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頼まれた仕事は自分の可能性を広げるチャンス!

仕事は断らないようにしよう

仕事は断らない、というのは、私のリポーター時代からのモットーです。もちろん自分のポリシーに合った仕事に関してですが、どんな仕事でも自分に依頼がくること自体が何かのチャンスです。

声をかけてくれた人は、大勢いる人の中からせっかく私を選んでくれたのですから、それを断るのはおこがましいと思っています。たとえそれが「そんな仕事が私に勤まるだろうか…」と思うような高度な技術を必要とする仕事でも、相手は「井垣ならできるだろう」と思って依頼してくれたのです。

その期待に応えるべく、「はい!ありがとうございます。ぜひ、やらせてください」と即答する。その前向きな挑戦が自分の可能性を広げます。

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もし、頼まれた仕事に自信がなかったら…?

それでも自分の知識や仕事のレベルに一抹の不安を感じるのなら、実際に仕事が始まるまでに、不安要素を解消できるようにしっかり勉強して自分の実力をレベルアップして、不足を補えるような準備をすればよいのです。

私は二十代後半に、もう一度「話す仕事」でやっていこうと決意してフリーアナウンサーに戻り、講演会や結婚披露宴の司会などを数年していました。

そのころ、28歳で初めて経験した子供向けイベントは、野外での「ゲームキャラクターの着ぐるみショー」の司会でした。

子供ショーは、普通は二十代の新人司会者がやる仕事ですが、私は一人暮らしで、一本でも多く仕事をしなければ生活できません。また、ベテランアナウンサーのように、仕事を選べる立場でもありませんから、いただける依頼はどの仕事も喜んで引き受けました。

真剣な下調べと勉強は、子供たちの心にもしっかり伝わる

早速そのゲームの本を買って、登場するキャラクターについて猛勉強しました。そこで「子供ショーだから、ちゃんとしゃべれなくても適当にノリでやっていればいいや」とナメてかかったら、そのよこしまな心は純粋な子供たちにすぐ見破られてしまうからです。

ショーの当日は、「この日を心待ちにしてきたみんなと本当に同じ気持ちでやろう!!」と思って臨み、子供たちも親御さんも笑顔いっぱいで、ものすごい盛り上がって、最高に楽しいショーになりました。

司会時代

チャレンジすることで、自分の得意不得意もわかってくる

そうやって、子供ショーからコンサート、堅い講演会の司会までさまざまなイベントの仕事を経験させていただいたおかげで、私はどんな年齢層のお客様にも対応できる話す力が身につきました。その結果、「私は講演会の司会が一番得意で、ナレーションはあまり得意でない」といういふうに、自分の向き不向きもわかるようになりました。

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チャレンジすることで人生が変わる…?!

仕事以外でも「依頼されたら即、引き受ける」ことで、周囲からの評価を高めたユニークな生徒さんがいます。普段はとてもおとなしい彼女が、ある日、職場の歓迎会の進行役を頼まれ、「人前での話すの、苦手なのにな…」と思いつつ思い切って引き受けたそうです。

今までの彼女なら、そんな役目を引き受けるなんて「ありえなかった」そうですが、私が提案している「仕事は断らない」「はいと即答する」を実践したのです。実際にやってみると楽しくなってきて、次は宴会の司会を頼まれ、やがて忘年会の幹事を引き受けるようになりました。そしてそのことが意外にも、仕事の発展につながったのです。

もとは事務職のとても控えめだった彼女は、「はい!」と返事をするうちに任される内容が少しずつ変わり、今や10人ほどの後輩を指導する教育係になったのです。「人の向き不向きって、本当にわからないものです」と、彼女はイキイキとした笑顔を見せてくれました。

どんなことも経験してみなければ、それが自分に適しているのかどうかさえわかりません。また、知識として「知っている」ことと実際に「できている」ことは似ているようでまったく違います。

自分にできること、そして自分の個性が本当に生かせることはなんなのかを知るためにも、チャンスがきたらまず「はい!」と即答してやってみることが大切です。

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最初は「広く浅く」でもOK!チャレンジしてみよう!

よく、「広く浅くいろんなことができるより、専門分野を持ったほうがいい」と言われますが、それは、実際に挑戦してさまざまな経験を重ねる中で、自分の「得意・不得意」「好き・嫌い」を知った後に初めてわかるものです。運よく、最初に経験した仕事がとても自分に合っていたとしても、次に訪れる新しいチャンスを断るのは自分の可能性を狭めることになります。

例えばイベントの司会でも、子供との接し方が上手で、子供ショーが得意なアナウンサーが、「私は子供ショー専門」だからといって「子供ショーが得意な自分」にこだわりすぎると、視野が狭まり自分の能力開発が十分にできないまま、子供ショーしか経験しないでキャリアを終えることもありえます。

でも、どんな仕事も「可能性を広げるチャンス」ととらえ、断らずに挑戦していけば、そのつど努力して新しい努力して新しい分野について勉強するので、どんどん仕事力が高まるのです。仕事力を身につけ、得意分野を深めるためにも、誰かに何かを頼まれたら「はい!」と即答して引き受けましょう


⏬プロフィール 井垣利英(いがきとしえ)☆マナー嫌いだった私が、マナー講師になるまで

⏬人材教育家、マナー講師。井垣利英(いがきとしえ)【私の仕事】プロとして大切なこと

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