森@日本橋 ・スマホゲーム「CARAVAN STORIES」にはまる ・美味しいもつ鍋会 ・青藤スイさん個展 ・映画「勝手にふるえてろ」(よかった) ・雪の中近所を散策する ・3markets[ ]風間さんの弾き語りライ

          2018年振り返り

          いきてゆく

          さてさて、半ば予想通り、日記じみたものは続かないもので。だからつまり、残りの夏休みについては心の中に留めておくことにする。 唐突に、生きてゆくことへの気力がなくなる。そんなことを幾度も繰り返してきた。 僕はどうしたらいいの。生きたくないのに生きるの。やめることはできないの。勇気がないだけなの。ねえどうしたらいいの、ねえ、ねえ。 そんなどうしようもない言葉をひたすらに繰り返して、声にならずに、消える。 わたしはいつだって幸せなのに。恵まれているのだから。わたしはこれっぽ

          いきてゆく

          雨降る夏のはじまり

          私事ではあるけれど、7月7日土曜日から7月16日月曜日まで、実は夏季休暇をとっていた。というか、とっている最中である。弊社では7~9月の間の任意の3日間で、夏季休暇を取得できる。そのためカレンダー通りの休みが与えられている部署は、週末と繋げて、時には有給休暇も取得して、長期休暇を過ごす人たちもそれなりにいる。 個人的にはそんなに長い休暇は要らなくて、可能なら小分けにして取得したいと思っているのだが、私が所属している部署では、普段有給休暇をほとんど取得できない代わりみたいに、強

          雨降る夏のはじまり

          あの頃の日常はもう日常ではない

          毎朝6時10分に起きて、朝ごはんを食べた。 近所の子どもたちで編成された班で、7時5分に集合した。 集合場所は、私たち姉妹の家の前。 4kmの道のりを、1時間かけて通学した。 通学路には田んぼと畑ばかりが広がっていて、小学校に着くまでに通過する信号は3つだった。 夏休み、飼育当番で夏休み中に学校に行くのは、何故だかそれほど億劫ではなくて、帰り道は、近道と称して涼しい竹薮を通って帰った。 冬の登校時には決まって地面が凍っていて、滑りながら歩いたりした。 けれどもよく考えたら、

          あの頃の日常はもう日常ではない

          交換日記2(2)宝石の涙

          <2週目のお題「宝石の」> 哀しくて、泣いた。 あなたのように涙は流れなかったけれど。 ころころと転がって、地面に落ちた粒。 拾い上げたそれは、情けないほどに美しかった。 それはどこか、あなたの吐いた花に似ていて、 だからつまり、 哀しさが美しさに昇華される様が、 酷く、切ないのだった。 防衛機制の一つである、“昇華”という言葉。 社会的に実現不可能な、反社会的な欲求を、別の、より高度な、或いはより社会的な欲求に目を向けて実現させ、自己実現をはかること。 つまるところ私

          交換日記2(2)宝石の涙

          交換日記 (2) 世界の終りと君と夕焼け

          <1周目のお題:世界の終りと> 「明日世界が終わるなら、あなたはどうする?」 実にありふれた、もしも話の定番。あの頃の私は、「会いたい人に会いにゆく」と答えていた。会いたい人ってなんだ。そもそもそんな行動力なんて持ち合わせていないだろう。今でこそそんなことを言いたくなってしまうけれど、当時まだ夢見るロマンチスト思考を抱えていた私は、平然とそんな答えを口にしていた。 人との関係を深めるたびに終わりを恐れてしまうのは、この世界が終わらないからだ。誰かとの関係

          交換日記 (2) 世界の終りと君と夕焼け