NO RULES~自由と責任~
久しぶりの投稿となってしまいましたが私にしては良く続いている方なのでお許しください。今回も3分読書的に要点だけ書こうかと思ったのですが、個人的にこの本から学べることが3分で要約できるほど甘くねぇ!と感じたので1つのトピックに絞って解説を述べていきたいと思います。
1|面と向かって言えることしか口にしない
Netflixでは思ったことを正直に口にする人を大切にする。実社会では思ったことを口にする人は孤立しがちだがNetflixでは組織や立場の壁を越えて建設的なフィードバックを行うことを奨励している。むしろ陰口や軽口をたたくこと人には「それ相手に伝えたらどんな反応してた?」と伝えた前提の問いを行うそうだ。
またNetflixでは新入社員からフィードバックについての理解を深めるための研修まであり、4Aというガイドラインまである。
2|帰属のシグナル
私はこの組織文化が多くの組織に必要だと感じた。
【概要】
フィードバックをされた人はフィードバックをしてくれた人に感謝し、時には多くの人の前で称賛する。つまりシグナルを送るのだ。
「フィードバックをされた人はフィードバックをしてくれた人に感謝する」とてつもなく当たり前で重要性が感じられないかもしれない。
私自身、フィードバックを行う際に正直に伝えると言葉が強くなってしまうことがある。そうすると中には委縮して主体性を失う人がいる。だからといって主体性を守るために言わないようになるとチームはコミュニケーション不全に陥る。しかしこの文化のようにフィードバックをしたときに ”あっちょっと言葉強かったかも” などと思ったときに相手から感謝されるとどれほど気が楽になるだろうか。フィードバックをされたら相手も「勇気」をもって伝えてくれたことを理解してそれを伝えることを意識しよう。
昨今、ハラスメントなどで上の立場の人も言葉に気を使うことも多いだろう。しかしすべて肯定してやっていけるほど甘くはない、否定した時にこの文化があればトラブルが起きることはなくなるのではないだろうか。ぜひ組織を持つ人がいたらやってみてほしい。
3|個人的な話
私がこの本を手に取ったのは、もちろん巷で話題になっていたからというのもあるが色々な組織で活動をしてみてルールがない組織がどうやって機能しているのか知りたかったからだ。
次になぜ今回「率直な組織について」を記事にしたかというと、同じ学生と活動をした際に私は善意で建設的な否定をしているつもりでも相手にとっては責められているように感じていると耳にした。その後言葉を気を付けるようになり、最終的には言葉を発するのが億劫になった。しかしこの本を読んでからそうならないための組織づくりが存在することを知り、多くのことを学んだ。またこの話は社会人でも共通してみられる現象だとわかり本書の内容が役に立つのではと思ったから記事にした。
この本は本当に素晴らしくビジネスに関わる人なら読むべき1冊だと感じた。率直な組織のつくり方以外にもたくさんの学びが詰まっている。私には1円も入らないがぜひ読んでみてほしい。
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ではまた!
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