志磨遼平(24)

2005〜2006年のブログ「屑・フロム・ヘル」を復刻連載

志磨遼平(24)

2005〜2006年のブログ「屑・フロム・ヘル」を復刻連載

最近の記事

屑・バック・トゥ・ヘル (ご無沙汰したナ)

ここ一週間のあいだに 起こった 出来事を ここに 記すコトを 僕は控えようと思う なぜなら 悲しんだり 困ったり する人が いるだろうからだ そう、 僕は 人が悲しむような 困るような コトを いくつも しでかしちまったンだ とにかく 僕は 旅に出た (比喩的な「旅」ではなく、実質的な「旅」だよ) そこで 僕は 自分が いかに 屑で 悪魔にすら なりきれない 屑で それゆえに どれだけ 魅力的な人間であるかを 知った わっはっは ジョークでも なんでもねえ 僕は 全く 嫌

    • THE MAN WHO MAKED BY LOVE (私)

      たくさん誕生日プレゼントをもらいました。 次に キミが僕に会ったとき、僕が ステキなサンダルをはいていたら ソレは前田クンのだ うまそうに タバコをふかしていたら ソレはヒロポン君のだ かわいいガムを噛んでいたら ソレはsaeちゃんのだ QJで昔 連載されてた、『村八分 チャー坊・生と死』 のスクラップを読んでいたら ソレはタックンのだ 中原中也の詩を 暗唱してたら ソレはカオちゃんので それにアゲハ蝶型のしおりが挟んであったら 大川さんのだ ワインで酔っ払ってたら ソレは

      • 君には かなわない (GIG)

        雷が鳴って 雨が降ってた夜が ありましたよね 私は一人で (そうだ、一人で) 受話器を持って 泣いてたの ですよね あれから あの夜が まるで全てウソだったような 小春日和が 東京では続いている 僕は なにもなかったように 生活を続けている 君も キットそうだろう しかし モチロン なにもなかったハズはないのだ ロックンロールが ソレを見抜けないハズはないのだ ロックンロールが ソレを見逃すハズがないのだ コレこそ 昨晩の僕らのステージが いつもと ちがった、理由さ。 私は

        • 近況ポエム

          BOY お前はソルジャー GIRL 待ってるからね BOY 生きて帰れ GIRL 守ってあげる BOY 一人の時だけ GIRL 泣いたっていいヮ BOY 友達がいるぜ GIRL あなたしか見えない BOY 約束をしよう GIRL ちがうの、会いにきて BOY 俺についてこい GIRL とても可愛いヮ BOY ビューティフル・ライフ GIRL プリティ・シングス BOY 歩き出せ GIRL 忘れないで BOY お前の涙を GIRL アナタの笑顔を ・・・・・・・・・・・・・・

        屑・バック・トゥ・ヘル (ご無沙汰したナ)

          さよなら ビリー・プレストン (You are so beautiful)

          ビリー・プレストンが死んだ。 ビリー・プレストン。 少し60〜70年代の音楽に興味のある人なら、キット知ってるハズさ。 名前は知らなくったって、彼のプレイをキミはキット聴いたコトがあるだろう。 だってあの、ビートルズの “Let it be” のソロを弾いてるのは、彼だからね。 もしジョージ・ハリスンがスタジオにビリーを連れて行かなければ、ビートルズは『レット・イット・ビー』も『アビイ・ロード』も作らずに解散していたかもしれない。 もしストーンズとビリーが出会ってなければ

          さよなら ビリー・プレストン (You are so beautiful)

          ラブレター for ロックンロール

          ロックンロールてなんなんかの? 今現時刻に世界中で2億人くらいが熱弁しているであろう この命題を 俺もまた コネくり回している 世界のしくみは マネーの価値は ボーイズとガールズの恋の行方は ちくしょう 全てがバカバカしい ロックンロール 私の生業 ロックンロール 私の処世術 ロックンロール 私の大嫌いなモノ ロックンロール 私の全て ロックンロール 愛するキミのDNA ロックンロール ホントはカラッポ ロックンロール 他人とは繋がれないンだって ロックンロール お前にな

          ラブレター for ロックンロール

          ブルースに追いつかれた日(さらば)

          今、とりあえず落ち着こうと 僕は  ハラも減ってないのにカレーを口にかき込んだ 心臓がずっと バクバクいってる 味がわかんない 気が付けば皿はカラッポだった (水を渡しながら) 「あのー、ダイジョウブですか?」 ウン、ありがと、ありがと、オホン、 エー まず こないだGIGが、あったンだよね 新宿紅布 ぼくらは “いつもどおり” ロック・ショウを、やった 間違いなく「毛皮のマリーズ」のショウを、やってのけた そして いつも観ててくれてるネモトさんが終演後 こう言った 「

          ブルースに追いつかれた日(さらば)

          デイドリーム・アフター・ブルーズ

          昨日 ズモッとベッドにもぐりこんで 次に目を開けたら な・な・なんと 今日の夜8時 僕のまばたき一回分で世界は15時間すすむ すると 僕の隣で誰かが寝てる 「おはよう」だって 誰だよ 疲れててなにも覚えてねえョ あら アンタは覚えてなくてもアタシ覚えてるヮ ブルースめ 僕の胸でほおずり カワイコぶんじゃねえ けっとばしてェ ジャイアント馬場みたいにマイク・タイソンみたいに やってやりてぇよ 金がナッシン 仕事もナッシン まず働く気がナッシン ナッシング・トゥ・ルーズ ではな

