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働くことは、自分や誰かの幸せに繋がっていく

学生と社会人の違いを意識して楽しもう

ところで、学生と社会人の一番の違いはなんだと思いますか?極論すると、学校にお金を払って勉強をしに行くのが学生で、組織(会社)からお金(お給料)をもらって勉強をさせてもらえるのが社会人です。

どんな仕事も、その仕事を通して人との出会いがあり、いろんな場所に行けたり、さまざまな経験をしたりすることができます。それはその仕事をしていなければできない経験で、会社はあなたの人間性を磨き、人生経験を豊かにしてくれるばかりでなく、賃金という形で生活を支えてもくれます。

そしてあなたが会社で実力をつけて仕事力が発揮できるようになったとき、仕事の醍醐味を味わえるのも、それまでの会社の実績があるからです。創業者が会社を立ち上げ、あなたの大先輩たちがお取引、お客様との関係を一つずつ築いてくれた実績が会社の業績や信頼をつくっています。

あなたは入社した時点からそれをベースに仕事ができているのです。というふうに、自分がどれだけたくさんの人たちのおかげでお給料をもらえているのかを考えると、きりがないほどです。

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不満を考える前にありがたさも感じてみよう

働きたくてもなかなか仕事に就けなかったり、勤めていた会社がなくなってしまったりする人たちが大勢いることを考えても、自分を受け入れてくれる会社があり、そこで仕事ができてお給料をもらえることがどれだけ幸せなことなのかがわかりますよね。あなたが今、会社に不満を感じているなら、もしこの瞬間に、あなたが会社をクビになり、やらせてもらっている仕事がすべてなくなったら…と考えてみてください。

新入社員の場合はその関係性がより顕著で、会社は、新卒で入ってきてまだ何もできないあなたを採用してくれた上に、お給料を払って「仕事ができる人」に育ててくれます。しかも、大卒新入社員が入社後3年で辞めた場合、採用費や教育費、そのほか諸費用の概算で、会社の損失は一人あたり約千五百万円にのぼるといいますから、会社はそんなリスクを背負ってまであなたに「投資」してくれていることになります。

不平等な現実を自分の力で変えていこう

「会社で働ける」ということをよく考えると、もうありがたいことだらけなのです。その恩に報いるためにも、新人のみなさんは一日も早く、それぞれのポジションで力を発揮する「稼げる人」「仕事ができる人」にならないといけませんよね。

仕事の「やりがい」は、あなたの気持ち次第でいくらでも見つかることは、これまでの記事でおわかりいただけたと思います。「つまらない仕事ばかり」「自分を認めてもらえない」という否定的な思考から抜け出せれば、毎日の働いている時間がやりがいのあるものに変わります。すると、周囲にも気負わずに喜怒哀楽が出せるようになり、よい方向に歯車が回ります。

仕事に対する気持ち、取り組む姿勢をプラスにし、不平等な現実を、都合がいいカタチに自分の力で変えていくことが「仕事ができる人」になる道のスタートなのです。

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会社で働く=社会に貢献すること

「働ける幸せ」を実感している人ほど、仕事力をつけて責任ある仕事を任せられるようになるのも速いです。「自分は別に、会社のために働いているわけじゃない」と思う人もいるでしょう。でも、あなたがA社で働いてお給料をもらえているのは、A社が世の中から社会的信用を得ているからで、そのA社で働いているからには、自動的に相応の責任があなたの肩にもかかっています。そして会社に貢献することは、イコール社会に貢献することでもあります。

社会貢献というのは、なにもボランティアばかりを指すのではありません。仕事人はしっかり働いて経済を回すことがなによりの社会貢献です。でも、機械的に働くのではなく、「自分の仕事の先に、そのサービスを受ける多くの人たちがいる。この人たちの幸せの役に立っている」と思って取り組むことで、社会に貢献できている意識が高まります。

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自分の仕事の先に誰かの幸せがある

例えば、製薬会社の工場で、手作業で薬の封入をする仕事も、単純作業ととらえるのと、その薬が多くの人の健康を支え、人々を笑顔にしていることを想像して「自分の仕事はたくさんの人の健康の役立っている」と思うのとでは、仕事への取り組み方がまったく変わります。

実際に、私が研修を担当させていただいた奈良県の製薬会社からは、研修後、生産ラインの従業員の皆さんが「仕事へのやりがい」を実感し、笑顔で仕事に取組みはじめたことで「仕事の効率が上がり、家族への思いやりも高まって家族関係までよくなった」という嬉しいご報告をいただいています。

自分の仕事が社会にどう役立っているのかを意識し、仕事に心を込めると働き方が変わります。これは会社の大小や仕事上の立場に関係なく、すべての社会人にあてはまります。あなたの勤務している会社が社会に大きく役立つことで、あなた自身の会社への貢献は、結果として社会に貢献することにつながります。

自分と誰かの笑顔と幸せのために

働くということは、自分のためでもあるけれど、常に誰かの笑顔や幸せのためでもあるのです。

大企業で働いていると、「会社の中で、自分の代わりはいくらでもいる」と思いがちです。でもそうではなくて、大企業にいるからこそ、「自分にしかできない仕事ができる人になろう」と考えてみてはいかがでしょう。「自分の代わりはいくらでもいる」というレベルに自分を落としていけるのは、ほかならぬ自分自身です。

今のあたなが「この作業は誰にでもできる」と思っているとしたら、いつまでたっても、仕事力は伸びません。特に二十代の間にどれだけ仕事力をつけたかによって、三十代以降の仕事のスケールが決まります。

たとえ「自分は大企業の歯車」と感じることがあっても、それは二十代のうちに必要な修行と覚悟して、誰にも負けない努力をしましょう。


⏬プロフィール 井垣利英(いがきとしえ)☆マナー嫌いだった私が、マナー講師になるまで

⏬人材教育家、マナー講師。井垣利英(いがきとしえ)【私の仕事】プロとして大切なこと

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ちょこっとマナー&プラス思考を伝えて、日本中を、明るい笑顔でいっぱいにしたい! 夢と自信をもって、多くの人たちがキラキラ輝いて生きられるように☆ 心が明るく、軽くなる記事、動画をアップし続けます。これからも、 一緒にワクワク笑顔を増やしましょう。ご縁に感謝。