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すべて○○のせいだ!自責思考と他責思考| メンタルクエスト冒険の書#7 見えない敵③

「すべて自分のせいだ…」

「いやいや、そんなことないよ。
 君のせいじゃないよ」

そんなやり取りが起こる
「すべてを自分のせい」にする思考の癖。

これこそが見えない敵だった!

✅この記事はこんな人におすすめ
・何でも自分のせいにして落ち込みがちな人
・異常なまでに責任感が強すぎてしまう人
・他人のせいでうまくいかないことが多い人

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


あらすじとメンタルクエスト全体像

メンタルクエストは、
「人生ハードモードからの脱出方法を
 まるでRPGゲームの冒険を進めるように
 わかりやすく解説してくれている本。」

悟りの書級のインパクトを
与えてくれた本なので、

勝手に
『メンタルクエストの書』
呼ばせてもらっている。

そして、
このメンタルクエストの書を使って、
「自分の人生のクエスト」を攻略し、

生きづらさから脱出していく様子を
noteに冒険の書として
記録していくことにした。

・ ・ ・ ・ ・ ・

生きづらさを感じる
ハードモードな闇の世界を抜け出し、

生きやすく安心できる世界へ
たどり着くプロセスはシンプル。

まず「自分」「世界」「敵」を知り、
そして、その上で「攻略法」となる
キーアイテムを入手して冒険していく。


メンタルクエストの書では、
明確にステージ分けされている。

Stage1 ▶ 人生ハードモードの世界のメカニズム
Stege2 ▶ 自分というキャラクターを知る
Stage3 ▶ 頭に巣食う「見えない敵」
Stege4 ▶ 実践編。攻略のヒントとキーアイテム

MQ全体像


前回は、
うじうじくよくよさせる
見えない敵との死闘編を書いた。

今回は、
「すべて○○なせい」にする
見えない敵について。

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・


自責思考と他責思考とは?

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自責思考とは、
「すべて自分のせいだ…」
と考えてしまう思考のクセ。


他責思考とは、
「すべて他人のせいだ!」
と考えてしまう思考のクセ。


ネガティブな出来事に対して、

自分の責任ではないのに
「すべて自分のせい」
だと
落ち込んでしまったり、


逆に、
自分のことは棚に上げて
「全部あいつのせいだ!」

他人を責めてしまったりする。


ひとそれぞれ
どちらかの傾向があると思う。

他責思考か、自責思考か。


どっちであったとしても、
この思考パターンに陥る原因は同じ。


それは
「責任の範囲」が
あやふやになっているから。


責任の範囲と境界線

「すべて自分のせいだ…」
「すべてあんたのせいだ!」
となる原因は、

「自分の責任」と「他人の責任」の
範囲があいまいになっているから
だと
メンタルクエストの書には記されている。

わかりやすい概念として
「境界線」という概念で説明してくれている。

境界線とは
自分の責任がどこまでで、
どこまでは責任を負うべきではないかのライン

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同じことを言っているのが
アドラー心理学の「課題の分離」

そのわかりやすい例は、
嫌われる勇気の本で出てくる

「勉強をしない子供」と
「それに頭をかかえる親」の関係性


子供が全然勉強しないことは、誰の課題か?

親が「自分の育て方が悪いせいだ」と
自分のせいにして「親の課題」だと
捉えてしまうことがあるかもしれないが、

アドラー心理学的には、
これは「子供の課題」。


アドラー心理学の課題の分離では、

「その選択をしたときの結末を
 最終的に引き受けるのは誰か?」

で、誰の課題なのかを判断する。


勉強をしない選択をした結末は
子供が引き受けるから子供の課題

という判断になる。


対人関係でおこる
「あいつのせいだ」
「自分のせいだ」の境界線は
これでだいたい引くことができる。



巨石と手荷物

メンタルクエストの書の中で
もうひとつわかりやすいと思ったのが

巨石
手荷物の概念。

これはバウンダリーズという本から引用されている概念。

✅「Burden」は「過剰な重荷」。
私たちを押し潰すほどの巨大な石のような困難や惨事、危機
自分だけでは到底背負いきれないものであり、乗り越えるには他者の援助が不可欠。
✅「Load」は「日々の労苦」。
誰もが行わなくてはいけない毎日の日課や自分の責任の範囲で背負うべき面倒事のことで、ナップザックに入る手荷物のようなもの。
自分自身の感情や態度、言動によって生ずる責任のこと。


自責思考の人は、
巨石も手荷物も
ぜんぶ自分で抱えてしまう人。


他責思考の人は、
逆に巨石も手荷物も
ぜんぶ人に持たせてしまう人。


境界線を上手にひいて人生のコントロール感を確保するためには、自分の人生に現れる困難を「Burden(巨石)」「Load(手荷物)」に分けることが重要

とメンタルクエストの書には書かれている。


よし実践だ。境界線を意識して自責思考をやわらげる

自分はやや自責思考が強め。

自分の責任の範囲外のことでも
自分のせいにしてしまうことも多く、
無駄にシュンとしてしまうことが多々ある。


そこで、シュンとしたときには、
一呼吸ついて

こう自分に問いかけることにした。

「これは手荷物?巨石?」
「これはホントに自分の責任?」

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すると、
「これは自分でどうにかできる
 レベルの問題じゃないよな」とか、


「コレは一人じゃ、
 どうにもできないことかもしれないな」

ということに、

落ち着いて考えると
気づけるようになった。

そうすると、以前ほど
自分を責めることが少なくなり、
スッと気持ちが軽くなることが多くなった。



じゃあ、
素直にすぐに人に頼れるようになったか?
というと、それはまた別問題。

いきなりはできなくても
まずは、普段から境界線を意識することで

「今、自分ひとりでは
 どうにもできない巨石」に
 ぶつかっていることを認識できる。

そしてその後、
「どうにもできないなら人に頼る」
という選択肢がひとつ増える。

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その選択肢を取れるかどうかは、
もう一歩進む必要があるけれど、

自分のような
人にお願いをしたり
頼るのが下手な人は、

まず人に頼るという選択肢を
ひとつ増やすところから
スタートするといいのかもしれない。


すぐにその選択肢を選択できなくても、
何度も頭の片隅に
出てくるようになったら

そのうちその選択肢を選ぶことが
できるようになるかもしれない。


この本を読んで、
境界線を意識するようになってから、

今までは、何でもかんでも
一人ですべて解決しようと
無意識に思っていたのが、


人に頼る選択肢もあるよな…と
ふっと頭に浮かぶようになってきたので
ちょっと前進している感じはする。


まとめ

ぜんぶを自分のせいにしない。
ぜんぶを他人のせいにしない。

✅自責思考・他責思考をなくすには、
起きた出来事の「責任の境界線」を
引けるようになることがポイント。


普段から課題に対して
「これは巨石?手荷物?」と考えてみて、
手荷物だったらサクッと自分で持って、
もし巨石だったら誠実に人にたよろう。

人に頼るのが苦手なら、
人に頼るという選択肢を
頭に浮かべるところからスタートして、
少しづつ上手に人に頼れるようになろう。


そう考えたら、
いつもより気が楽になってきたなぁ
と思える今日このごろ。

冒険はまだまだ続きそうだ。


ここまでの冒険を記録しますか?

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おお 神よ!
この者たちに ひとときの 
休息を あたえたまえ!


■ほかに ご用は おありかな?

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