          デイドリーム・アフター・ブルーズ

          バトル・イン・西船橋 (中間報告)

          世界中のどこよりも速く 今我が家ではあの毛皮のマリーズの0.5stアルバムが爆音で流れている。 いいだらう 世界のどこよりも速く、だで なにせ俺はあの毛皮のマリーズの一員だからな。 なぜ1stではなく 0.5stかと言うと まだ6曲しかミックスが終了してないからョ とりあえず皆さんに中間報告 ミキシングルームは毎夜ピリピリしている 時には作業を中断してバトルする一幕もあった 作品を作るってのは 楽じゃねえんだ そして ミキシングルームは毎夜爆発が起こってる 歴史が改ざんさ

          バトル・イン・西船橋 (中間報告)

          ヤキモキしてる皆さんへのメッセージ

          めんどくさいコトがダイキライだから 色々スッぽかしてココまで来た ホントに約束なんか忘れちゃうし そして携帯電話を持っていないし で、毛皮ハウスには事務的な電報や憤怒の表情のバイト先の店長、などがやってくるコトとなる ゴメンね 僕と生活で関わった皆さん 僕にはもう アナタの声は届かない だってもう 夢の世界に足を半分以上踏み込んじゃってるみたいだから 夢にまで見た 僕はバンドマン 世間が忌み嫌う人間に 僕は昔から成りたかったから では 旧世界の皆さんへ歌を送ります (アナタ

          ヤキモキしてる皆さんへのメッセージ

          私、また無職になる。の巻

          また セカンジョブ(バイト)先に多大なる迷惑をかけてしまった まず 通常業務ができない上に ・レコーディングがもう間に合わない ・大事なGIGもある ・そして三日間かけてのMIX作業が千葉で29、30、31日にある だから来月までもう来れませんし、来月になったらなったでヨコハマで大きなイベントに参加するのでまた休みます。 じゃあ「失礼だけど、君、バカじゃないの? スゴイみんな迷惑してるんだけど」と言われまして えへへ そうです 僕はバカなのですけど 面接の時に「私はバ

          私、また無職になる。の巻

          涙のサンダー労働

          「ところで、あなたは生きていくのに何をしておられるのかな?」 と、先生はコランに問うた。 実は少し風邪気味なンだけど、お金が多少なりとも必要なので(家賃と当面の生活費)セカンジョブに行ってきた。ツアまでにやる、最後の労働。 最後、つってもツアから帰ってくればまた「お金が多少なりとも必要」な空気が僕を取り巻くだろう、ってコトくらいは僕にも容易に想像がつくし、またその頃には新しい待ちぼうけを発見してやり過ごすだろう。 いやいや、言ってるだろ? 22日には初のアンプラグドGI

          涙のサンダー労働

          活字の森から、明日旅立つ準備への移行

          ハア ハア ボウルすりきり一杯の 活字の水に潜っては また顔を出して、 「あと何日?」とやって 「あと一日です」 ほらまた不眠症(過度の期待による) ナニに期待してるんやろう? 今度のツアは、僕に 僕らに ナニをもたらすん? (期待度の高い順から上位3位) 1、全ての退屈・日常の打破(ほぼ奇跡に近いわナ) 2、無意味な興奮と嬌声・罵倒(ステージ上や終演後における) 3、持続性のある興奮的人物・事象との出会い(立身出世か) 今朝 先ほど 「日々の泡」 読了 と共に練

          活字の森から、明日旅立つ準備への移行

          便所セッタ の話。

          私は便所セッタが、スキだ。 「便所スリッパ」や「健康サンダル」とも呼ばれる、アレだよ。 モチロンT.P.O.はわきまえてるつもりなので、パーティー会場やステージでは履かないが、ソレ以外はほとんどセッタで行く。 モチロンGIGやツアーの移動中なんかも、便所セッタだ。 福岡も広島も大阪も京都も神戸も浜松も横浜も、コレで行った。 なんだか、ちょっとソコまで、ってカンジで九州まで来たみたいで、オカシイのだ。 近所のコンビニへ行く感覚で、日本を股にかけるンだ。 便所セッタは、世界は狭

          便所セッタ の話。

          私は今、全てのパフォーマーに問う

          我々のパフォーマンスっていうのは、芸人さんでいう「テンション芸」「スベり芸」みたいなもので、とりあえず爆音でムチャクチャになってはじめて成立する、みたいなトコがありまして。 しかし、それは健康な心身と、ライブハウスに常備の大きな機材、そしてムチャをしても許して下さってるスタッフの方々。があってのパフォーマンスだったコトに今さら気付きました。 で、昨日。メンバー全員体調不良、アンプはいつもより小さい(しかし高級な)借り物。 それに気付いたトコロで、とにかく今はこのシチュエ

          私は今、全てのパフォーマーに問う

          ピートと太郎はかく語りき

          岡本太郎の “エクセ・ホモ” という絵がある。 エクセ・ホモとはラテン語で、「私を見ろ」という意味らしい。キリストさんが言うた言葉だそうだが、そんなのはどうどもいい。 ブワァッ! と、ウギャッ! と、メキメキッ! と、ブシューッ! と、得体の知れん「なにか」が私の中からメキメキと四方八方に伸びてゆく。自己啓示欲ってヤツだ、本能だ! ロックミュージックはこの世で一番潔癖で高純度なコミュニケーションだ。と思う私だからロックミュージックを私は使う、私の提示に。 しかし音の無いロ

          ピートと太郎はかく語りき