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Vol24 知らなかった!「空き家バンクの盲点④」購入金額よりも修理費用!

空き家の状態はHPだけでは良く解りません。そこで、自治体の「空き家バンク」から空き家を購入するとき、失敗をしない注意点について書いてみました。

こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの17年間の活動、2000組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
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1⃣  「空き家バンク」の盲点をお伝えする理由

 
  2017年「空き家相談士」の資格を取得。
(一社)リアンをの創立に参加し、空き家の有効活用に取り組みました。
そして「空き家と移住希望者のマッチング事業」をスタートし、自治体が運営する「空き家バンク」を活用し、これまでに300件近くのマッチングに成功をしました。

しかし、自治体の運営する「空き家バンク」では、トラブルにつながった事例も多くあります。
そこで、私のこれまでの経験から、「空き家バンク」の活用時の盲点として、注意していただきたいポイントをお伝えしていきます。
これまでに、聞いたこともない、目から鱗のような事案もあるかもしれません。

2⃣「購入金額」よりも「修理費用」



「空き家バンク」の物件は割安と言われています。
しかし、決して安価な買い物ではありません。
よって、購入金額は誰もが気になりますが、購入金額だけで物件を判断するのは間違いです。

多くの自治体の「空き家バンク」は、不動産業者が仲介していないことから、物件の正式な評価が行われていません。
また、物件の管理もあまりされていません。
放置期間の長い物件も多くあります。
当然、リスクが高い物件ですので、ある程度の修理費を考えなくてはいけません。

3⃣ 修理費は自分で判断



よく、修理費について問い合わせがあります。
しかし、この修理費に回答はできません。
なぜならば、「どこまで修理をするのか?」は個人によって異なるからです。
例えば、修理ポイントとして多いのが「キッチンシンク」です。
空き家のキッチンシンクは、錆や汚れがひどくなっています。
女性ならば絶対に使いたくないと思いますが、男性なら「このままで良い」と判断しがちです。
ですから、修理費は自分の目で確かめて、自分で判断をしなくてはいけません。

4⃣ 目に見えない、修理費が怖い

物件を内覧し、ある程度の修理費を見極めて、購入したとしても、まだまだ目には見えないリスクが潜んでいます。
トイレを和式から洋式に変更した。
お風呂をユニットバスに変更した。
屋根や壁の修理。床の張替え等、これらは目に見える修理になります。
このあたりは、素人でも内覧をすれば気づきます。

しかし、一定の修理も完了し、引っ越してみると、いろいろなトラブルに見舞われたりします。

多いのは、ボイラーやガスコンロの故障ですね。
「最初は動いていたが、3日で動かなくなった」
「水道が水漏れを起こしていた」
「数日後に、排水溝が詰まったり、悪臭がでてきた」
「テレビの受信がわるく、アンテナの交換が必要になった」
「シロアリが発見された」などなど。
事例をあげればきりがありません。

「空き家バンク」のなかでも、管理されていない物件は、修理費用が購入費用を上回ることも珍しくありません。
こうしたリスクを減らすのであれば、内覧時に建築に詳しい知人などに立ち会っていただくことをおススメします。

自治体に専門家の立ち合いを求める人がおられますが、これは自分で準備をすべき問題です。
自治体や所有者に悪い印象を与えてしまいますので注意をしましょう。


5⃣ TOPの画像

最後に私のおススメ移住地をご紹介します。

石川県金沢市近江市場

北陸一の都市、金沢市といえばお城や兼六園が有名ですが、やはり私のおススメは「近江市場」(通称:おみちょ)ですね。

まさに金沢市民の台所として、約300年の歴史があります。
ここの市場の活気は、最高ですよね。
行くだけで、楽しくなり、元気をもらえます。
長野や新潟のスキーの帰りに、いつも近江市場に立ち寄って、蟹を買って帰りました。
蟹を買うと、イクラはいつもオマケでもらえましたね。
近江市場でおいしいものを食べて、兼六園の庭園を散歩。
そんな暮らしも最高ですよね。

最後まで読んでいただき有難うございました。
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移住専門FP「移住プランナー」として活動をしています。これまで18年間2500組以上の移住相談に対応をしてきました。ここでは、私の経験からお役に立てる情報を日常的に綴っていきます。「移住」という夢の実現にお役に立てればうれしいです。大阪出身、北海道と鹿児島の3拠点生活中。